こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
前モデル「X-T3」から1年半という、短いスパンでの登場となった「X-T4」
X-H1が登場してからはフラッグシップモデルという冠を奪われましたが、X-T4はFUJIFILMの新たなフラッグシップモデルとして大幅にパワーアップして登場となりました!
FUJIFILM X-T4は一体どんなカメラなのか!?
その特長を見ていきましょう!
FUJIFILM X-T4の特長
※画像引用元:FUJIFILM(https://fujifilm-x.com/ja-jp/)
残念ながらX-T3の時のように、新型センサー&新型画像処理エンジンの搭載は無く、X-T3と同じセンサーを採用しています。
それよりもX-T4は写真撮影の快適さを、より重視した改良となっていますね。
フラッグシップモデルらしく、操作性・快適性・耐久性がパワーアップしており、FUJIFILMを代表するあらたなカメラとなります!
待望の手ブレ補正を搭載!
※画像引用元:FUJIFILM(https://fujifilm-x.com/ja-jp/)
FUJIFILMは「画質の邪魔をするものは搭載しない」というポリシーのもと、ミラーレスでは当たり前になってきていたボディ内手ブレ補正を搭載しませんでした。
唯一、ボディ内手ブレ補正を搭載していたのが「X-H1」
ただやはりユーザーからの要望が多かったみたいで、ついにX-Tシリーズにも初の手ブレ補正が搭載されました!
またその手ブレ補正が強力。
なんと最大で6.5段分の補正効果を持っており、多少シャッタースピードが遅くても全然手持ちで対応できてしまいます。
これまでに手ブレ補正が無かったレンズも、また注目度が上がるでしょうし、動画を撮影するユーザーも購入の選択肢に入るカメラとなりそうですね!
新型のシャッターユニット
※画像引用元:FUJIFILM(https://fujifilm-x.com/ja-jp/)
X-T4には新開発のシャッターユニットが採用されました。
詳しく
衝撃吸収構造が取り入れられ、これまで以上にシャッターショックが抑えられています。
シャッターユニット自体も、計5か所をスプリングで保持しているため、ショックを抑え手ブレの抑制になっているとのこと。
また静音化もされており、X-T3比でおよそ30%ほどシャッター音が低減されているそう。
シャッターユニットは高トルクなコアレスDCモーターや材質の見直しによって、X-T3では15万回耐久だったのがX-T4では30万回耐久へとタフさが増しました!
進化したAF性能と連写速度
※画像引用元:FUJIFILM(https://fujifilm-x.com/ja-jp/)
AFアルゴリズムの改善により、AF合焦速度が0.02秒にアップ!
動体追従の合焦率も90%超えの、高性能なオートフォーカスとなっています。
AFが苦手とする遠ざかったいく被写体に対してのAF合焦も向上しており、ペットやお子さんを撮影される方には嬉しい進化ですね!
連写速度はメカニカルシャッターで15コマ/秒。
電子シャッターでは最大で30コマ/秒のまで向上!
進化したAFと合わせれば、かなり動体撮影にも強いカメラとなりましたね!
※電子シャッターで30コマ/秒は、1.25倍クロップにするという条件があります。
EVFはブーストモードを搭載!
※画像引用元:FUJIFILM(https://fujifilm-x.com/ja-jp/)
EVFは従来通りの0.5型有機ELファインダー(369万ドット)を採用。
LUMIXやSONYのように500万ドットを超える高精細なEVFは採用されませんでした。
しかしX-T4のEVFには、新たにブーストモードを搭載!
低照度優先:暗い環境で被写体の視認性を向上
解像度優先:より高精細に表示させる
フレームレート優先:動きの速い動体撮影向き
以上3つのモードを選択可能。
撮影する被写体によって、最適なEVFの見え方に変えることが出来るようになっています。
新型大容量バッテリーを採用
※画像引用元:FUJIFILM(https://fujifilm-x.com/ja-jp/)
以前からウワサされていた、新型バッテリーがX-T4に採用されました。
更に
また新たに「省電力モード」が搭載されており、この状態だとバッテリー満タンから600枚まで撮影が可能に!
省電力モードでなくても500枚までのバッテリー持ちを実現しています。
予想以上の大幅な改善で、ミラーレスの中ではSONYクラスの長寿命バッテリーとなりました。
背面モニターはチルト式からバリアングル式へ
※画像引用元:FUJIFILM(https://fujifilm-x.com/ja-jp/)
賛否両論があるでしょうが、X-T4はバリアングル式モニターとなりました。
バリアングルモニターのメリットは、チルト式よりも可動範囲が広いですので、ハイアングル&ローアングル撮影がしやすい事。
自撮り撮影がしやすいので動画撮影にも向いていることでしょうか。
特段デメリットは無いと思いますが、光軸とモニター位置がズレるからイヤだと言う方もいらっしゃいますね。
「ETERNA ブリーチバイパス」追加
※画像引用元:FUJIFILM(https://fujifilm-x.com/ja-jp/)
新しいフィルムシミュレーション「ETERNA ブリーチバイパス」が追加されました。
「銀残し」のフィルム現像技法を再現したモードで、彩度を抑えつつコントラストの高い写真にすることができます。
FUJIFILM X-T4の作例
※画像引用元:FUJIFILM(https://fujifilm-x.com/ja-jp/)
FUJIFILM X-T4のスペック
発売日 | 2020年4月 |
タイプ | ミラーレス |
センサーサイズ | APS-C |
画素数 | 2610万画素 |
高感度 | ISO160~12800 |
連写速度 | 約30コマ/秒(電子シャッター使用時) 約15コマ/秒(メカニカルシャッター使用時) |
シャッタースピード | 電子:1/32000秒~15分 電子先幕・メカニカル:1/8000秒~15分 |
AF測距点 | 425点 |
液晶モニター | 3インチ・162万ドット(バリアングル式) |
ファインダー倍率 | 0.75倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:500枚 液晶モニタ使用時:500枚 |
記録メディア | SDHCカード SDカード SDXCカード |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | ○ |
NFC | × |
本体サイズ | 134.6(幅)x92.8(高さ)x63.8(奥行) mm |
重量 | 526g |
実売価格 | 200,000円前後(ボディのみ) |
FUJIFILM X-T4まとめ
今回のX-T4でFUJIFILMらしさはそのままに、実用性や快適性が大幅に強化されましたので、Nikon・Canon・Sonyを購入候補にしていたユーザーもFUJIFILMに流れてくるのでは無いでしょうか?
またカメラのデザインもクラシカルなので、今回のパワーアップも含め若い世代の方に人気が出そうですね!