こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
2月3月は梅の花が咲きますね。
春を感じるお花で可愛いですが、いざ撮ろうと思うと案外難しい被写体でもあります。
梅の花を撮るのが難しい理由
動画でも撮影して来ましたので、ぜひご覧ください!
花が密集していないので枝が多く写ってしまう
梅の花を撮るのが難しい理由その1.
花が密集していないので枝が多く写ってしまう
梅の花はあまり密集していません。そして梅の木の枝は細かくて多いので、そのまま撮ってしまうと梅の花より枝の方が多く写ってしまいます。
季節的に背景がイマイチ
梅の花を撮るのが難しい理由その2.
季節的に背景がイマイチ
梅の花が咲く季節は2月ごろ。まだ春とは言えません。
背景に葉っぱや花のないと何か殺風景ですよね。
葉の落ちた木が背景に入ってしまうと、茶色の背景になってしまいますし、新緑でないくすんだ緑の背景になってしまったりします。
1:枝の先端に咲いている梅の花を狙う
まずは何を撮りたいのか明確にするために、枝の先端に咲いている梅の花を探しましょう!
梅の木は枝が細かいので、何も考えずに撮ってしまうと、メインが何なのか分からない散漫な写真になってしまいます。
先端のお花を狙うことで、枝が写りこみにくくなり、スッキリとした写真を撮ることが出来ます。
ポイント
背景にどうしても枝が写りこんでしまう場所では、カメラのF値を低くし背景をぼかして隠してしまいましょう!
2:背景に気を付けて撮ってみる
せっかく綺麗な花を撮りに来ているのなら、背景にも気を配ってみましょう。
晴れの日であればローアングルから、青空を背景にして撮るのが手軽で簡単です!
先端の梅の花を撮っても、背景が汚いとイマイチな写真になりがち。
梅の花が咲く時期は、新緑の季節でもありませんし、他の花も咲いていませんので、背景が茶色やくすんだ緑色になりやすいです。
ポイント
写真を撮りに行くと撮りたい物だけに目が行ってしまいますが、ワンランク上の写真を撮るためには背景にも気を付けてみましょう!
※後述しますが、玉ボケや他の梅の花を背景にするのもおススメです。
3:前ボケを使って撮る
前ボケを使う事で、写真に柔らかさや華やかさを出すことが出来ます。
写したくない背景の枝を、前ボケで隠すことも出来ますね!
4:玉ボケを入れてみよう
前ボケと同じく、玉ボケを入れることで写真を華やかにすることが出来ます。
玉ボケは背景で光が反射している場所、建物の屋根や草の葉っぱなどを、F値を低くすると現れます。
撮りたい梅の花にピントを合わせたまま、背景をあっちこっち探してみると、玉ボケを見つけやすい!
ポイント
玉ボケが円形にならない場合は、F値を少し絞ると円形になります。
5:野鳥と一緒に撮ってみる
梅の花には蜜目当てに野鳥も寄ってきます。
特に緑の羽毛をしたメジロは、近づいてもあまり逃げないため撮りやすく初心者にもおすすめ。
小鳥は動きが速いので、シャッタースピードを速くしないとブレやすいです。
Mモード(マニュアル)かSモード(シャッター優先)にして、シャッタースピードを速く設定しましょう。
目安は最低でも1/500秒が良いかと。
ポイント
飛んだりジャンプしている瞬間を撮りたい場合は、1/2000~1/4000秒に設定すると、鳥がブレずに写すことが出来ます!
まとめ
梅の花はとても綺麗ですが、そのまま撮ってしまうと細かい枝が邪魔で、画面がうるさい写真になってしまいますし、背景が汚い色になりがち…。
花を撮りたい気持ちを抑え、どの花を狙えばキレイに撮れるのかしっかりと考えて撮りましょう。
そうする事で、写真のクオリティは一気に増します!