こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
Nikonのフルサイズミラーレスは4種類。
- Z9
- Z7II
- Z6II
- Z5
上記の4モデルが現在のラインナップとなっています。
その中でも人気なのが「Z7II」と「Z6II」
性能の価格のバランスが良く、評価も高いカメラですね。
Nikon Z 7IIとZ 6IIを比較!
Z 7IIとZ 6IIの性能を比較しながら、両者の違いを見ていきます!
イメージセンサーの解像度
※画像引用元:ニコン
初めに、カメラに搭載されているイメージセンサーに違いがあります。
Z 7II | Z 6II | |
有効画素数 | 4575万画素 | 2450万画素 |
Z 7II
Z 7IIの方が画素数が高く、より高精細な写真を撮ることが出来ます。
また、トリミング耐性でも有利になりますね。
Z 6II
Z 6IIは2450万画素となっており、フルサイズ機としては平均的な画素数。
解像感ではZ 7IIに及ばないものの、画素数を抑えることで、高感度性能や連写速度が速くなるメリットがあります。
高感度性能
※画像引用元:ニコン
高感度性能は、ISO感度を上げた時でもキレイに写真が撮れるかどうか。
ノイズ耐性やディティールが潰れないかの性能となります。
Z 7II | Z 6II | |
常用ISO感度 | ISO64~25600 | ISO100~51200 |
Z 7II
Z 7llはZ 6llと比較すると数値で劣るものの、Z 6llと同じく裏面照射型センサーとなっていますので、高画素機としてはかなり高いノイズ耐性を持っています。
Z 6II
画素数が少ないZ 6IIの方がZ 7IIに比べて、常用ISO感度の限界が1段分高くなっています。
室内での撮影や夜のスナップ撮影など、シャッタースピードが遅くなる環境で手持ち撮影をする場合は、Z 6IIの方がノイズが少なくキレイな写真を撮影出来ますね。
連写性能
※画像引用元:ニコン
お子さんの一瞬の表情を捉えたり、ドンピシャで撮影するのが難しい場合に、連写機能がとても助かります。
スポーツや野鳥撮影をされる方は、重要となる部分ですね!
Z 7II | Z 6II | |
連写速度 | 高速連続撮影:約5.5コマ/秒 高速連続撮影(拡張):約10コマ/秒 |
高速連続撮影:約5.5コマ/秒 高速連続撮影(拡張):約14コマ/秒 |
Z 7II
Z 7IIの10コマ/秒も、発売当時の高画素機としては速い方です。
現在はモンスタースペックのカメラが数多く登場し、10コマ/秒は遅いイメージがありますが、実用に問題はありません。
※ただし動体撮影がメインの方にとっては、ちょっとスペック不足感を感じると思います。
Z 6II
連写速度はZ 6IIの方が4コマ分速く、最大で14コマ/秒の連写が可能です。
やはり画素数が少ない方が有利となりますね!
オートフォーカス性能
※画像引用元:ニコン
被写体に自動でピントを合わせてくれるオートフォーカス。
Z 7IIとZ 6IIのオートフォーカス性能はほぼ同等ですが、細かい違いがあります。
Z 7II | Z 6II | |
AFシステム | ハイブリットAF | ハイブリットAF |
AFポイント | 493点 | 273点 |
どちらもハイブリットAF(像面位相差AF+コントラストAF)を採用しています。
AFポイントはZ 7IIが493点と多くなっており、より細かくピント合わせをすることが出来ます。
オートフォーカスの速度や追従性はほぼ差が無いかと思います。
公式が言っているわけでは無いので正確な情報ではありませんが、Z 7IIはより広範囲の被写体に対応し、Z 6IIは高速で追跡しやすい被写体に向いていると言われていますね。
どちらもファームウェアアップデートで、瞳AF/動物AFの精度や速度、使えるオートフォーカスエリアの拡大が行われており、発売当時に比べると使いやすくなっています!
動画性能
※画像引用元:ニコン
今ではミラーレスは動画性能も高くて当たり前の時代となりました。
Z 7IIとZ 6IIで動画性能に差があるのか見ていきましょう!
Z 7II | Z 6II | |
最大解像度 | 4K UHD(3840x2160)60p | 4K UHD(3840x2160)60p |
スローモーション | FHD/120p | FHD/120p |
発売当初は性能差がありましたが、ファームウェアアップデートで現在はほぼ同等の性能となりました。
どちらの有料サービス(33,000円)になりますが、「12bit RAW動画出力」に対応しています。
最高解像度は「4K」で同じとなっていますが
バッテリー持ち
※画像引用元:ニコン
長時間撮影をされる方にとって気になるのが、バッテリー持ちです。
予備バッテリーは価格が高いですし荷物にもなるので、出来るだけバッテリー持ちに優れている方が良いですよね!
Z 7II | Z 6II | |
静止画 | ファインダー使用時:360枚 液晶モニタ使用時:420枚 |
ファインダー使用時:340枚 液晶モニタ使用時:410枚 |
動画 | モニターモード[ファインダーのみ]時:約100分 モニターモード[モニターのみ]時:約105分 |
モニターモード[ファインダーのみ]時:約100分 モニターモード[モニターのみ]時:約100分 |
両者ともに使っているバッテリーは「Li-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL15c」で同じなのですが、Z 7IIの方が僅かにバッテリー持ちが良いですね。
ほぼ差はありませんので、バッテリー持ちの違いを気にする必要は無いレベルです!
Z 7IIとZ 6IIの比較 まとめ
Z 7II | Z 6II | |
発売日 | 2020年12月11日 | 2020年11月 6日 |
タイプ | ミラーレス | ミラーレス |
レンズマウント | Nikon Zマウント | Nikon Zマウント |
センサーサイズ | フルサイズ | フルサイズ |
画素数 | 4575万画素 | 2450万画素 |
高感度 | 標準:ISO64~25600 拡張:ISO32相当、102400相当 |
標準:ISO100~51200 拡張:ISO50相当、204800相当 |
連写速度 | 高速連続撮影:約5.5コマ/秒 高速連続撮影(拡張):約10コマ/秒 |
高速連続撮影:約5.5コマ/秒 高速連続撮影(拡張):約14コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 | 1/8000~30秒 |
AF測距点 | 493点 | 273点 |
液晶モニター | 3.2型(インチ)・210万ドット | 3.2型(インチ)・210万ドット |
ファインダー倍率 | 0.8倍 | 0.8倍 |
ファインダー視野率 | 100% | 100% |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:360枚 液晶モニタ使用時:420枚 |
ファインダー使用時:340枚 液晶モニタ使用時:410枚 |
記録メディア | XQDカード CFexpressカードTypeB SDカード SDHCカード SDXCカード |
XQDカード CFexpressカードTypeB SDカード SDHCカード SDXCカード |
Wi-Fi | ○ | ○ |
Bluetooth | ○ | ○ |
NFC | × | × |
本体サイズ (幅)x(高さ)x(奥行) | 134x100.5x69.5 mm | 134x100.5x69.5 mm |
重量 | 約615g(本体のみ) | 約615g(本体のみ) |
実売価格 | 347,800円前後(ボディのみ) | 234,000円前後(ボディのみ) |
Nikon Z 7II
- 4575万画素の高精細な写り
- トリミング耐性が高い
- 風景写真や物撮りをされる方向き
Nikon Z 6II
- バランスの良い性能
- 高感度性能が高い
- 連写速度が速い
- オールマイティに使えるカメラが好きな方向け
Z 7IIまとめ
風景写真やポートレート、物撮りをされる方はNikon Z7llが向いていますね。
また野鳥撮影などでトリミングをされる方も、高画素機のトリミング耐性が活きると思います。
Z 6IIまとめ
Nikon Z6llは苦手なことが無いオールマイティさが特長。
高感度耐性や連写速度が速いので、スナップ撮影やパパママカメラとして活躍しますし、ジャンルを選ばず使えるカメラですね!