※2018年12月4日に更新しました。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
今回、初めてカメラのレンタルを利用してみました!
以前から水中を撮ってみたいと思っていたのですが、一眼レフは防水ではありません。
一眼レフで水中を撮影する方法もあるのですが、そのための準備がめんどくさいですし荷物が増えます…。
なので今回はNikonの防水カメラ「COOLPIX AW130」を、株式会社rentryさんからレンタルしてみました!
rentryはコンデジ・一眼レフ・交換レンズの他に、ドローンやアクションカメラなど幅広く取り扱っています。
私のように田舎に住んでいると「気になるカメラを試写してみたい!」と思っても、店舗においてないことが多い…。
かと言ってそのまんま購入するのも怖い…。
という場合はレンタルして試すのも一つの手ですね。
そんなわけで株式会社rentryさんから防水カメラが到着。
レンタルが終わって送り返す時も、この段ボールをそのまま使えばいいので手間いらず。
この写真ではもう貼ってしまっていますが、返送用の伝票もrentryさんの方が準備してくれていて、商品の同封してくれています。
梱包作業ってあんがいめんどくさいので、梱包材と伝票を準備してくれているととても楽ですので、今後も気軽にレンタルしてしまいそう(笑)
COOLPIX AW130の外観
SD&バッテリー部分
まず目を惹くのがバッテリー部分。
ここにはSDカードとバッテリーが入るところですが、防水カメラなのでロック式となっています。
初めはどうやって開けるのか戸惑いましたが、円状のダイアルを回すだけで開くことが出来ました。
1回やればすぐ慣れますね。
蓋にはしっかりとパッキンがされていて、安心感があります。
カメラ前面
防水カメラらしいシンプルかつ、逞しさを感じるデザイン。
COOLPIX AW130に限らず、防水カメラって人目で防水カメラと分かる見た目をしていますよね。
F2.8と明るいレンズは大きく縁どりがされ、もし落としてしまってもレンズに直接モノが当たりにくい様になっています。
背面部分
COOLPIX AW130の背面跳びモニターは、結構良い液晶が使われています。
有機EL3.0インチ92万ドットのモニターが採用され、とても高精細に表示されるので日中の屋外でも見やすいです!
私の使っている一眼レフとほぼ同じレベルのモニターが採用されているとは驚き(笑)
水中でも見やすいように、良いモニターが使われているんでしょうね。
COOLPIX AW130の特長
COOLPIX AW130 3つの特長
・30mまで対応した防水性能
・アウトドア派のタフなボディ
・画質も結構イイ
COOLPIX AW130は後継機のCOOLPIX AW300が発売されています。
しかしCOOLPIX AW130の方が人気で、値段も高いと言う現象が起きています。
なぜかと言うと後継機のCOOLPIX AW300の評判が悪いから…。
画素数も上がり微パワーアップを果たしていますが、バッテリー持ちの悪化や、1番の売りである水中の写りが悪いこともあり価格が急落…。
旧型モデルのCOOLPIX AW130の方が人気となっています。
30mまで対応した防水性能
COOLPIX AW130の売りは、なんと言っても防水カメラであること!
保護等級IPX8に対応し、水深30mまでの防水力を持っています。
海の中や川の中を撮影できるのはもちろんのこと、防水性能が高いので雨の日の撮影なんて楽勝!
夏は海・川・プールとアウトドアシーンで活躍するのは間違いありません。
アウトドア派のタフなボディ
COOLPIX AW130の長所は、防水カメラと言うことだけではありません。
防水防塵・耐衝撃・耐低温(-10°)に対応した、とてもタフなカメラなんです。
アウトドアで使用するとなると、濡れた手でカメラが滑って落とすこともあると思います。
もちろんキズは入ってしまいますが、カメラが衝撃に強く壊れにくいのはとても安心出来ますよね!
アウトドアスペック
気圧計「表示範囲:約500~4600hPa」
高度計「表示範囲:約-300~+4500m
(-984~+14760ft)」
水深計「表示範囲:約0~35m(0~114ft)」
防水(保護等級IPX8)
防塵(保護等級IP6X)
耐衝撃「MIL-STD 810F Method 516.5-Shockに準拠した当社試験条件をクリアー」
動作環境「-10℃~+40℃(陸上)
0℃~40℃(水中)」
画質も結構イイ
1/2.3型センサーに1605万画素と、スマホより少し良いくらいのスペックですが、思いのほか画質は良かったです。
解像度はさすがに低めではありますが、Nikonらしくないほど色ノリが良い。
マジックアワー(夕方)の時間帯であれば、このコンデジでもドラマティックな演出が出来そうです。
オートフォーカスも動作が速く、すぐにピント合わせが出来ました!
暗い場所ではオートフォーカスが迷う場面が多かったですが、昼間の明るい場所であれば高速オートフォーカスを堪能できます。
COOLPIX AW130を使ってみた感想
まず持ってわかるのが、カメラが重い。
重量は221gですので、スマホよりすこし重い程度なのですが、「コンデジ=軽い」というイメージが付いていた私にはCOOLPIX AW130は重く感じました。
でも使っていたらすぐに慣れました。
一眼レフより遥かに軽いですしね。
ほどよい重量感は「タフなカメラ」を印象付けてくれます。
【操作性】
非常に良いです。
設定項目も少なく、すぐに高感度などの設定も変更でき、スムーズに撮影できます。
ズームのシャッターボタンに指をかけたまま、お親指でズームを操作できる。
またカメラを振ることでカメラの設定を変える「アクション機能」が付いています。
初めは「なんだこのムダな機能は?」と思っていましたが、グローブとかを付けた状態でも簡単にカメラの設定を変えることのできる超便利な機能でした!
【携帯性】
コンデジの中ではCOOLPIX AW130は大きい方ですが、それでもコンデジはコンデジ。
ポケットに入れて持ち運びができるため、携帯性はすばらしいの一言。
カメラの起動も一瞬のため、ポケットから出してすぐに撮影できました!
【ホールド感】
これは皆無と言っていいレベル。
コンデジ全般がそうですが、グリップ部分が無いのでホールド性は無いに等しい。
ただCOOLPIX AW130は、普通のコンデジよりも本体の厚みがあるため、数あるコンデジのなかではマシな方では無いでしょうか。
普段、一眼レフやミラーレスを使っている方は注意が必要です。
私は借り物のカメラなのに速攻で落としそうになりました(笑)
【バッテリー持ち】
意外なことにこれは中々良かったです!
スペックでは撮影可能枚数370枚とあまりいい方ではありませんが、わたしはカメラを構える前に撮りたい構図をきめていますので、液晶画面を見る時間はとても短い。
そのせいもあってか、一日撮影してもバッテリー残量がほぼ減りませんでした。
モニターを見る時間が長い人や、ズームイン・ズームアウトを繰り返すと、やはりバッテリーは減りやすいですのでその場合は予備のバッテリーを持っておいた方がいいかと思います。
COOLPIX AW130で撮った写真
作例と言えるレベルではありませんが、COOLPIX AW130で撮った写真も載せておきます!
防水カメラなので、まずはやはり水中写真です。
私は残念ながら泳げないので、海中の写真は撮れませんw
なので川の写真(浅いところ)で勘弁してください。
さすが水中を撮るのが目的のカメラと言うこともあって、水の中なのにかなりの透明度です!
撮る態勢が不安定なのでフラフラしてしまったと思うのですが、しっかりと手振れ補正が効いていますね。
コンデジの苦手である、暗いシチュエーションでも撮影してみました。
「ISO3200」に設定して撮影しましたが、割と見れるレベルです。
ダイナミックレンジは死んでいますが、空のグラデーションもしっかりと再現してくれています。
もともと高感度に強いカメラでは無いですので、画面左側はノイズが多く見受けられますね。
コンデジやスマホのモニターで見る分には問題はありませんが、プリントすると目立つかも知れません。
※高感度(ISO)とは?
光をとらえる能力を表す値のことで、ISOの数値を上げると光をとらえる能力をブーストし、シャッタスピードが速くなります。
シャッタースピードが速くなると手ぶれしにくくなるため、夜景や暗い場所で撮影するときはISOの数値を上げておけば、手持ち撮影でも手ぶれせずに写真を撮ることが出来るんです。
デメリットとしては、ISOの数値を上げるにつれてノイズが入り、画質が劣化します。
今度はCOOLPIX AW130の最大値である「ISO6400」で撮ってみました。
空の部分はさすがにノイズが目立ちますが、夜になりかけの空と夕焼けのグラデーションは再現してくれています。
建物のシルエットの輪郭もシャープに写っていて、ISO6400も使えないレベルではありません。
続いてはCOOLPIX AW130のズームした時の画質をチェック。
COOLPIX AW130は光学式とデジタルズームのハイブリットとなっているので、デジタルズームしかないカメラよりは、ズームした時の画質はマシな方です。
上の写真は最大限ズームをして撮った写真ですが、全然つかえる範囲です。
ちょっとディティールがのっぺりしてしまっていますが、ギザギザの画質(PS時代のゲームみたいな)になるデジタルズームオンリーよりは遥かに良い!
今度は明るい場所と暗い場所、明暗差が大きいところで撮影してみました。
日中に撮影してみて感じたのは「白飛び」しやすいこと。
白飛びとは文字通り写真が白くなってしまうことで、お昼に撮影すると発生しやすいです。
COOLPIX AW130はシャッタースピードが、通常では最速1/1500秒までとなっているので日中は白飛びが起こりやすいですね。
高速連写モードの時のみ1/4000秒に対応しますので、写真が白くなるな~と言うときは連写モードを使ってみましょう。
で、肝心の明暗差ですが、明るい場所は明るく暗い場所は真っ暗になってしまっていますね…。
写真左の背景は岩肌なのですが、それが全く分からないほど黒くなってしまっています。
このへんはやはり一眼レフには遠く及びませんね。
右下の部分が白飛びしてしまっていますが、やはりCOOLPIX AW130は色の再現性が高いですね。
草や木はともかく、空や水の色ってなかなか見た色とカメラで撮った色が一致しないもの。
ですがこの写真では、仁淀ブルーの鮮やかな川の色がしっかりと表現されています!
【PS】

えぇ、なんと水中の写真は3枚ほどしか撮れていません。
それは何でかって??
私がレンタルしたのは1週間です。
その間に台風19号と台風20号が連続でやってきたせいですね(半ギレ)
普通の川は濁流ですし、この唯一載せてる水中写真を撮った「中津渓谷」も、仁淀ブルーながら爆流の川に変貌しておりなんとか撮影したって感じです。
中津渓谷に行ったことがある方なら分かっていただけると思いますが、中津渓谷の雨竜の滝も普段とは違いこんな感じになってました。
なんだこれwww
大雨みたいな水しぶきでとても近づけませんでした。
一眼レフはあっという間にびしょ濡れになってしまったのでCOOLPIX AW130で撮影。
だいぶ話が逸れてしまいましたが、今回は私の運が悪かったためせっかく防水カメラを借りたのに、水中写真が撮れなかったのです(泣)
COOLPIX AW130のスペック
発売日 | 2015年3月19日 |
タイプ | コンデジ |
センサーサイズ | 1/2.3型CMOS |
画素数 | 1605万画素 |
レンズ(焦点距離) | 24mm~120mm |
レンズ(ズーム) | 光学ズーム5倍 デジタルズーム4倍 |
高感度 | ISO125~6400 |
連写速度 | 120コマ/秒 |
シャッタースピード | 1~1/1500秒 |
液晶モニター | 有機EL3.0インチ92万ドット |
撮影可能枚数 | 370枚 |
内蔵メモリ | 473MB |
記録メディア | SDカード SDHCカード SDXCカード |
Wi-Fi | 〇 |
PictBridge | 〇 |
Bluetooth | × |
NFC | × |
手ぶれ補正 | 〇 |
その他機能 | 防水(30m)/防塵/耐衝撃/耐低温/顔認識AF/笑顔自動シャッター |
本体サイズ | 110.4(幅)x66(高さ)x26.8(奥行) mm |
重量 | 221g |
実売価格 | 39,000円前後 |
まとめ
タフな製品と言えば、耐久性の方にコストがかけられており、そのほかの性能はまぁまぁと言う印象をもっていました。
ですがCOOLPIX AW130は、防水性能と堅牢性がとても高いカメラでありながら、写真を撮影する性能もなかなか良いカメラでした!
またそれでいて、カメラを振ることで設定を変えられる「アクション機能」や、カメラを落とてもレンズやモニターが直接ぶつかりにくい構造になっていたりと、アウトドアで使うことをしっかりと考えられた造りとなっています。
防水カメラの中ではお値段が高い部類に入りますが、30m防水と撮影能力を考えれば人気がたかいのも頷けます。
COOLPIX AW130は2015年モデルなので、1世代前の機種ですが最新機種と比較しても見劣りしない性能ですので、コストパフォーマンスも高い!
アウトドアや旅行に行かれる方は、スマートフォンよりもCOOLPIX AW130を持っていけば楽しみの幅が広がると思いますよ!
今回、レンタルで利用させてもらったRentryさんは、カメラのレビューを主としたメディアRviews(アールビューズ)も運営されています。
カメラ好きの人はぜひ覗いてみて下さい!