こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
2018年末に登場した、Canonのフルサイズミラーレス「EOS R」
一眼レフの王者が、ついに発売したフルサイズミラーレスと言うことで、多くの話題を集めました!
カメラ雑誌などでは評価の高いカメラですが、実際に購入された方のレビューはどうなのでしょう?
Canon EOS Rのレビュー
![](https://kaerucamera.net/wp-content/uploads/2019/02/man-791049_1280-e1549763933472.jpg)
EOS Rを購入した人の意見はどうだろう?
多くのレビューを見て先に要点をまとめて見ると。
画質への評価はとても高いです!
フルサイズミラーレスから新しいマウント「RFマウント」が採用され、お値段は高いものの光学性能が良いレンズが登場しています。
RFレンズの評判が良いのはもちろんのことですが、これまでのEFレンズを使用している人からも画質の良さは好評。
ダイナミックレンジも広く、高感度でのノイズ耐性も高いようですね!
イマイチな点としては操作性の悪さが上がっていました。
「ボタンの配置が悪い」と言う意見も多く、実際にボタンに指が届きにくいひともいる様で、この辺は後継機で改良が必要そうですね。
Canon EOS Rの良い評価
※レビューは価格.comより引用しています。
【慣れれば、従来レフ機より圧倒的に快適です。】
発売から3か月ほど経過していますが、当初こちらでの評価が芳しくなく正直なところ二の足を踏んでいました。しかし「ニコン使いの知人」から「直接、使っている人から話聞くとと凄くいいみたいよ!」という話を聞き、購入に舵を切りました。
実際に使ってみて慣れてくると「もうレフ機には戻れない」というのが率直な感想。それほどまでに感じさせるカメラでした。
操作系が大きく変わったことで苦労されている方が多いようですが、カスタマイズをしたうえで慣れてくれば、こちらのほうが圧倒的に快適に感じるはずです。
非常に良いカメラだと思っています。
【ピント精度は期待通り】
比較するカメラや撮影対象によって評価が別れるカメラだと思います。オールマイティーではない。
しかし、EOS6Dを人物撮影中心に使ってきたという視点では十分に期待に応えてくれたと思います。
良い点
1)広いピントエリア、精度の良いAF
2)ファインダー性能
3)バッテリーのもち。劣化度赤のバッテリーで約四時間、904枚撮影(ファインダー中心に撮影、Wifi Off)
【レンズが生きるカメラ】
EF85mm F1.4L IS を開放Fで撮影すると5DⅣではミラーボックスによるケラレだと思われる玉ボケの欠けが、EOS Rではなくなっています。
EFレンズでもミラーレスカメラに接続することで、とくに後玉が大きいレンズやTS-Eレンズだと描写の向上が期待できそうです。
EOS Rを購入する前まではミラーレスカメラはカメラの性能が向上するだけなのかな…と漠然と思っていましたが、RF24-105mm F4L IS やEFレンズを装着させて使ってみるとカメラの性能向上より、レンズの性能向上がミラーレスの本来の目的なのかなと感じています。
EOS Rはレンズの生きてくるミラーレスカメラです。
Canon EOS Rの悪い評価
※レビューは価格.comより引用しています。
【初のキャノンミラレス期待外れでした】
一番の欠点は、私は人物(モデル)を撮るとき縦グリップを使用します。 ここで問題なのはマルチファンクションが縦グリップにないことと(購入する前に分かっていましたが)、AFポイントを任意に移動したい場合、瞬時にできないことが辛いです。 また、これも欠点ですがAFポイントが5000以上あり細かく動かすことが出来るのに肝心な、AFの枠が9点で一括りなってしまって生かし切れていない。
ひと事で初のキャノンミラレス期待外れでした., EOS Mシリーズの反省でEOS KissMが出たような運命になりそうなので、次の機種が出るのを待たれたほうが賢明かと・・・自分も反省の一人です。
【がっかりな点が多すぎる】
今回canon初のフルサイズミラーレスということでかなり期待していましたが、とても残念でした…
がっかりな点をまとめていきます。
主に同価格帯のSONYのα7ⅲやcanon一眼レフと比べています。
●その1 ボディ内手ぶれ補正がない
ボディ内手ぶれ補正がついていません…
この価格帯でありえません。手ぶれ補正無しのレンズの場合、シャッタースピードをさげずらく、実用にかなり不向きです。
SONYミラーレスや同価格帯canon一眼レフと比べて残念な点。
●その2 新マウントが高すぎる
新しく発表された新マウント、価格が高すぎます。eos rが完全なプロ仕様なら高くても良いと思いますが、SDカードがシングルスロットだったりカメラ自体はハイアマチュア向けという矛盾。どの層に向けてるのかわからない。
●その3 連写性能が微妙
追従AFのサーボ連写では、秒5コマしかなく 最新機種とは思えない性能。5年前〜10年前のスペックではないでしょうか…
またα7ⅲと比較して連写時にシャッター音をオフにできないのは痛い。静かな会場とかで使用しにくいです。
●:その4 AFが他社より劣る
AFの追従がSONY瞳AFに比べて残念。暗所でのAFもちょっと物足りない。
●その5 SDカードがシングルスロットのみ
先述してますが、シングルスロットです。
α7ⅲ、GH5など同価格帯ミラーレスはダブルスロットなのにこの価格帯でシングルスロットはきついです。
結婚式やスポーツ、データが絶対に消えてはいけない場面では使えません。
●その6 バッテリーの持ちが悪い
ミラーレスは電子ファインダーなのでもちが悪いのは仕方ないですが、もう少しなんとかならなかったものか…
レビューまとめ
やはり画質への満足度は高いようですが、操作性や機能面での不満が多いですね…。
初号機とは言え、もう少し高い完成度をみなさん期待されていたよう。
発売当初の価格(230,000円)を考えれば、不満な点が多いのも分かります。
しかし現在では、お値段が200,000円を切っており、一時は180,000円にまで安くなった!
オールマイティなフルサイズミラーレスとして、適正な感じになってきましたね。
Canon EOS Rは買い?
![](https://kaerucamera.net/wp-content/uploads/2019/02/thinking-767040_1280-e1549764084650.jpg)
EOS Rはいま買うべき?
登場したばかりの頃なら、Canon初のフルサイズミラーレスとして価値がありました。
ですが、すでに次のフルサイズミラーレス(EOS RP)も登場予定となっており、現時点では様子見が無難ですね。
EOS RPは下位モデルとなりますが、フルサイズミラーレスながら本体がかなりコンパクト!
手軽に使いたい人には、EOS RPの方が合っていると思います。
EOS Rより上位となる、プロモデルも今後出るはずですので、待てるのなら今はEOS Rは買いではないですね。
まとめ
Canon初のフルサイズミラーレスとして、注目をあつめたEOS R。
オールマイティなカメラで使いどころは多いですね。
他の新型機も登場予定となっていますが、EOS Rより下位モデルか上位モデルとなっていますので、Canonの一眼レフ「EOS 6D Markll」のように、なんだかんだでEOS Rが一番の売れ筋モデルとなるのではないでしょうか!