※2018年7月1日に更新しました。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
今年、ついに登場したニコンの高画素機「D850」
有効画素数が4575万画素と、ニコン史上最高画素数のフルサイズ一眼レフで、現在バカ売れ状態のため生産が追い付かない事態となっています!
前機種のD810よりも画素数がアップしたにもかかわらず、高感度性能や連写速度まで上がっており、これまでNikonの一眼レフではバランス機と言われていたD750よりも、高いレベルでまとまった新たなバランス機となりました。
購入された方のD850を使って見てのレビューは?
発売されてから2か月とちょっと経過しましたので、購入された方のレビューや作例を目にすることが多くなりました。
D850はかなり期待値の高い機種でしたが、それを上回るレベルで高評価です!
D850の良い評価
レビューは価格.comより引用しています。
【持つ喜びが感じられるカメラ】 5年の進化はさすがで、D800の不満点はかなり解消され、D800系の完成形だと思います。 電子先幕シャッターと、フォーカスピーキング表示など、ミラーレス機とのハイブリッド機になり、ミラーレス一眼同様メカニカルシャッターを使用しないためにシャッターの使用限界の数を気にしなくてもいいので、連続撮影を多用するユーザーには嬉しい機能だと思います。 バッテリーグリップでEN-EL18aを着ければ秒間9コマの連写ができ、高画質な連続撮影が可能になりました。 細かいことですが、購入してからセンサーの清掃はしたことが無く、センサーにごみが付き難くなったかと思います。
【永く造り続けてほしい】 D1 からのニコン愛用者です。 昔ニコンFやF2は10年くらい造り続けて、ファインダやモータードライブなどで 機能を補充しながら本体は変えずに、現役であり続けました。 カメラが家電製品になり、特に撮像素子の性能が日進月歩だったこの20年は、 2~3年で画質的に旧機種になるのが宿命でした。 D800 からD850 に買い換えましたが、撮像素子の到達点に来たように感じました。 これからはソフト的にはファームウェアのアップデートで機能を充実させたり、 ハード的にはバッファメモリを増強する程度のマイナーチェンジに留めて、 私の愛機を旧型化させないで欲しいと切に願います。 10年後で良いから、同じ機能・性能で格段に小さく軽いフルモデルチェンジを 期待します。
【業務運用目線4か月使用レビュー】 これほどのカメラを出してしまったニコンさん、次回はどんなカメラ作るんでしょうか。他のメーカーさんもそうですが、これを上回って来るには何か新しい技術革新が必要な気がします。 それはミラーレスではない気がしますし、ミラーレスメインで正直仕事が出来ない状況なので、レフ機は今後まだしばらく必要でしょう。 私はこのD850でもう十分すぎます。やり過ぎた感すら感じます。 プロカメラマンでこの機種を使ってる人はまだ見ていません。(よく見るのは今でも、D一桁系、D750、D800、D600/D610です。) レンズは示し合わせたかのように、24-70F2.8のレンズが圧倒的多数です。(たまにタムロンのA09) アマチュアの方へのご参考までに。
画質に対する悪評は一切ない
※画像引用元:Nikon(http://www.nikon-image.com/sp/d850/landscape/)
かなり高画素なカメラになりましたので、設定によっては手ブレにかなりシビアなようですが、ピントがしっかり決まった時の解像度はヤバいとしか言いようがありませんね(笑)
今までのフルサイズ一眼レフが普通のテレビだとすると、D850の画質は4Kテレビだと言っていい。
ゆっくりと設定を決めて撮影した一写入魂の写真だけでなく、気軽に撮影したであろうスナップショットでも解像度が高すぎて笑ってしまうレベルwww
まさに写真の質感が変わりますね!
またD5と同じフォーカスポイント153点(うちクロス対応は99点)のオートフォーカスが採用されたので、動体撮影にもかなり強くなっています。
流し撮りが決まった時の写真は圧巻の一言!
風景・ポートレート・モータースポーツ・航空機。
なんでもこの1台で最高の写真が撮れちゃいますね。
使いやすさも向上
※画像引用元:Nikon(http://www.nikon-image.com/products/slr/lineup/d850/features04.html)
前機種のD810と比べると、D850は一部大きくなり重量もわずかに増しました。
ですが、グリップ部分の作りが良くなってホールド感があがり、D810よりも持ちやすくて重さを感じにくいようです。
見た目や数値上は一眼レフの中でもかなり大きいカメラですが、実際に撮影する時はさほど気にならず撮影出来る。
持ち運ぶさいはもちろん大きな荷物になりますが、手に馴染むように持てるのは嬉しいですね!
グリップ部分の作りはD750の評価が高かったですが、この部分もD850にお株が奪われたみたいです(笑)
高画素ゆえにピントがずれていないか確認しやすい様、3.2型236万ドットのモニターに最大16倍の拡大表示が出来るようになっているので、撮影現場でもしっかりと写真の写りを確認できます!
その他の便利機能も豊富で「8K越えのタイムラプス動画撮影」「無音と言われるサイレント撮影」。
ネガフィルムを4544万画素のデジタルデータに変換してくれる「ネガフィルムデジタイズ」が備わっています。
8Kのタイムラプスを作っている方は見つけることが出来ませんでしたが、どんな動画になるのかぜひ見てみたいですね!
またSNSに素早くシェアすることが出来るNikon独自のアプリ「SnapBridge」にも、もちろん対応しています。
D850は史上最高のフルサイズ一眼レフ
DxOMarkでセンサースコア「100」を達成!
フルサイズ一眼レフとしては初の快挙となりました。
D850はもっともキレイな写真が撮れるカメラと呼べますね。
これだけの高画素機にも関わらず高感度性能も高く、ISO64-25600にまで向上!
それにノイズが出ないISO上限が2660と優秀な数値が出ています。
画素数が少なく高感度に強いといわれていたD750は2956ですので、4575万画素と言う事を考えればかなりいい結果だと言える。
それでいてオートフォーカスや連写など、他の性能も軒並み高いわけですから、ただ画質が良いだけではなくてすべてのレベルが高いバランス機。
まさに史上最高の一眼レフと言えるのです!
唯一、残念と言える部分
ボディ単体でもかなり高額なカメラなんですが、外観には高級感のかけらもないところ。
Nikonらしいと言えばそれまでなんですが、100周年の節目に販売され評価も申し分のないカメラなので、普段より少しデザインにも力を入れても良かったんじゃないかな~と思います(笑)
あとはせっかく売れていて、欲しいひとも大勢いるのに買えないという状況。
ニコンの一眼レフでこれだけ反響があるのは、最近だと「Df」以来では無いでしょうか?
ニコンは業績も低迷していたので、売れる時にガッツリと売ってほしいです!
D850のスペック
タイプ | 一眼レフ |
画素数 | 4575万画素 |
センサーサイズ | フルサイズ |
高感度 | ISO100~25600 拡張ISO35~102400 |
連写速度 | 7コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
液晶モニター | 3.2インチ・236万ドット |
ファインダー倍率 | 0.75倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
AF測距点 | 153点 |
撮影可能枚数 | 1840枚 |
記録メディア | XQDカード SDカード SDHCカード SDXCカード |
本体サイズ | 146(幅)x124(高さ)x78.5(奥行) mm |
重量 | 915g |
実売価格 | 350,000円前後(ボディのみ) |
まとめ
カメラとしての部分は高評価の嵐で「400,000円の価格も安いと言えるほど」とまで言われています!
今のところ、レビューで書かれている不満点はデザインのことだけ(笑)
やはりここは頑張って欲しかった部分ですね。
Dfのように後から特別仕様のD850でも登場しないかな?
予想以上の売れ行きで現在は入手困難になっていますが、良いカメラ・高画素機が欲しいと思っている方には、今ならD850一択でしょう!
しかし、実売価格でも370,000円前後するカメラをポンポン買えるカメラマン達は凄いですね。