こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
2018年はフルサイズミラーレスが多く登場しましたね。
これまではSONYだけの独占市場でしたが、一眼レフ大手のNikonやCanonも参入し、一気に活気づいた感じです。
一言にフルサイズミラーレスと言っても、それぞれの機種に特長がありますので、今回はそれをまとめてみました!
SONYのフルサイズミラーレス
α7 III(ILCE-7M3)
フルサイズミラーレスのベーシックモデル。
これまではベーシックモデルらしいスペックでしたが、今回のα7IIIから急にスペックアップ!
2420万画素フルサイズセンサーを搭載していて、高感度は常用ISO51200にまでアップ。
今まで以上にノイズ耐性に強くなっています。
ボディ内手ブレ補正もありますので、夜中のスナップ撮影でも三脚要らず。
連写速度も10コマ/秒にまで高められていて、オートフォーカスは象面位相差AF693点・コントラストAF425点のハイブリッド式。
追従性も前モデルの2倍となっているので、動体撮影能力がグッと向上していますね!
α7IIIはハイレベルなオールマイティモデルに進化しました。
※画像引用元:Sony(https://www.sony.jp/)
発売日 | 2018年3月23日 |
タイプ | ミラーレス |
センサーサイズ | フルサイズ |
画素数 | 2420万画素 |
高感度 | ISO100-51200 |
連写速度 | 10コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
AF測距点 | 像面位相差AF(693点)+コントラストAF(425点) |
液晶モニター | 3インチ・92.16万ドット |
ファインダー倍率 | 0.78倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:610枚 液晶モニタ使用時:710枚 |
記録メディア | SDHCカード SDカード SDXCカード メモリースティックPRO Duo メモリースティックPRO-HG Duo |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | ○ |
NFC | ○ |
本体サイズ | 126.9(幅)x95.6(高さ)x73.7(奥行) mm |
重量 | 565g |
実売価格 | 190,000円前後(ボディのみ) |
α9(ILCE-9)
SONYの動体撮影に特化したフルサイズミラーレス。
20コマ/秒の圧倒的な連写性能に、脅威のオートフォーカスシステムを搭載して、あまりのハイスペックさに登場当時はかなり話題になりました!
また新型のバッテリーを開発し、ミラーレスの弱点であったバッテリー持ちの悪さを改善しています。
値段は定価で440,000円ほどと、かなり高いですがミラーレスでは数少ない本格的なプロモデルとなっていますね。
※画像引用元:Sony(https://www.sony.jp/)
発売日 | 2017年5月26日 |
タイプ | ミラーレス |
センサーサイズ | フルサイズ |
画素数 | 2420万画素 |
高感度 | ISO100-51200 |
連写速度 | 20コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/32000~30秒 |
AF測距点 | 693点 |
液晶モニター | 3インチ・144万ドット |
ファインダー倍率 | 0.78倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:480枚 液晶モニタ使用時:650枚 |
記録メディア | SDHCカード SDカード SDXCカード メモリースティックPRO Duo |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | ○ |
NFC | ○ |
本体サイズ | 126.9(幅)x95.6(高さ)x63(奥行) mm |
重量 | 588g |
実売価格 | 355,000円前後(ボディのみ) |
α7R III(ILCE-7RM3)
SONYのフルサイズミラーレスで、高画素機を担当するRシリーズ。
初代モデルからその高画質っぷりは話題で、3代目に進化したα7R IIIは高画質さを保ちつつ、高画素機の弱点を解決したカメラになっています。
4240万画素フルサイズセンサーを搭載しながら、高感度は常用ISO32000にまで対応。
連写速度は10コマ/秒となっており、これまでの高画素機では考えられないスペックになりました!
4240万画素でありながら、とてもバランスよく仕上げられたカメラで、現状では最強のフルサイズミラーレスですね。
※画像引用元:Sony(https://www.sony.jp/)
発売日 | 2017年11月25日 |
タイプ | ミラーレス |
センサーサイズ | フルサイズ |
画素数 | 4240万画素 |
高感度 | ISO100-32000 |
連写速度 | 10コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
AF測距点 | 像面位相差AF(399点)+コントラストAF(425点) |
液晶モニター | 3インチ・144万ドット |
ファインダー倍率 | 0.78倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:530枚 液晶モニタ使用時:650枚 |
記録メディア | SDHCカード SDカード SDXCカード メモリースティックPRO Duo メモリースティックPRO-HG Duo |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | ○ |
NFC | ○ |
本体サイズ | 126.9(幅)x95.6(高さ)x73.7(奥行) mm |
重量 | 572g |
実売価格 | 278,000円前後(ボディのみ) |
α7s II(ILCE-7SM2)
超高感度モデルとして発売されたα7s II。
常用ISO102400。
拡張ISO409600と、とんでもない性能を誇っています。
感度が高いだけでなく、徹底したノイズ対策がされており、ISO感度を上げてもノイズ耐性が高く、安心してシャッターが切れます。
アマチュアでは使い道に困るオーバースペックで、ネイチャーフォトを撮影するようなプロモデルですね。
※画像引用元:Sony(https://www.sony.jp/)
発売日 | 2015年10月16日 |
タイプ | ミラーレス |
センサーサイズ | フルサイズ |
画素数 | 1220万画素 |
高感度 | ISO100-102400 |
連写速度 | 5コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
AF測距点 | 169点 |
液晶モニター | 3インチ・122.88万ドット |
ファインダー倍率 | 0.78倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:310枚 液晶モニタ使用時:370枚 |
記録メディア | SDHCカード SDカード SDXCカード メモリースティックPRO Duo |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | × |
NFC | ○ |
本体サイズ | 236.9(幅)x95.7(高さ)x60.3(奥行) mm |
重量 | 584g |
実売価格 | 228,000円前後(ボディのみ) |
Nikonのフルサイズミラーレス
Nikon Z7
ついにフルサイズミラーレスへと参入したNikon。
その第1弾モデルは、4575万画素フルサイズセンサーを搭載した、高画素機Z7をリリースしました!
スペックはSONY α7R IIIに迫るハイスペックさで、高画素機ながらバランスの良いカメラ。
また新マウント「Zマウント」を採用し、これまで以上の光学性能を持ったレンズが使えるため、画質では他社よりリードするでしょう!
※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/)
発売日 | 2018年9月28日 |
タイプ | ミラーレス |
センサーサイズ | フルサイズ |
画素数 | 4575万画素 |
高感度 | ISO64-25600 |
連写速度 | 5.5コマ/秒(最速9コマ/秒) |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
AF測距点 | 493点 |
液晶モニター | 3.2インチ・210万ドット |
ファインダー倍率 | 0.8倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:330枚 液晶モニタ使用時:400枚 |
記録メディア | XQDカード |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | ○ |
NFC | × |
本体サイズ | 134(幅)x100.5(高さ)x67.5(奥行) mm |
重量 | 585g |
実売価格 | 300,000円前後(ボディのみ) |
Nikon Z6
Z7の登場から2ヶ月ほど遅れて発売された、フルサイズミラーレス。
Z7が高画素機だったのに対し、Z6は高感度と連写速度が強化されたモデルとなります。
なんでも対応できるオールマイティなカメラですので、人気で言えばZ6の方が上ですね。
こちらもZマウントレンズが使えるので、バランス機でありながら高画質な写真を撮影できます!
※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/)
発売日 | 2018年11月23日 |
タイプ | ミラーレス |
センサーサイズ | フルサイズ |
画素数 | 2450万画素 |
高感度 | ISO100-51200 |
連写速度 | 5.5コマ/秒(最速12コマ/秒) |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
AF測距点 | 273点 |
液晶モニター | 3.2インチ・210万ドット |
ファインダー倍率 | 0.8倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:310枚 液晶モニタ使用時:380枚 |
記録メディア | XQDカード |
○ | |
Bluetooth | ○ |
NFC | × |
本体サイズ | 134(幅)x100.5(高さ)x67.5(奥行) mm |
重量 | 585g |
実売価格 | 220,000円前後(ボディのみ) |
Canonのフルサイズミラーレス
EOS R
Nikonに続いて、一眼レフの王者であるCanonもフルサイズミラーレスに参入。
これまでにAPS-Cセンサーのミラーレスを、次々とリリースしていましたので準備万端と言ったところでしょうか。
・3030万画素フルサイズセンサー
・常用ISO40000
・連写速度8コマ/秒
と、とにかく使い勝手の良いカメラとなっています。
オートフォーカスもフルサイズでは最速となる、ピント合わせ0.05秒の爆速なオートフォーカスを採用していて、世界初の低輝度合焦限界EV-6に対応!
かなり暗い場所でも、安定してオートフォーカスを使うことが出来ます。
フルサイズミラーレスの中では、抜きん出た性能を誇るオートフォーカスですね!
※画像引用元:canon(https://canon.jp/)
発売日 | 2018年10月25日 |
タイプ | ミラーレス |
センサーサイズ | フルサイズ |
画素数 | 3030万画素 |
高感度 | ISO100-40000 |
連写速度 | 8コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
AF測距点 | 5655点 |
液晶モニター | 3.15インチ・210万ドット |
ファインダー倍率 | 0.76倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:350枚 液晶モニタ使用時:370枚 |
記録メディア | SDHCカード SDカード SDXCカード |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | ○ |
NFC | × |
本体サイズ | 135.8(幅)x98.3(高さ)x84.4(奥行) mm |
重量 | 580g |
実売価格 | 190,000円前後(ボディのみ) |
今後登場予定のフルサイズミラーレス
LUMIXのフルサイズミラーレス
※画像引用元:Panasonic(https://panasonic.jp/)
4700万画素のLUMIX S1R
2400万画素のLUMIX S1
この2機種が登場予定です。
これまではマイクロフォーサーズセンサーのミラーレスを作ってきたLUMIXですが、ついにフルサイズへと参入!
レンズはなんと、LUMIX・Leica・SIGMAと3社協力して「Lマウントレンズ」をリリース予定。
手ブレ補正はセンサー側とレンズ側の両方を連携させるもので、かなり強力な手ブレ補正が搭載される予定となっています。
またNikonのフルサイズミラーレスがやたらと叩かれてしまった、シングルスロット仕様ですが、LUMIXはしっかりとダブルスロット!
世界初のミラーレスを開発したLUMIXが、SONY・Canon・Nikonの大手3社からシェアを奪いに掛かります!
まとめ
これまではSONYしか、フルサイズミラーレスの選択肢はありませんでしたが、2018年~2019年に一気に増えましたね。
カメラ雑誌の評価では、NikonのZ7とZ6の評判が良く性能では1歩リードしている感じ。
SONYとCanonはユーザー数が多いので、2019年のフルサイズミラーレスのシェア率はどうなるか予想がつきませんね。
また第4の刺客、LUMIXもLeicaやSIGMAのレンズが使えることもあり、とても期待値が高い!
2019年はとても面白い年となりそうです!