こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
いまガラケー時代の写メとか見返すと、とても見れたもんじゃない画質で人の顔さえ鮮明に写ってないザラザラな写真です。
しかし、携帯電話にカメラが付いているのでいつでも持って回れるし、当時はそれほど画質は気にしていなくて撮れるというだけで満足でした。
カメラ付き携帯の登場以降あれよあれよと売上が激減し、現在では瀕死ながらも細々と販売されている状態です。
メモ
コンパクトデジタルカメラは写真に興味が無くても、旅行などのときは写真を撮りたいというユーザーに需要がありましたが、コンデジより気軽に持ち運べて撮影出来るガラケーに食われました。
しかし、一眼レフは完全にプロの人か趣味の人が使うものなので、売上に影響はさほど無いものだと私は思っていました。
ですが!
近年では、一眼レフカメラの売上も減ってきているんです。
スマートフォンの登場!
一眼レフキラーとなったのが、今皆さんが使っているスマートフォンです。
ガラケーの時よりもよりカメラ性能が上がり、解像度もアップしたので拡大せずにパッと見た程度ではコンデジ並の写真に仕上がってしまいます。
これによってコンデジは完全に止めを刺されて形となってしまい、今までの低価格で気軽に撮れるカメラから高級志向のコンデジへと方向転換する事となりました。
影響はコンデジに留まらず、あまりにキレイに撮れすぎるスマートフォンのおかげで「カメラ離れ」が加速し、一眼レフを購入する方がグッと減ってしまう自体に…。
確かに写真が趣味と言う人以外にとっては、写真を撮るにはスマホで事が足りてしまうんですよね。
一眼レフを始める前の私もおんなじ考えたでして「スマホでキレイな写真が取れるからわざわざカメラなんて要らない」と思っていました。
こう考える方が増えたので、いま一眼レフ業界が窮地に立たされているのです!
特にNikonさんが大打撃
※画像引用元:ニコン(http://www.nikon.co.jp/100th/)
2017年の3月期決算でニコンは71億円の赤字で、7年ぶりの赤字決算となってしまいました。
2016年にはフラッグシップの「D5」、モンスターASP-Cカメラ「D500」
大三元レンズの標準と望遠のリニューアル
待望だったモデルチェンジと新型カメラ投入を積極的に行ったにも関わらず赤字に転落してしまったのです。
ニコンだけが急に不人気になった訳ではなく、業界全体の売上が落ちてはいますが他のメーカーはカメラ以外の武器があるのでニコンほどダメージを受けなかったんですね。
例えばSONYは各種センサー類の供給を行っていますし、Canonはプリンター関連があります。
フジフィルムはチェキの再ブームのおかげで600万台も販売し好調!
ニコンもカメラ以外に医療分野などで活躍していますが、一般ユーザーには関係のない分野なので厳しいのかな?
メガネのレンズも販売されていますが、昔ほどレンズに拘る人も少なくメガネレンズ専門メーカーに割って入るのは厳しそうです。
このまま業界の売上が下がり続けると?
カメラ離れが加速すると・・ 今の勢いでカメラ離れが加速してしまうと、まずカメラ部門から撤退してしまうメーカーが出てくる可能性がありますよね。 それと車と同じで面白い車や特化した車は作られなくなり、無難で面白みのないラインナップになってしまうのでは無いでしょうか?
カメラ離れと言ってもチェキはメッチャ売れてますので、消費者が興味を持つカメラが出れば持ち直せると思うのですが、そこが一番難しいですからね(笑)
※私はスポーツカーが好きだったのですが、一時期スポーツカーが全滅し燃費だけを求めた車だけになってしまった時はとても悲しかったので、カメラ業界でもそんな思いはしたくないですwww
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■一眼レフを友達にも勧めたいけど、可哀想な気もする話。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です! 先日の話なんですが、私を含む写真が趣味の3人で「一緒にカメラやろうよ~」と写真に興味の無かった友達を誘っていました。 友達に共通の趣味が出来ることはとても ...
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以前にカメラの世界に誘うのは気が引けるという内容の記事を書きました。
しかし、カメラ業界はそうも言ってられない状況なので、少しでもカメラに興味がある人は一眼レフの世界に誘ってみよう(笑)!