こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
カメラと一口に言っても、いろいろなカメラが存在します。
最近、人気の高いのはミラーレスですね。
一眼レフやミラーレスなど、様々な呼び方がありますが一体何が違うのでしょうか?
今回はどんなカメラがあるのか、またそれぞれを解説いたします!
カメラの種類
カメラと言えば写真を撮る機械ですよね。
目的は同じですが、カメラにはいろんな種類があります。
カメラの種類
・コンデジ
・一眼レフ
・ミラーレス
・フィルムカメラ
・チェキ
・スマホカメラ
これだけのカメラがあります。
あなたがカメラを始めたいと思っても、詳しくないとどれを選んだら良いのか分からないですよね…。
それぞれどんな特徴を持ったカメラなのか、詳しく解説していきます!
コンデジ
※画像引用元:Sony(https://www.sony.jp/)
一般的にはカメラと言えば、コンデジのことを言うのではないでしょうか?
コンデジとはコンパクトデジタルカメラの略で、その名の通り小型のデジタルカメラです。
時代の流行は女性によって作られる部分が多く、昔の女子高生のかばんにはインスタントカメラの「写ルンです」が、ほぼ必ず入っていました。
それから数年のときが流れると、写ルンですからコンデジへと移り変わりました。
インスタントカメラは写真を撮れる枚数が少なかったのと、現像しないと写真の出来栄えが分からなかったのがネック。
コンデジはインスタントカメラよりもはるかに多い撮影枚数、そしてモニターで撮った写真をすぐに見ることが出来るので大流行しました!
当時はコンデジのCMがバンバン流れていたのを覚えています。
もはや無敵に思えたコンデジですが、思わぬライバルが登場しました。
いま、ほとんどの方が持たれているスマートフォンですね。
電話もメールもラインもネットも出来て、写真もキレイに撮れるスマートフォンの登場で、コンデジの売上は急下降…。
コンデジ自体が消えてしまうんじゃないかと思うほどでした。
そんな危機に陥ったコンデジは、カメラとして高性能化を遂げます。
購入しやすいエントリーモデルでも、本体サイズはよりコンパクトに。
そして画質もスマホには負けないレベルで、特に夜景のノイズの少なさやオートフォーカスの合いやすさはコンデジの方が優ります。
また、より高画質を目指した「高級コンデジ」も登場。
大型の1型センサーを採用することで、高画質化はもちろんのこと、一眼レフのような背景をボケさせることが出来るコンデジなんです。
お値段は高いものの小型のミラーレスとも呼べるカメラで、いまとても人気が出ています!
一眼レフ
カメラの王様と言えるのが一眼レフです。
現在、一眼レフと呼ばれているのは正しくは「デジタル一眼レフ」
コンデジと同様にSDカードに写真データを保存するので、撮ってからすぐ写真を確認できますし、失敗してしまったら消すことも出来ます。
コンデジは「コンパクトデジタルカメラ」の略ですが、一眼レフの名前の意味ってなんなんでしょうか?
一眼レフカメラの「一眼」とは、撮影するレンズ(眼)と光学ファインダー用のレンズ(眼)が一つ(つまり同じ)であるという意味です。
一眼レフカメラの「レフ」とは「光を反射する」という意味の「レフレックス(reflex)」の略です。
デジタル一眼レフカメラには、レンズを通った光を光学ファインダーに導くためのミラーがあり、このミラーが、レンズを通過した光を上方に反射します。つまり、光を反射するミラーがあるために「レフ」と呼ばれているのです。
引用元:ニコン(http://www.nikon-image.com/)
レンズとファインダーが同じだから一眼。
カメラ内部に鏡が入っているので「レフ」という事ですね。
レンズとファインダーが別々に分かれている二眼レフも存在します。
見た目がレトロでオシャレなため、いまでも人気があります!
一眼レフの特長は、とにかく写真撮影に特化していること。
カメラのサイズは大きいですが、その分おおきなセンサーを搭載しているので、高画質で背景をカンタンにボケさせることが出来ます。
光学式ファインダーが装備されているので、ファインダー越しにリアルタイムの風景を見ながら撮影できるので、スポーツシーンやお子さんを撮りやすい。
またコンデジと違ってレンズを交換出来るため、魚眼や超望遠レンズなど色んなレンズを使えますので、撮影の幅が非常に広いのもメリット。
レンズはカメラ本体よりも高価な物がありますが、一眼レフにハマってしまうと次々とレンズを買いたくなる「レンズ沼」という恐ろしい病気?が発症する恐れがあります(笑)
ミラーレス
※画像引用元:OM-SYSTEM
一眼レフと並んで人気が高いのがミラーレスです。
ミラーレスはその名前の通り、ミラー(鏡)が無い一眼カメラのこと。
詳しくはこちらの記事をどうぞ
ミラー機構は一眼レフの中でもかなり大きな部品なため、ミラーを無くしたミラーレスは小型で軽量なのが特長。
コンデジ並とまではいきませんが、一眼レフと比較すればそのコンパクトさは歴然。
持ち運ぶのも楽で、撮影のときも取り回しやすいので、女性を中心に人気が出ました。
現在ではミラーレスも進化し、一眼レフとカメラの性能は遜色のないレベルになったため、プロカメラマンの中でもミラーレスへ移行される方が増えてきています。
ミラーレスの欠点であった「バッテリー持ちの悪さ」や「電子ビューファインダーの遅延問題」も解決されつつあるので、これからは一眼レフに取って代わってミラーレスがスタンダートとなる時代が来るでしょう。
また一眼レフはほとんど同じデザインですが、ミラーレスはデザインが豊富で女子向けのかわいいカメラや、男性が好きそうなクラシカルなデザインまで幅が広いです。
カラーバリエーションが豊富な機種もあるため、選ぶ楽しさがありますね!
フィルムカメラ
デジタルカメラが登場するまでは、カメラと言えばフィルムカメラの事でした。
デジタル全盛の現代から見れば
- 撮るたびにフィルム代がかかる
- Wi-Fiなど通信手段が無い
- 現像代がかかるor現像してくれる店が少ない
などなど、フィルムカメラにはデメリットに感じる部分も多いかと思います。
しかしながらデジタルカメラが主流だからこそ、フィルムが見直されている部分もあるんです。
デジタルカメラはハイテクでとても便利なカメラですが、便利すぎるがゆえに弊害もある。
代表的なのは「安易にシャッターを切りまくってしまう」こと。
SDカードに写真データを保存しますので、写真を確認するのもデータを消すのもその場で出来ます。
なので「数打てば当たる」の精神で、とにかくシャッターを切りまくってしまう方が多いんです。
それが一概に悪いこととは言えませんが、一枚一枚じっくりと構図を考え撮影することが抜けてしまうんですね。
フィルムカメラは撮影できる枚数も少ないですし、SDカードではなくフィルムを使用するため、失敗したなーと思ってもその写真を消すことが出来ません。
なので一球入魂ではないですが、自然と一写入魂で撮影するようになるんですね。
写真を撮ることに対する意識を変えてくれる、見直しさせてくれるのがフィルムカメラなんです。
それとデジタルカメラの高画質さとは異なる、フィルムならではの写りも人気の要因となっています。
フィルムならではの独特な描写は、ノスタルジーを感じる写真に仕上がるためフィルムカメラやインスタントカメラを知らない若い世代の方に、フィルムカメラのブームが来ています。
インスタグラムを見ていても、大学生や20代前半の方がよくフィルムカメラを使っていますね。
いまでも需要があるフィルムカメラですが、年々製造されている機種が減っていまして、新品で買えるフィルムカメラは数がとても少ないです。
そのため外国の中古フィルムカメラなども、最近では市場に出回っています。
チェキ
※画像引用元:富士フイルム(http://instax.jp/)
古くは1981年に登場したインスタントカメラで、1999年に富士フィルムから発売された「instax」でブームとなりました。
2015年からもフィルムカメラと同じくして、チェキも再度ブームになっており年間500万台を売り上げるモンスターコンテンツとなっています。
写真を撮ったその場で印刷される手軽さで、画質はフィルム感のあるレトロな仕上がりになるため、若者を中心として大ヒット中。
以前はチェキ用のフィルムをセットし、シャッターボタンを押すだけのシンプルな構造でしたが、最新のチョキはデジタル化しモニター画面が採用され、さらにチョキ内で写真の加工まで出来てしまいます。
スマホカメラに慣れている世代にはとても目新しく見える商品なため、まだまだ人気は続きそうですね!
スマホカメラ
※画像引用元:Sony(https://www.sonymobile.co.jp/)
いまや国民のほとんどが持っていると思われるスマートフォン。
いつでも持ち歩いている端末なため、スマホのカメラを使って撮影される方は大変おおいでしょう。
ガラケーの時代からカメラは搭載されていましたが、当時のカメラは画質が悪く「おまけ」的な要素が強かったです。
写真の保存サイズも小さかったため、携帯の画面では見れるけどパソコンで見るとザラザラとして見れたものではありませんでした。
しかしスマートフォンが登場してからはカメラ機能が大きく強化され、十分に見れる写真が撮れるようになりました。
近年のハイスペックモデルの中には、コンデジ並みのセンサーを搭載したスマホも登場し、ますます画質に磨きがかかってきています。
レンズのF値もf/1.7と、とても明るいレンズが採用され始め、これまで苦手であった夜景や暗い場所での撮影も改善されています。
またスマートフォンのカメラはデジタルズームであったため、ズームするほど画質が悪化していました…。
これも広角と望遠のそれぞれの役割をもったレンズを複数採用した「デュアルカメラ」や「トリプルカメラ」を採用し、ズームしても画質の悪化が抑えられました。
センサーサイズの大きいスマホ
Galaxy S8/S8+(センサーサイズ:1/2.55型)
ASUS ZenFone4(センサーサイズ:1/2.55型)
iPhoneやXperiaも写真の画質が良いですが、センサーサイズが公表されていませんね…。
複数のカメラを搭載したスマホ
HUAWEI P20 Pro(トリプルカメラ)
iPhone X(デュアルカメラ)
Xperia XZ2 Premium(デュアルカメラ)
AQUOS R2 SHV42(デュアルカメラ)
ご紹介したのは一部の機種ですが、2018年モデルはデュアルカメラがトレンドになっています。
まとめ
ご紹介したカメラを簡単にまとめるとこうなります。
一眼レフ | 〇:画質がとても良い ×:持ち運びがめんどう |
ミラーレス | 〇:画質がとても良い、コンパクト ×:一眼レフよりバッテリー持ちが悪い |
フィルムカメラ | 〇:フィルム独特の描写がおしゃれ ×:機種が少ない、フィルム代がかかる |
コンデジ | 〇:画質が良い、持ち運びやすい ×:カメラ全体を見ると中途半端な印象 |
チェキ | 〇:その場でフィルム写真を現像できる ×:写真サイズが小さい、フィルム代がかかる。 |
スマートフォン | 〇:いつでも写真を撮影できる ×:画質は一眼レフ・ミラーレスには絶対勝てない。 |
どれも同じカメラですが、それぞれの特長は大きく違っていましたね。
画質の良さは一眼レフとミラーレスが絶対的な存在で、写真撮影のお手軽さではスマートフォンがナンバー1。
ガッツリと写真を趣味にするのではなく、楽しみながら撮影するならチェキと言ったところでしょうか。
コンデジや高級コンデジは、使っていると結局は一眼レフかミラーレスが欲しくなってしまうと思います。
ただ、カメラとしての性能は高くとてもコンパクトなため、すでに一眼レフを使っている方のサブカメラとして使われることも多いですね。
それぞれのカメラの得意なこと特長を知って、あなたの用途にピッタリなカメラを選びましょう!