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フルサイズカメラの購入を後悔する前に考えておくべき3つの要素!

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フルサイズカメラの購入を後悔する前に考えておくべき3つの要素!

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※2024年4月4日内容を更新しました。

 

こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!

 

一眼レフやミラーレスでカメラを始めると、いつかは「フルサイズセンサー」搭載カメラに憧れを持つようになる人が多いのではないでしょうか?

 

  • 画質が良いって聞いた
  • 良くボケるらしい
  • 好きな写真ブロガーが使っている
  • 有名なYouTuberが使っている

など、フルサイズセンサー搭載カメラの魅力は数多くあります。

 

参考

そのため、マイクロフォーサーズやAPS-Cセンサー搭載カメラから始めても、フルサイズセンサー搭載カメラの「フルサイズ症候群」にかかってしまう人は少なくありません。フルサイズ症候群とは、フルサイズセンサー搭載カメラしか考えられなくなり、写真を撮ることよりも「フルサイズ欲しいなぁ」という気持ちが優先してしまう症状です。
筆者もフルサイズ症候群にかかってしまい、カメラを始めた1年足らずでフルサイズ一眼レフに乗り換えました。

 

 

しかし、フルサイズセンサー搭載カメラを手に入れた途端、後悔する人も少なくありません。

なぜ、フルサイズカメラを手に入れたのに後悔してしまうのでしょうか?

 

記事の信頼性

  • 写真歴 9年目
  • ブログ運営歴 9年目(月間PV数12万)
  • メーカー様からのレビュー案件多数
  • YouTubeチャンネルで撮影テクニックなど情報発信中(2024.5現在登録者数4600人)

お仕事依頼やレビュー案件など、お問い合わせはこちらからお願いいたします。

 

フルサイズカメラを買って後悔する理由

 

フルサイズ用のレンズは価格が高い

 

カメラの写真

フルサイズは50,000円以下のレンズが少ない

 

フルサイズ用カメラはレンズ代が高い

フルサイズのカメラには、レンズ代の高さというデメリットがあります。
フルサイズ用レンズは、小型センサー搭載カメラ用レンズに比べて、一般的に1.5~2倍程度の価格になります。
例えば、フルサイズ用の標準ズームレンズでは、安価なレンズでも50,000円~、標準的な価格のレンズで100,000円~の価格帯になります。
一方、APS-C用やマイクロフォーサーズ用のレンズでは、安価なレンズでも25,000円~、標準的な価格のレンズで50,000円~の価格帯になります。

 

仮にフルサイズのカメラ(ボディ本体)を買うだけで資金を全部使ってしまうと「広角」「標準」「望遠」のレンズを揃えるのも一苦労。

実際、私が初めてフルサイズカメラを購入した時は、本体代だけで資金が尽きてしまい、しばらく安価な50mmの単焦点レンズだけを使っていました。

 

 

色んなレンズを使ってみたいのに、フルサイズ用レンズの価格さに驚く方が多いようです。

 

 

カメラ機材が重くなる

 

フルサイズミラーレスの画像

フルサイズはカメラもレンズも大きくて重い

 

フ機材が重くなる

フルサイズカメラは、APS-Cやマイクロフォーサーズと比べて、カメラ本体やレンズが大きく重いのが特徴です。

カメラ本体は、APS-Cと比べて200g程度重く、レンズは200g程度だとしてフルサイズカメラ+2本レンズと合わせて持ち歩くと、APS-Cカメラと比べて600g程度重くなることになります。

 

その為、マイクロフォーサーズやAPS-Cの頃のような軽快さは無くなり、写真を撮りに行く気軽さが薄れてしまいます。

 

 

撮影シーンに合わせて軽いレンズとかを用意すれば良いんですが、前述したようにレンズが高いので、お金持ちでないとあれもこれもとレンズを買うことが出来ません。

 

 

フルサイズにしても写真は劇的に変わらない

 

パッと見ではほとんど画質の差が分からない

 

フルサイズカメラに憧れるあなたは「カメラの名称+写真」みたいな感じで検索していませんか?

そうして検索出てて来たYOUTUBEやカメラブログを見ると、ビックリするくらいキレイな写真(作例)が出てきますよね。

 

そして素晴らしい写真を見てきっとこう思うはずです。

フルサイズのカメラならこんな写真が撮れるんだ!

 

しかし残念ながらそれは勘違いだと言えます。

APS-Cのカメラからフルサイズにカメラを変えたとしても、以前と大して変わらない写真しか撮れません。

フルサイズカメラを買っても、写真の腕が伴わなければ、良い写真は撮れません。

 

 

良い機材に変えても写真の腕がそのままだと撮れる写真は変わらないという事です。

「カメラの名称+写真」で検索して出てきた美しい写真を撮っている人たちは、フルサイズのカメラでなくても美しい写真を撮ることが出来るんです。

 

初心者あるあるですが、機材(フルサイズ)に過剰な期待をしてしまい、実際に撮れる写真と思い描いていた理想とのギャップに絶望してしまう事も。

 

 

でもやっぱりフルサイズは良い!

 

Nikon Z7IIの4575万画素フルサイズセンサー

 

フルサイズに過度な期待を寄せてしまい、撮れる写真はそんなに変わり映えしないし、レンズは高い重いなどデメリットも見えてきて・・

やっぱりフルサイズじゃないカメラに戻ろうかな?と思った貴方。もう少しお時間をください。

 

確かにフルサイズにはデメリットもありますし、撮れる写真が劇的に変わることも無かったかも知れません。

でもフルサイズには魅力的なメリットが沢山あるんです!

 

 

フルサイズはよくボケる

 

ひまわりの写真

 

なぜフルサイズの方がボケるのか?と言うことは、文字にするとゴチャゴチャするので省きますが、

APS-Cと比較するとフルサイズのカメラはより大きなボケ感を得られます

ポートレートやお花、フィギュアなどボケを活かして撮影されたい方だと、フルサイズのカメラが欲しくなってくると思います。

 

 

光を多く取り込める

 

 

写真は光を記録した物ですので、光を取り込む性能が高いカメラ=良いカメラとも言えます。

 

フルサイズセンサーはマイクロフォーサーズの約3.8倍、APS-C より2.5倍とかなり巨大なセンサー。

センサーの面積が大きい分、より多くの光を取り込むことが出来ます!

 

この恩恵で高感度撮影でもノイズが出にくく、高画質を維持出来るんです。

ISO感度を上げるシーンと言えば、暗い環境で手ブレや被写体ブレを防ぐために、シャッタースピードを上げたいシーン。

イルミネーションや夜の街を撮影したり、屋内スポーツを撮る時などにISO感度をあげてシャッタースピードは速くします。

 

フルサイズでもノイズは出てしまいますが、他のセンサーに比べるとかなりノイズ耐性が高いですね!

 

 

フルサイズは表現力がある

 

REVORING Black Mistで撮影した写真

 

「光を多く取り込める」と似た感じになってしまいますが、フルサイズは1画素辺りの面積が広く、より多くの光を取り込める。

 

諧調が豊かになり、日が沈んだ空のグラデーションなどがとても綺麗に写ります。

ダイナミックレンジも広くなり、白飛びや黒潰れに強くなるのもメリット。

 

フルサイズのカメラに移行した時、肉眼で見た景色ほどではないものの、影の部分が真っ暗ではなくグレーと言うか、実際の黒さに近い感じで写ったときは「フルサイズにして良かった!」と思いました。

 

いま思えばRAW現像ソフトでどうにでもなる問題なんですが、フルサイズセンサーの力を体感出来て感動していましたね!

 

 

フルサイズのカメラが苦手なこと


※画像引用元:Nikon

 

大は小を兼ねると言わんばかりに、フルサイズは優れたセンサーですが、1つだけ苦手なことがあります。それは望遠撮影です。
※フルサイズで望遠撮影は画質が悪いという話ではありません。

 

  1. マイクロフォーサーズだと焦点距離が2倍になります。
  2. APS-Cは1.5倍(Canonは1.6倍)となるので、100mmのレンズを使えば35mm換算で200mmや150mmと、実際の焦点距離よりも望遠になります。

フルサイズの場合はレンズに書かれた焦点距離のままです。そのおかげで広角には強いんですが、望遠には弱くなります。

 

望遠に弱いというのは「安価な望遠レンズが無い」という意味なのです。

マイクロフォーサーズではとても気軽に400mmを超える超望遠撮影を楽しめますが、フルサイズではそうはいきません。

200-500mmや100-400mmの望遠ズームや、300mm・400mmの単焦点レンズなど用意されているのですが、どれも高い!

簡単には手が出せません。

 

 

フルサイズの場合は望遠ズームレンズが200,000~400,000円。

望遠の単焦点レンズは1,000,000円を超えるものも珍しくありません。フルサイズで望遠撮影を楽しむのは、とても敷居が高いのです。

 

参考

救済措置として70-300mmのズームレンズが存在します。
でも、オートフォーカスが遅かったり、暗いレンズでISO感度を上げないといけない場合が多く、写真にノイズが出やすくなるデメリットがあります。
その代わりにお値段が新品でも100,000円以下で、中古の玉数も多く入手しやすい。高画素機でなければキレイに写るので、重宝します。

 

 

私はフルサイズにして後悔はしていない

 

カメラの写真

 

APS-Cからフルサイズに乗り換えた直後だけは、「フルサイズ用のレンズは高くて中々買えないし、ちょっと早まったかな…」と思いましたが、今ではフルサイズにして後悔していません。

 

フルサイズのボケ感や高感度耐性、ダイナミックレンジの広さに助けられていて、フルサイズにして良かったと感じています。
マイクロフォーサーズはカメラやレンズが非常にコンパクトで、低価格で超望遠撮影を楽しめます。
APS-Cはフルサイズとマイクロフォーサーズの中間の立ち位置で、バランスが良いセンサーサイズ。
実際にフルサイズのカメラを使ってみることで、マイクロフォーサーズやAPS-Cの良いところや魅力に気づくことも出来ました。

 

 

フルサイズカメラ購入前に考慮すべき3つの要素に関するよくある質問

 

Q1: フルサイズカメラを購入するメリットは何ですか?

A1: フルサイズカメラの主なメリットには、優れたボケ味、高い光取り込み能力による高画質、そして豊かな表現力があります。特に低光量下での性能が高く、広いダイナミックレンジにより美しいグラデーションを再現できます。

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Q2: フルサイズカメラ購入を検討しているが、何に注意すべきですか?

A2: フルサイズカメラ購入時に注意すべき3つのポイントは、レンズ代が高額になること、カメラ機材が重くなること、そしてフルサイズカメラにしても写真のクオリティが自動的に向上するわけではないということです。

 

Q3: フルサイズカメラのレンズはなぜ高価なのですか?

A3: フルサイズカメラ用のレンズは、光学設計が複雑で、より高品質な材料を使用する必要があるため、APS-Cやマイクロフォーサーズ用のレンズに比べて価格が高くなりがちです。また、画質の期待値が高いため、製造コストが上がります。

 

Q4: フルサイズカメラとAPS-Cカメラの主な違いは何ですか?

A4: フルサイズカメラとAPS-Cカメラの主な違いは、センサーサイズにあります。フルサイズセンサーはAPS-Cセンサーよりも大きく、その結果、光をより多く取り込むことができるため、低照度下での性能が向上し、画質が高くなります。しかし、これによりカメラ本体とレンズが大きく重くなり、コストも高くなります。

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Q5: フルサイズカメラを買って後悔する可能性はありますか?

A5: はい、フルサイズカメラに過剰な期待をして購入すると、撮影技術が向上しない限り、写真のクオリティが自動的に改善するわけではないため、後悔する可能性があります。また、レンズの高価格、機材の重量増加により、使い勝手が悪くなることも理由の一つです。

 

Q6: フルサイズカメラの購入を後悔しないためには?

A6: フルサイズカメラの購入を後悔しないためには、まず自分の撮影スタイルとニーズを正確に理解し、フルサイズカメラのメリットとデメリットをよく研究することが重要です。また、予算内でレンズを含めたシステム全体を考慮し、撮影技術の向上にも注力する必要があります。

 

 

 

まとめ

 

大津食品工業団地の河津桜を写真撮影

 

フルサイズにしてみて後悔する人の多くは、フルサイズのカメラに買い替えれば写真が劇的上手くなると、過剰な期待を抱いているのが原因。

 

道具の性能が上がったとしても、写真を撮る技術まで上がるわけではないので、撮れる写真は大して変わりません。

「フルサイズ=すごく良い写真が撮れるようになる」「フルサイズ=画質がとても良い」と期待して買うと後悔してしまうはず。

 

フルサイズのメリットとデメリットを理解した上で、自分に必要なの考えて買いましょう。

 

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