こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
2021年に登場したPENTAX K-3 Mark IIIは、PENTAXが誇るAPS-Cサイズのフラッグシップモデル。
これまでのPENTAXカメラで難しいとされていた部分を見事に克服し、その性能は前モデルと比べて格段に向上しています。
この記事では、PENTAX K-3 Mark IIIを既に手に入れた方々のレビューと評価を集めてみました。
実際にこのカメラを使ってみたユーザーの生の声は、これから購入を検討している方にとって非常に参考になるはずです。
新しいカメラ選びに迷っている方、特にPENTAX K-3 Mark IIIに興味がある方は、ぜひこのまとめた情報を参考にしてみてください。
性能のアップデート具合やユーザー体験を踏まえ、あなたにとって最適なカメラ選びができるようになるでしょう!
記事の信頼性
- 写真歴 9年目
- ブログ運営歴 9年目(月間PV数12万)
- メーカー様からのレビュー案件多数
- YouTubeチャンネルで撮影テクニックなど情報発信中(2024.5現在登録者数4600人)
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PENTAX K-3 Mark IIIの特長
PENTAX K-3 Mark IIIの魅力的な特徴を、分かりやすくご紹介します。
PENTAX K-3 Mark IIIは、PENTAXが誇るAPS-Cサイズセンサーを搭載したフラッグシップモデルです。
高い性能と使いやすさを兼ね備え、幅広い撮影シーンで活躍するカメラとして注目されています。
この項目では、PENTAX K-3 Mark IIIの持つ主な特長に焦点を当てています。
ユーザーが何を期待できるのか、その性能の秘密や、どのようなシーンでその真価を発揮するのかなどを簡潔に解説します。
写真の新境地:細部まで生き生きと描写する技術
PENTAXが誇るK-3 Mark IIIは、約2573万画素の裏面照射型CMOSイメージセンサーを搭載しています。
この技術のおかげで、ローパスフィルターを必要としない設計が可能になり、細やかな光や輪郭をより忠実に捉えることができます。
さらに、画像処理エンジンPRIME VとアクセラレーターユニットIIの新開発により、これまで以上に高速で快適な操作性と、未体験の超高感度・高画質が実現しました。
ペンタックスの先進的なリアルタイムシーン解析システムやオートフォーカスの性能向上により、写真撮影の可能性が大きく広がります。
特に、全感度領域での描写力は顕著で、微細なディテールを保ちながらノイズを抑えることに成功しています。
低感度域での質感や細かなディテールの再現性は格段に向上し、高感度域でも自然な色彩と輪郭を実現。
さらに、最高ISO感度160万を達成し、撮影の幅が大きく拡がります。
この先進的な技術は、繊細かつ大胆な写真表現を可能にし、撮影者の感性に応える描写力を実現しています。
カメラを手にするすべての人が、新たな写真の世界を体験できるようになりました。
瞬間を逃さない高速連写性能
PENTAX K-3 Mark IIIは、瞬間の美しさを逃さないための高速連写機能を備えたカメラです。
新しく開発されたミラーとシャッターの駆動システム、そして高性能な画像処理エンジンPRIME Vを組み合わせることで、オートフォーカス固定時には最大約12コマ/秒、オートフォーカス追従時にも最大約11コマ/秒の速度で連続撮影が可能になりました。
これにより、これまでは捕らえることの難しかった被写体の微妙な表情や動きも鮮明に記録できます。
連写速度の向上だけでなく、このカメラのミラー/シャッター駆動システムは、速度と精度を高次元で両立させています。
ミラーのバウンドを最小限に抑えつつ、AF(オートフォーカス)とAE(自動露出)の高速化を実現し、撮影のチャンスを逃しません。
オートフォーカスには、101点AFシステムSAFOX 13を搭載。測距点が27点から101点に大幅に増え、AFカバーエリアも拡大しました。
この高密度な測距点配置により、被写体を確実に捕捉し続けます。特に中央25点はクロスタイプの測距点で、F2.8以上の明るいレンズ使用時にはさらに高い測距精度を発揮します。
さらに、約30.7万画素のRGBIrセンサーを使用することで、カメラは被写体の動きや細かな位置変更も正確に把握。これにより、撮影対象の追尾性能が大幅に向上しています。
PENTAX K-3 Mark IIIは、高速で精密な撮影を可能にすることで、写真家に新たな表現の自由を提供します。
どんな瞬間も逃さず、ストーリーに満ちた写真を残せるカメラです。
持ち運びやすさと耐久性を兼ね備えたカメラ
PENTAX K-3 Mark IIIは、撮影したい瞬間をいつでもどこでも捉えられるよう、持ち運びやすさと機能性を追求したカメラ。
APS-Cサイズの一眼レフカメラとして、高い機能性を維持しながらも、コンパクトさを重視しています。
そのサイズは、前モデルのK-3 IIと比較しても幅と高さはほぼ同じで、厚さは約2.5mm薄く設計されており、ファインダー視野の使いやすさまで考慮されています。
全面にマグネシウム合金を採用したボディは、軽量でありながら衝撃や振動に強く、外観も高品質です。
また、このカメラは防塵・防滴構造を備えており、別売のバッテリーグリップD-BG8を装着した状態でも、全天候型レンズと組み合わせれば、雨やほこりの多い環境下でも安心して使用できます。
寒冷地での使用も考慮されており、氷点下10度の厳しい環境下での動作を保証。
ただし、低温下ではバッテリー性能が低下するため、予備のバッテリーを保温しながら使うことが推奨されます。
さらに、高速連写や長時間の撮影に対応するために、12コマ/秒・30万回の動作試験に耐えうる高耐久シャッターユニットが採用されています。
これにより、PENTAX K-3 Mark IIIはどんな撮影条件下でも信頼性の高いパフォーマンスを発揮してくれますね!
PENTAX K-3 Mark IIIは、撮影者のニーズに応えるために、携帯性、耐久性、機能性を高いレベルでバランスさせたカメラ。
あなたの写真撮影に新たな可能性をもたらします。
PENTAX K-3 Mark IIIの公式作例
※画像引用元:リコー
PENTAX K-3 Mark IIIのスペック
発売日 | 2021年4月23日 |
タイプ | 一眼レフ |
レンズマウント | PENTAX Kマウント |
センサーサイズ | APS-C |
画素数 | 2573万画素 |
高感度 | 標準:ISO100~1600000 |
連写速度 | 最高約12コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
AF測距点 | 101点 |
液晶モニター | 3.2型(インチ)・162万ドット |
ファインダー倍率 | 1.05倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | 800枚 |
記録メディア | SDカード SDHCカード SDXCカード |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | ○ |
NFC | × |
本体サイズ (幅)x(高さ)x(奥行) | 134.5x103.5x73.5mm |
重量 | 820g |
実売価格 | 178,000円前後(ボディのみ) |
PENTAX K-3 Mark IIIのレビュー
※レビューは価格.comより引用しています。
PENTAX K-3 Mark IIIの良い評価
低ISOでもダイナミックレンジの拡大等KPとの違いを感じます。高ISOになるに従い、その差を実感しています。
KPではほとんどの撮影をISO固定、ISOオート時の上限設定は6400でしたが、この機種ではISOオートを常用、上限を25600に設定して使用しています。KPでの星景撮影ではISO3200が限界と思っていましたが、6400までは安心して使えます。緑の発色とともに青空の色もお気に入りです。
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物理ボタンが増え、操作性を向上させています。さらにボタンカスタマイズが豊富なのも美点です。
ただし選択肢が豊富なのでしょっちゅう変更していると、設定した機能を忘れてしまいます。背面液晶で確認できますが。
メニューUIが大幅に変わりましたが、すぐに慣れました。慣れるとこちらの方が使いやすく感じます。測距点レバーの搭載はPENTAXとしては画期的でした。従来ほぼ中央1点のみで使用していましたが、測距点の移動をするようになりました。
ただし、測光タイマーが切れると機能しなくなります。プッシュ操作などで復帰できれば良かったと思います。
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ISOボタンにワンタッチISOオートが設定でき便利に使えています。一推しのファインダー、すぐに慣れてしまい残念です。でも時々KPを覗くと改めてその見え心地に感心します。液晶を挟んだにも関わらず、PENTAXの技術者は本当に頑張ったんだなと敬意を表します。F8固定の500mmミラーレンズやマクロレンズのピントが驚くほど見やすくなりました。
アイセンサー採用のおかげで従来消灯させていた液晶を今は常時点灯させています。AF関連は信頼性が数段上がったように思います。連写性能も野鳥撮影などの場面に心強く思います。レリーズは従来の段差感が苦手なので、リーフスイッチが快適です。ただもう少しクイックな感触が好みなのでGRみたいにカスタマイズできると嬉しいですね。レリーズ時の感触は今まで使用したカメラの中で最高の部類に入ると思います。まさに軽快。
AFと連写性能の進化とクロップ機能はこれまで撮れなかった写真を手に入れることができます。
残念と思う点として。
連写は多用しませんが、バッファの詰まりが早すぎます。例えば白鳥の飛び立ち、助走開始から水平飛行まで10秒は持って欲しかったと思います。肩液晶は見栄えに貢献していますが、ほとんど見ていないことに気づきました。
なくすか、K-1程度の表示に制限しても上面ボタン類操作性の向上に振っても良かったかなと思います。
現在KP同様にマーキンスのL型プレート(横位置用はワンサイズ長くなりました)を装着して使用しています。
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購入の際、今後の状況も踏まえミラーレス機も真剣に検討しましたが、今は本当に購入して良かったと思っています。
今度こそ終のカメラになりそうです。
迷いに迷って買いました。
発売から2年半。事実上新品であるアウトレット品をみつけてようやく背中を押してもらい、買いました。
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仕事と趣味で半々くらいで使っており、特に後者ではポートレートが大半。この時代、ミラーレスで瞳AFで…というのが当たり前のようになっており、一眼レフでは“今さら”感が否めません。30年あまりにわたりPENTAXユーザーである私も、昨今のPENTAXの退潮傾向もあり、迷いに迷いました。しかし、ここまでPENTAXを使い続けて、渾身の製品とみられるこのK-3 Mark IIIを買わないのもどうかなあ…ということで、結局買いました。レンズ資産もあり。
もしかしたら、これが私が買う最後のPENTAXかもしれません。
肝心の使用感ですが、何よりピント精度は、私が直近で使ってきたK-5IIsに比べ、格段に良くなりました。連写でバッファが詰まるのもまあまあ改善されました。気にしていた瞳AF問題ですが、ピント位置を自分で背面のレバー操作することに、なんか慣れてしまいました。
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ちなみに本製品はOVF時も性能はミラーレスに比べ劣るものの、瞳は無理でも、顔とかくらいの認識ができるようです。
「PENTAXの一眼レフ開発として」という前提で、極めて完成度の高い製品です。
個人的にはベストなカメラ
高感度は良くなっています。
ISO12800までは個人的に許容範囲です。ノイズは出ますがスマホ画面やパソコン画面程度なら拡大しない限り普通にみれると思います。
色はカスタムイメージも豊富で、細かなパラメータも豊富で素晴らしいです。
解像度はK-3からそこまで激変はしてませんが、ファインシャープネスⅡもあって解像感は上がっています。手持ちリアルレゾリューション不要というのも納得。ここぞという時のリアルレゾリューションも良し、です。
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カスタムイメージ、アストロトレーサ、防塵防滴、手ぶれ補正、有料ですがGrad NDなどユニークな機能豊富です。
でもカメラとしての、シャッターフィーリングととても見やすいファインダーがこのカメラの最大の特徴と思います。
また、歴代PENTAXの中で明らかに向上したAFで動きのある被写体も視野に入れても良いかと思います。
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AFが、とか重さが、とか他社ミラーレスと比較すれば色々言いたいこともあるかと思います。ただ、なぜ一眼レフで撮りたいのか考えると、見やすいファインダー、手に吸い付くようなグリップ、高揚させられるシャッターフィーリング、撮れた時の高画質、などカメラ使って楽しいという原点に立ち返ってみて、このK-3markⅢはベストなカメラだと思います。持って、使って、撮れて、が全て満点の、楽しいカメラです。
PENTAX K-3 Mark IIIの悪い評価
現在、特に酷評されている部分はありませんでした!
PENTAX K-3 Mark III 海外の評価
【PENTAX K-3 Mark IIIの長所】
・湿度や埃に強い
・センサーの手ぶれ補正
・充電しながらの撮影
・デュアルストレージスロット
・優れたエルゴノミクスとカスタマイズ機能
・高度なフォトモード
・タッチスクリーン
・高品質のビューファインダー
・充実した接続性
【PENTAX K-3 Mark IIIの短所】
・学習が複雑。
・低照度下での反応性の欠如
・ハイライトのリカバリーに限界がある
・露光時間が1/8000秒に制限されている
・ビデオモードが非常に限られている
・2つのストレージスロットのうち1つだけがUHS-II対応
・スクリーン調整不可
【PENTAX K-3 Mark IIIの総評】
PENTAX K-3 Mark IIIは、写真家を誘惑する興味深い主張を持っているが、結局のところ、パラダイムを変えることはない。先代と同じ欠点(中途半端なオートフォーカス、過度に制限された動画モードなど)があり、ハイブリッドカメラがかなりの進歩を遂げた現在、やや古臭い雰囲気を残している。それ以外の点では、K-3 Mark IIIは、良好なエルゴノミクス、きめ細かい設定、ペンタックス独自のいくつかのオプションを備えたフォトモードのおかげで、大きな成功を収めている。光学ファインダーと適切なフォトモードのおかげで、K-3 Mark IIIはペンタックスファンを獲得することは間違いないだろう。
※引用元:lesnumeriques.com
PENTAX K-3 Mark III:よくある質問
Q1: PENTAX K-3 Mark IIIの主な特徴は何ですか?
A1: PENTAX K-3 Mark IIIは、APS-Cサイズの裏面照射型CMOSイメージセンサーを搭載し、約2573万画素の高解像度と最高ISO感度160万を達成しています。画像処理エンジンPRIME VとアクセラレーターユニットIIによる高画質・高感度性能、101点AFシステムSAFOX 13、最大約12コマ/秒の高速連写性能が特長です。
Q2: PENTAX K-3 Mark IIIはどんなシーンで真価を発揮しますか?
A2: 低感度域での質感やディテールの再現性が格段に向上しているため、風景撮影やポートレート、マクロ撮影など細部の描写が求められるシーンで優れたパフォーマンスを発揮します。また、最高ISO感度160万の超高感度撮影能力は、暗所や夜景撮影にも適しています。
Q3: PENTAX K-3 Mark IIIの操作性はどうですか?
A3: 物理ボタンが増え、カスタマイズ機能が豊富で、高い操作性を実現しています。新たに測距点レバーが搭載され、AFポイントの移動が容易になりました。ファインダー視野が広く、見やすいため、撮影時の快適さも向上しています。
Q4: PENTAX K-3 Mark IIIはどのようなユーザーに適していますか?
A4: 写真撮影のクオリティを追求し、一眼レフカメラの操作感や光学ファインダーの見やすさを重視するユーザーに適しています。また、高感度性能や耐久性、カスタマイズ性を求める上級者やプロフェッショナルなど、幅広いユーザーに対応しています。
Q5: PENTAX K-3 Mark IIIのビデオ撮影機能はどうですか?
A5: PENTAX K-3 Mark IIIは主に静止画撮影に特化しており、ビデオ撮影機能は基本的なものを備えていますが、4K撮影には非対応で、ビデオ撮影を主目的とするユーザーには限定的な機能となっています。
PENTAX K-3 Mark III:レビューまとめ
今回は、2021年に発売されたPENTAXのフラッグシップモデル、PENTAX K-3 Mark IIIについてのレビューと評価を集めてみました。
このカメラは、APS-Cサイズセンサーを搭載し、PENTAXがこれまで直面してきた課題を克服し、前モデルと比べて大幅な性能向上を果たしています。
実際にこのカメラを使用しているユーザーからの声を集めることで、PENTAX K-3 Mark IIIがどのような写真撮影の可能性を広げるのか、その性能の秘密や様々なシーンでの真価を探求しました。
高画質の撮影が可能な裏面照射型CMOSイメージセンサーや、画像処理エンジンPRIME VとアクセラレーターユニットIIの採用により、超高感度・高画質を実現し、PENTAXの先進的なリアルタイムシーン解析システムやオートフォーカスの性能も大きく向上しています。
また、最大約12コマ/秒の高速連写性能、優れた耐久性と持ち運びやすさを兼ね備えた設計など、PENTAX K-3 Mark IIIは多方面での革新を遂げています。
ユーザーレビューからは、高感度性能の向上、優れたAF精度、抜群のファインダー視野などが評価されている一方で、学習の複雑さやビデオモードの限界など、改善の余地がある点も浮き彫りになりました。
総合的に見ると、PENTAX K-3 Mark IIIは、特に一眼レフカメラの操作感や光学ファインダーを重視するユーザーにとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
持ち運びやすさ、耐久性、機能性を高いレベルでバランスさせたこのカメラは、あなたの写真撮影に新たな可能性をもたらすはずです。
この記事が、PENTAX K-3 Mark IIIに興味がある方の参考になれば幸いです!
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