※2024年3月26日内容を更新しました!
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
カメラにとって、センサー焼けはまさに天敵のような存在です。
一眼レフ、ミラーレス問わず、多くのデジタルカメラがセンサー焼けの被害に遭い、高額な修理代を払わなければいけない事態が後を絶ちません。
センサー焼けとはその名の通り、カメラの心臓部であるセンサーが焼けてしまう現象です。
本記事ではセンサー焼けの原因や対処法をご紹介します。
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センサー焼けの主な原因は「太陽」
太陽光は想像以上に強力で、カメラのセンサーを焼き焦がしてしまうのです。
特に、太陽を構図に入れた写真撮影では、センサー焼けのリスクが大きく高まります。
カメラを構えてシャッターを押した瞬間、センサーに強烈な光が降り注ぎ、最悪の場合、カメラの故障に繋がる恐れがあります。
逆光写真やシルエット写真を撮るのが好きな方は、注意しなくてはいけません。
コンサートやライブのレーザーでもセンサーは焼ける
日本ではコンサートやライブの撮影が禁止されているため、あまり起こり得ないことと思われがちですが、
実はライブ会場の演出で使われるレーザーによってカメラのセンサーが焼けてしまうことがあります。
レーザーは一点に集中した強力な光であり、カメラのセンサーに直撃すると一瞬で焼き付いてしまう可能性があります。
将来的には車にも注意しなくてはいけない
近年、自動運転技術の発展に伴い、車から発せられる電波の種類や量が劇的に増加しています。
自動ブレーキや自動追従といった便利な機能が搭載される一方で、カメラマンにとって深刻な問題が発生しています。
海外では、自動運転車を撮影していたカメラマンのセンサーが焼損する被害が発生しました。
これは、自動運転車から発せられるレーダー等の電波が原因と推測されています。
将来的に自動運転車が普及した場合、従来のような車の光跡写真を撮影することが困難になる可能性も考えられます。
一眼レフよりミラーレスが危ない
一眼レフと比べるとミラーレスカメラはセンサー焼けしやすいです。
その理由は、カメラの構造の違いにあります。
【カメラの構造の違い】
- 一眼レフカメラは、レンズから入ってきた光をレフ(鏡)に反射させてファインダーに送り、撮影時にのみ光がイメージセンサーに当たります。
- ミラーレスカメラはレフがないため、常に光がイメージセンサーに当たり続けます。太陽光のような強い光を長時間浴び続けると、センサーが過熱し、センサー焼けが発生する可能性が高くなります。
特に、逆光写真を撮影する際は注意が必要です。
ミラーレスをお使いの方は、構図は先に自分の目で決めておいて、撮るのは一瞬にした方が良いと思います。
カメラの電源を切っている時も注意
撮影に行っている時でも、電源を落とした後って油断しやすい。
電源を切っていても、イメージセンサーは晒されていますので、太陽光が当たる場所に置いていると危険です。
ちょっと置いたり、撮るものがない時はレンズキャップを付ける癖を付けておきましょう。
センサー焼けを防ぐために
対策は意外と簡単!
- 太陽光を直接センサーに当てない
- NDフィルターを使って光の強さを軽減する
- 使わない時はレンズキャップをかぶせておく
- 太陽の向きを常にチェックしておく
これらの対策を講じることで、大切なカメラをセンサー焼けから守ることができます。
と言ってもそんな頻繁に起こらない
センサー焼けに気を付けよう!と言っても、そうそう起こる現象ではありません。
よほど悪い条件が揃わないと、センサー焼けは起こらないんです。
しかし、悪い条件が揃ってしまうと、太陽の光はセンサーにとっては一撃必殺!
用心しておくのに越したことはありません。
カメラのセンサー焼けに関するよくある質問
Q1: センサー焼けとは何ですか?
A1: センサー焼けは、カメラのイメージセンサーが直射日光や強力な光源にさらされた結果、ダメージを受けてしまう現象です。この影響で、センサーが正常に機能しなくなる可能性があります。
Q2: センサー焼けの主な原因は何ですか?
A2: 主な原因は太陽光です。特に太陽を直接撮影する際や、逆光での撮影がリスクを高めます。他にもコンサートのレーザー光や、将来的には自動運転車から発せられる電波も原因となる可能性があります。
Q3: 一眼レフとミラーレス、どちらがセンサー焼けしやすいですか?
A3: ミラーレスカメラの方がセンサー焼けしやすい傾向にあります。これは、ミラーレスカメラが光をイメージセンサーに直接当て続ける構造になっているためです。
Q4: センサー焼けを防ぐにはどうしたらいいですか?
A4: センサー焼けを防ぐためには、以下の対策が有効です。
- 太陽光を直接センサーに当てないようにする。
- NDフィルターを使用して光の強さを軽減する。
- 使用しない時はレンズキャップをかぶせておく。
- 太陽の向きを常にチェックしておく。
Q5: カメラがオフの状態でもセンサー焼けは起こりますか?
A5: はい、起こります。電源がオフの状態でも、レンズキャップをしていない限り、光はセンサーに当たるため、センサー焼けのリスクはあります。
Q6: センサー焼けはどのようにして修理できますか?
A6: センサー焼けが起こった場合、大抵の状況ではカメラメーカーによる修理が必要になります。これは高額な修理費用につながることがあるため、予防対策を徹底することが重要です。
Q7: センサー焼けのリスクを高める撮影環境はありますか?
A7: コンサートやライブイベントでのレーザー光線、強い日差しの下での逆光撮影、自動運転技術を持つ車の近くでの撮影などがリスクを高める撮影環境です。
Q8: センサー焼けはどれくらいの頻度で起こりますか?
A8: センサー焼けは非常に稀な現象で、適切な対策を講じていれば発生確率は非常に低くなります。しかし、発生すると修理が困難かつ高額になる場合があるため、予防が重要です。
まとめ
ミラーレスの方がセンサー焼けが起こりやすいとご紹介しましたが、一眼レフの場合はセンサーの代わりにご自身の目がダメージを受ける可能性があります。
ファインダーに入ってくる太陽光は、ほぼ100%そのままです。
レンズを通して太陽を直視している状態と変わりませんので、ファインダー越しに太陽を見るのも危険なんですね。
センサー焼けは、私の周りでは遭遇した人は居ません。
そんなに起こる現象ではありませんが、油断すると一瞬のうちにセンサーを破壊する恐ろしい現象。
写真を撮るときには太陽の向き、またそちらにカメラを向けている時間を気にしましょう!
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