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【簡単】一眼レフやミラーレスで月を撮影する方法!

2019年1月23日

梅野

2015年からカメラを始めました。使用しているカメラはNikon Z9。
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※2022年11月15日に内容を更新しました!

 

こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!

 

スマートフォンでは絶対にキレイに撮れないもの。

それは「月」です。

 

スマホカメラは望遠をする時にデジタルズームを使います。

このデジタルズームは、カンタンに言ってしまうとトリミングして拡大しているだけなので、望遠にするほど画質が劣化していく…

最大望遠の写真なんて見れたもんではありません。

 

そこで必要になってくるのが光学式の望遠レンズ!

これが使えるのは一眼レフ・ミラーレス・コンデジなど。

 

最近のスマホでは光学式ズームが使える機種もありますが、ズーム倍率が少なく月は点としてしか写りません。

何十年に一度、何百年に一度の皆既月食などの天体ショーをキレイに撮影したいですよね?

 

今回は月の撮り方をご紹介します!

 

 

月を撮るのに必要な機材

必要なもの

  • カメラ(一眼レフ&ミラーレス)
  • 望遠レンズ(焦点距離200mm以上)
  • 三脚

 

以上の3点があれば、キレイに月を撮ることが出来ます。

一眼レフを持っていなくても、高倍率ズームを搭載したコンデジでも可能!

 

 

エントリーモデルでも月は撮れる

 

ペンくん
「僕のカメラはエントリーモデルだから無理だよね?」
「エントリーモデルでも余裕で撮れます」
梅野

 

エントリーモデルだとセンサーサイズが「APS-C」「マイクロフォーサーズ」でしょう。

もちろんフルサイズの方が高画質なのは言うまでもありませんが、エントリーモデルのカメラでもスマートフォンやコンデジより遥かに大きなセンサーですので、余裕でお月様を撮影できます。

 

それにAPS-Cやマイクロフォーサーズの方が、低予算で望遠撮影を楽しめます。

なぜかと言うと、それは35mm換算!

 

APS-Cの場合は焦点距離が約1.5倍

マイクロフォーサーズなら約2倍となります。

 

 

例えば焦点距離200mmのレンズの場合、フルサイズならそのまんま200mmのレンズとして使用できます。

これがAPS-Cなら1.5倍で350mm、マイクロフォーサーズなら2倍で400mmとして使えます。

 

望遠レンズはお値段が高いレンズが多いので、焦点距離が伸びるAPS-Cやマイクロフォーサーズは、低価格なレンズで月の撮影が出来ます。

 

 

月をキレイに撮るカメラの設定

 

梅野
「カメラを三脚にのせて望遠で撮る」

 

機材のセッティングはこれだけです(笑)

なにも難しいことはありませんね。

 

機材の準備が出来ましたら、カメラの設定をして行きましょう!

 

月をキレイに撮るために重要な設定

  • F値(絞り値)
  • シャッタースピード
  • ISO感度

 

 

この3つが重要となります。

この中でも1番大事なのはシャッタースピード。

 

他の設定が完璧でも、シャッタースピードが遅いと月がブレてしまいますので、シャッタースピードが何よりも大事です!

 

 

F値は1~2段絞るとクッキリ撮れる

 

レンズはF値開放で撮るよりも、少し絞った方が高画質な写真を撮ることが出来ます!

 

F/1.4のレンズならF/2.0からF/2.8
F/2.8のレンズならF/4.0からF5.6
F/5.6のレンズならF/8.0からF/10前後

 

1段から2段ほど絞ることで、より月がクッキリと写ります。

ただF値を絞るとシャッタースピードも遅くなりますので、開放F値がF3.5やF5.6と暗いレンズを使う場合は、F値開放に設定してシャッタースピードを速くした方が良いです。

 

 

シャッタースピードは使うレンズによって変わる

 

月を撮影するのに使うレンズの焦点距離によって、適切なシャッタースピードは変わってきます。

地球はクルクルと自転していますので、月は思っている以上に速く動く。

 

なのでシャッタースピードが遅いと、月がブレてしまいます(被写体ブレ)

反対にシャッタースピードが速すぎると、ISO感度が上がり過ぎて、ノイズだらけの低画質な写真になってしまう。

 

キレイに月を撮影するためには、月がブレないギリギリのシャッタースピードに設定する必要があります。

 

 

「500ルール」と言う、月がブレないシャッタースピードを、簡単に計算する方法がありますので、それを使って計算してみましょう!

 

500 ÷ レンズの焦点距離(フルサイズ換算)= 上限露出時間(秒)

 

焦点距離300mmのレンズを使う場合は、500÷300=1.666となります。

なので、シャッタースピードは1.6秒以上に設定すれば良いわけですね。

 

500ルールはあくまで目安ですので、1.6秒でブレるのならさらにシャッタスピードを速く。

1.6秒でブレないのであれば、少しだけ遅くしてみて、より高画質に撮れる速さを探って行きましょう!

 

 

画質に直結するISO感度

 

ISO感度は先ほどの、500ルールで計算したシャッタースピードになるよう設定します。

300mmのレンズを使う場合は、シャッタースピードが1.6秒以上である必要がありますので、この速度が出るようにISO100・200・400と徐々に上げてみましょう!

 

徐々にISO感度を上げて行って、ISO3200やISO6400で1.6秒のシャッタースピードになる場合は、ノイジーな写真になってしまいますので、F値の設定を見直します。

F値は1段から2段絞った方がクッキリと写ると言いましたが、せっかくクッキリ写る設定でもノイズだらけになっては台無し…。

ISO感度が上がり過ぎる場合は、F値を開放にしてシャッタースピードを速くし、ISO感度をあまり上げなくても大丈夫な様にしてみましょう!

 

 

 

出来ればマニュアルフォーカス

 

月は明るいですので、星と違ってオートフォーカスでピントを合わせることも可能です。

ですが、ピントが合いにくかったり、微妙にピントが合っていないこともありますので、より確実に撮影するならマニュアルフォーカスがおすすめ。

月が相手ならジックリとピントを合わせる時間がありますので、カメラのモニターを拡大しながらピントを合わせてみましょう!

 

この記事を書いた当時のカメラだと、オートフォーカスでは少し不安がありましたが、現在のカメラであればオートフォーカスでバッチリピントが合います。

なので無理にマニュアルフォーカスを使う必要もありません。

カメラの進歩って凄いですね!

 

撮影した後は写真を拡大表示して、ちゃんとピントが合っているのかの確認を忘れずに行って下さい。

 

 

レリーズがあればよりブレを抑えられる

 

 

月の撮影ではシャッタースピードが遅いですので、手ブレもシビア。

シャッターボタンを押すときの、わずかな振動でもブレてしまうことがあるんですね。

 

月は逃げませんので、何度もシャッターを切ればそれでOKなのですが、手ブレを防ぎたいならレリーズ(リモートボタン)があればなお良し!

レリーズを使えば手ブレの心配なく、快適に撮影ができます。

 

時間と手間が掛かりますが、セルフタイマーで撮る手段もあります。

 

 

望遠で撮ったけど、まだ月が小さい…

 

焦点距離200mmや300mmのレンズでは、月を撮ってもまだ小さく写ります。

なので、この場合はトリミングを使って月を大きく見せましょう。

 

最近のカメラはエントリーモデルでも2500万画素前後ありますので、トリミングしても画質が劣化しにくいです。

なので好みの大きさになるまでトリミングしましょう。

 

lightroomやPhotoshop、Luminar Neo などのレタッチソフトには、トリミングして劣化した画質を戻す機能があります。

 

lightroom・Photoshopは「スーパー解像度」

Luminar Neo は「アップスケールAI」

 

レタッチソフトをお持ちの方は、こういう機能も使ってより画質を上げていきましょう!

 

 

青い月とかどうやって撮っているの?

 

月の写真を見ていると真っ青な月の写真とかありますよね。

あれはホワイトバランスを変えているのです。

  ホワイトバランスは色味を変える機能です。   例えば夕日が差し込むテラスに置かれた白い…

 

カメラでホワイトバランスを変えることが出来ますし、撮ったあとで写真編集ソフトで変更することもできます。

黄色の月ではつならないなと思ったら、青くしてみたり赤くしてみたりして、幻想的な雰囲気をだすのも良いですね!

 

 

まとめ

皆既月食の写真

※2022年11月8日 皆既月食・天王星食の写真

レンズ焦点距離200mm・F/2.8・SS1/10秒・ISO2000で撮影しました(トリミングしてます)

 

 

「天体を撮る」と聞くとなんだか難しそう…。と思ってしまいますが、月は初心者でも撮るのがカンタンです。

三脚を使って望遠レンズで撮るだけですからね。

 

月は色を変えてみたり、クレーターの陰影を強調してみたりすることで、印象がガラリと変わります。

レタッチの勉強にも適した被写体ですので、ぜひお月様を撮影してみましょう!

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