こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
2023年10月に登場した「Nikon Zf」
レトロなデザインで爆発的な人気となった、Nikon Zfcのフルサイズ版と言うこともあり、Zfもかなりに人気モデルとなっています。
Nikon Zfはカメラとしての基本性能の高さに加え、ダイヤルを回す手ごたえにワクワクし、シャッターを切るたびに結果がついてくる――Nikon Zfはそんな“作って楽しい×結果が出せる”フルサイズです。
レトロデザインにEXPEED 7、被写体認識AF、最大8.0段の手ブレ補正、4K60p・10bitまで最新機能を凝縮。
モノクロ専用レバーやバリアングル液晶で表現の切り替えもスムーズ、三脚撮影ではピクセルシフト(最大約96MP相当)で作品づくりの解像感も狙えます。
今回は「Zfはどんな人に向いている?」を入り口に、初心者にもわかりやすく6つの特長、使いこなしのコツ、そしてZ 6III/Z fc/Z5との選び分けまで丁寧に解説します。
記事の信頼性
梅野
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Nikon Zfはどんな人に向いているカメラなのか?
※画像引用元:ニコン
Nikon Zfは、「撮る行為そのものを楽しみたい」人に刺さるフルサイズ機です。
レトロな外観に最新エンジンEXPEED 7を搭載し、被写体認識AFや4K動画まで“いまの便利”をしっかり詰め込みました。
難しい設定に悩むより、作って・残す体験を重視したい方にぴったりです。

こんな人にベストマッチ
- 初めてのフルサイズで失敗したくない
2450万画素×EXPEED 7で高画質と扱いやすさのバランス良し。家族写真から旅行スナップまでオールラウンドに対応します。 - ストリート&モノクロ好き
モノクロ専用セレクターでワンタッチB&W。撮影中に迷いなく「白黒スナップの目」に切り替えられます。 - Vlog/YouTube/短編映像もやりたい
4K60p、N-Log/HLG対応、最長約125分の長時間記録でカバー。自由度の高いバリアングルも動画撮影に◎。 - “歩き撮り”でブレを減らしたい
最大8.0段のボディ内手ブレ補正に加え、フォーカスポイントVRが画面隅の被写体でもブレを抑制。夜の街や室内スナップがグッと楽になります。 - 作品づくりを突き詰めたい
ピクセルシフト撮影(最大約9600万画素相当の合成)でディテールを緻密に。静物・建築・アート撮影に効きます。 - データ管理や色作りもスマートに
SD+microSDのデュアルカードでバックアップ運用が可能。Nikon Imaging Cloudの“Imaging Recipes”で色作りをカメラに取り込み、撮って出しを自分好みに。
使ってうれしい“安心機能”
- 被写体認識AF(9種類)と最高約14コマ/秒の連写で、子どもやペットの一瞬も逃しにくい。
- フルサイズ×バリアングルで、ハイアングル/ローアングルの表現も簡単。
まとめるとNikon Zf は「作る楽しさ」と「結果が出せる安心感」を両立。
写真メインでも動画メインでも、レトロな操作感と最新機能で「持ち出したくなる一台」です。
Nikon Zf 6つの特長!
24.5MPフルサイズ×EXPEED 7/9種の被写体認識、8.0段のボディ内手ブレ補正
※画像引用元:ニコン
24.5MPフルサイズセンサーと最新エンジンEXPEED 7の組み合わせで、高感度耐性と解像感の両立を実現。
夜の街や室内でもノイズを抑えつつ、色のり・階調がしっかり出せます。
さらに被写体認識AF(9種類)が、人・動物・乗り物まで自動で見つけてピントを合わせてくれるので、初心者でも“外さない”写真が撮りやすいのが魅力。
加えてZシリーズ最上位の最大8.0段のボディ内手ブレ補正(IBIS)を搭載。
世界初の「フォーカスポイントVR」が、画面の隅に置いた被写体でもフォーカスポイント付近のブレを重点的に抑えてくれるため、三脚が使えない場面や夜景スナップでも歩留まりがグッと上がります。
手ブレ・ピンボケの悩みから解放され、「撮るのが楽しい」を後押ししてくれる基本性能です。
真鍮ダイヤルの操作感/バリアングル液晶の撮影自由度
※画像引用元:ニコン
- 上面の真鍮(ブラス)ダイヤルは、指先に心地よいクリック感。
シャッター速度・ISO・露出補正を手で回して決める”楽しさはZfならでは。数字が目で見えるので、初心者でも設定の意味が直感的にわかり、操作に自信が持てます。 - 背面はバリアングル液晶。
ローアングルで道路の反射を狙ったり、ハイアングルで人混み越しに撮ったり、自撮り・縦動画まで柔軟。
見た目はクラシック、使い勝手は最新。持ち出したくなる理由がここにあります。
被写体検出AF(9種)と3Dトラッキング
※画像引用元:ニコン
Nikon ZfのAFは、フラッグシップ機Z9と同等の「被写体検出+3Dトラッキング」に対応。
オートエリアAF+被写体認識ONで人や鳥、車などをカメラに見つけさせ、ピントが乗ったら3Dトラッキングで粘り強く追尾。
スポーツや子どもの走り回りでも、フレーミングに集中できます。
AFが弱いと言われたのを過去のものにする、優れたAFです。
さらにZfには被写体検出に「鳥」専用のモードを搭載。
画面内に小さく映っている鳥も素早く認識するので、野鳥撮影にも向いています!
最大96MP相当のピクセルシフト合成
※画像引用元:ニコン
三脚を使ってピクセルシフト撮影をオンにすると、微小にセンサー位置をずらして連写し、最大約96MP相当の超高解像写真をNX Studioで合成できます。
布地の織り目、建築のディテール、静物の質感など、通常撮影では出しづらい微細な描写を得られるのが魅力。
ポイントは「静物に強い」こと。
風で葉が揺れる風景や人の動きが大きい場面ではブレ・合成ズレが出やすいので、室内のプロダクト撮影や美術館の記録、夜の都市風景(風が弱い日)などで活用すると効果的です。
フォトコンテスト用や、自宅で写真を飾るために大きくプリントする作品づくりにも最適。
オーバーサンプリング画質と長時間記録の熱対策
※画像引用元:ニコン
クラシカル見た目のカメラですが、動画時代に合わせて動画の撮影性能も高いです!
6Kオーバーサンプリングの4Kは、細部の偽色・モアレを抑えた緻密な画が持ち味。
肌の階調や夜景の電飾もなめらかで、編集で色を追い込んでも粘ります。
長時間記録の設計余裕もポイントで、4Kで最長約125分(条件あり)をうたうタフさは、イベントやドキュメンタリー、結婚式の定点収録で真価を発揮。
実用面では、室温が高い夏場は日陰に置く/液晶の明るさを抑える/風抜けを確保するなど“熱管理”を意識すると安心です。
高精細が必要な4K30p(6K超サンプリング)と、動き優先の4K60p(DXクロップ)を使い分ければ、一本のカメラで多彩な画づくりが可能です。
競合・兄弟機と比較:Z 6III/Z fc/Z5の選び分け
※画像引用元:ニコン
クラシックな操作感×最新AF・8.0段IBISで“作品づくりも動画も楽しみたい”なら Zf。
一方で動画制作を本気で突き詰めるなら Z 6III。
価格重視でフルサイズ入門なら Z5、小型軽量でレトロ感を手軽になら Z fc が有力です。
自分に合ったカメラの選び方
- 写真も動画もバランス良く。ダイヤル操作で“撮る楽しさ”重視 → Zf
EXPEED 7/被写体認識AF(9種)/8.0段のボディ内手ブレ補正。4K60p・10bit、6Kオーバーサンプリング30p、最長約125分の4K記録にも対応。モノクロ専用レバーやデュアルスロット(SD+microSD)など“使って楽しい”仕掛けが豊富。 - 動画表現を強化。ハイフレームレート&RAW記録が欲しい → Z 6III
部分積層型24.5MPセンサー×EXPEED 7。6K/60p N-RAW・ProRes RAW内部記録、4K/120p、FHD/240p、明るく広色域の4000nit相当・DCI-P3対応EVFなど、映像用途の自由度が段違い。プリリリースキャプチャや120fps撮影も搭載。 - コスパ重視でフルサイズ入門。静止画メインで堅実に → Z5
24.3MPフルサイズ×EXPEED 6、5.0段のボディ内手ブレ補正、4K/30p(※約1.7倍クロップ)で日常・旅行をしっかりカバー。価格と性能のバランスが良い“最初のフルサイズ”候補。 - 軽快スナップ&レトロ外観を手頃に。APS-Cで始めたい → Z fc
20.9MPのDXセンサー×EXPEED 6、バリアングル液晶、Eye/Animal検出AF。小型軽量で日常Vlogやカフェスナップにぴったり(IBISは非搭載)
こんな人にはこの一台
- ブライダル・イベントも、街歩きも、Vlogも一台で → Zf(高性能IBIS×被写体認識AF×長時間4K)
- 作品映像/MV/商業動画に踏み込みたい → Z 6III(6K RAW・4K120p・高輝度EVF)
- まずはフルサイズで写真上達、コスパ重視 → Z5(5段IBIS×4K30p[1.7×])
- 小さく軽く、レトロ外観でスナップを楽しむ → Z fc(DX×バリアングル、手軽に始めやすい)
まとめ:“撮る楽しさ”と“失敗しにくさ”を両立した万能選手が Zf。
動画の拡張性重視なら Z 6III、予算重視のフルサイズなら Z5、軽快スナップは Z fc。
用途と優先順位で選べば、後悔しない1台に出会えますよ。
Nikon Zfは、レトロな外観に最新テクノロジーを詰め込んだ“気持ちよく撮れて、しっかり仕上がる”フルサイズミラーレスです。
ダイヤルを回して露出を決める楽しさ、被写体認識AFや強力な手ブレ補正による安心感、そして4K動画まで一台で完結。作る楽しさ×結果の安定を両立した、いま最も“持ち出したくなる”カメラの一つです。
Nikon Zfの主なスペック
発売日 | 2023年10月27日 |
タイプ | ミラーレス |
レンズマウント | Nikon Zマウント |
センサーサイズ | フルサイズ |
画素数 | 2450万画素 |
高感度 | 標準:ISO100~64000 拡張:ISO50相当、204800相当 |
連写速度 | 高速連続撮影(拡張):約14コマ/秒 ハイスピードフレームキャプチャー+(C30):約30コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
AF測距点 | 273点 |
液晶モニター | 3.2型(インチ)・210万ドット |
ファインダー倍率 | 0.8倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:360枚 液晶モニタ使用時:380枚 |
記録メディア | SDカード SDHCカード SDXCカード microSD microSDHC microSDXC |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | ○ |
NFC | × |
本体サイズ (幅)x(高さ)x(奥行) | 144x103x49mm |
重量 | 約710g(バッテリー、メモリーカードを含む) 約630g(本体のみ) |
実売価格 | 260,000円前後(ボディのみ) |
Nikon Zfの公式作例
※画像引用元:ニコン
まとめ:Nikon Zfを選ぶ5つの魅力
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操作が楽しい=続けられる
真鍮ダイヤルの確かなクリック感と、バリアングル液晶の自由度。設定が“見える・触れる”から、初心者でも迷わず撮影に集中できます。モノクロ専用レバーで、表現の切り替えもワンタッチ。 -
失敗しにくい基本性能
24.5MPフルサイズ×EXPEED 7、被写体認識AF(9種)、最大8.0段のボディ内手ブレ補正。室内・夜景・動く被写体でも歩留まりが高く、家族写真から旅行スナップまで安心。 -
動画も本気でいける
4K60p・10bit(N-Log/HLG)対応。6Kオーバーサンプリングの緻密な4Kや、シーンによっては最長約125分の連続記録も可能。Vlog・YouTube・イベント収録までこの一台で。 -
作品づくりの伸びしろ
三脚使用で**ピクセルシフト(最大約96MP相当)**に対応。製品・建築・アート撮影など、細部まで解像を求めるシーンで効果絶大。色作りもカメラ内設定や現像で追い込みやすい。 -
運用がスマート
デュアルスロット(SD+microSD)でバックアップ運用に対応。USB給電・充電や防塵防滴への配慮で、旅やロケでも頼れる相棒に。
Nikon Zf は「撮る体験が楽しい」と「結果がきちんと出る」を同時に叶える一台。
日常の記録から作品づくり、Vlogまで——カメラを触る時間そのものが楽しみになるはずです。
よくある質問(Q&A)— Nikon Zf
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Q1.Nikon Zfはどんな人に向いていますか?
A. 「撮る操作を楽しみたい」「写真も動画も1台でこなしたい」人に最適。レトロなダイヤル操作と、EXPEED 7/被写体認識AF/最大8.0段IBISで、初心者でも失敗しにくいのが魅力です。
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Q2. 初心者でも扱えますか?
A. 迷ったらPモード+オートISO+被写体認識AF ONでOK。露出は上面ダイヤルで直感的に調整できます。バリアングル液晶で構図も作りやすく、まずは“オートで撮って編集で調整”が安心。
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Q3. Zfの強みは何ですか?
A. ①ダイヤル操作の楽しさ ②8.0段IBISとフォーカスポイントVRで手ブレに強い ③4K60p・10bitで動画も本気 ④ピクセルシフト(最大約96MP相当)で作品づくり ⑤SD+microSDデュアルスロットで運用がスマート、の5点です。
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Q4. 4K60pはフルサイズで撮れますか?
A. 4K60pはDX(APS-C相当)クロップになります。フルサイズ画角の高精細を狙うなら6Kオーバーサンプリングの4K30pがおすすめ。動きの滑らかさを重視するときは4K60pを選びましょう。
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Q5.長時間の動画撮影は大丈夫?
A. 条件次第ですが、4Kで最長約125分の記録に対応(設定・環境による)。屋外の高温時は日陰設置・風通し確保・LCD輝度控えめなど基本の熱対策を意識すると安心です。
Q6. ピクセルシフトって何?いつ使う?
A. 三脚使用でセンサーを微少移動させて連写し、最大約96MP相当の高解像写真を合成する機能。静物・建築・製品で質感を精緻に描きたいときに効果的です(風のある屋外や動体は不向き)。
Q7. カードは何が使えますか?バックアップできますか?
A. SD+microSDのデュアルスロット。同時記録でバックアップ運用が可能。長回しの動画や仕事撮影でも安心です。
Q8. レンズは何を合わせるのがおすすめ?
A. 見た目も軽快さも両立ならZ 40mm f/2 SEやZ 28mm f/2.8 SE。標準ズームならZ 24-70mm f/2.8/Z 24-120mm f/4が万能。クラシックMFレンズもアダプター経由で楽しめます。
Q9. 色作りは難しい?
A. カメラ内のピクチャーコントロールに加え、Nikon Imaging Cloudの“Imaging Recipes”を活用すれば、好みの色をカメラに取り込んで撮って出しを自分好みに寄せられます。
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