こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
Canonの大人気ミラーレス「EOS R6」
R5と共に品切れが何か月も続いた人気モデル。
約2年の時を経て、EOS R6 Mark IIへとモデルチェンジしました!
Canon EOS R6 Mark IIの特長
※画像引用元:キヤノン
2年という短期間でのモデルチェンジですが、悪い部分を改善し良い所を伸ばし、正統進化したカメラ。
正直お値段は高いなと思いますが、良いカメラに仕上がっています。
解像力が増した2420万画素フルサイズセンサー
※画像引用元:キヤノン
ポイント
EOS R6は2010万画素フルサイズセンサーを採用していましたが、EOS R6 Mark IIでは410万画素アップして、2420万画素となりました。
画素数がアップしたことに加えて、新たなシャープネス処理を採用しており、より解像力が上がったカメラとなっています!
EOS R6の高感度に特化していると分かる、2010万画素も良かったですが、やはりスタンダードと言える2500万画素前後が一番需要が高いんでしょうか。
2420万画素のEOS R6 Mark IIですが、約3,040万画素のフルサイズ眼レフカメラ「Canon EOS 5D Mark IV」を超える解像力との事で、高精細な写りに期待出来ますね!
常用ISO感度102400
※画像引用元:キヤノン
常用ISO感度102400
画素数が増すと高感度耐性が下がっているのかと心配になります。
EOS R6 Mark IIの常用ISO感度は、ISO100-102400。
前モデルと同じ高感度耐性が期待できますね!
作例を見ましたが、常用では最大のISO102400で撮影した写真も、拡大しなければ見れるレベルで驚きです。
画素数は増えましたが、EOS R6と変わらず頼りになる高感度性能ですね。
進化したAIオートフォーカス
Canonのオートフォーカスと言えば「デュアルピクセルCMOS AF II」
高速・高精度なオートフォーカスで、動く被写体への追従性も高いです!
ピントが合う最速タイムは、EOS R6の0.05秒から0.03秒へと更に高速化。
進化したAIオートフォーカス
AIが被写体を認識し、適切なオートフォーカスが作動する「被写体認識AF」は、これまで撮りたい被写体に合わせて「動物優先」や「人物」と選ぶ必要がありました。
EOS R6 Mark IIでは「自動」が追加されましたので、いちいち選ばなくてもカメラが自動で被写体認識を作動させてくれます。
さらに詳しく
更に、新たに認識できるものが増えていて、動物優先には「馬」、
乗り物優先には「鉄道」「飛行機」が認識できるようになっています!-
中でも「人物」で撮影時の、瞳を認識する精度が高まっており、画面に顔が現れた瞬間に瞳AFが作動しています。
ポートレート撮影だけでなく、お子さんを撮りたい方には強力な機能となりました。
カメラの操作性がアップ
※画像引用元:キヤノン
モデルチェンジに合わせて、カメラの操作系も見直されています。
※画像引用元:キヤノン
電源ボタン
- カメラの左側に配置されていた電源ボタンが、右側に移設されています。
- EOS R6では独立したボタンであった「LOCK(マルチ電子ロックボタン)」は、電源ボタンに集約されています。
使いやすいかどうかはまだ不明ですが、分かりやすくなりましたね。
※画像引用元:キヤノン
静止画/動画撮影切り換えスイッチ
- 元の電源ボタンの位置には「静止画撮影/動画撮影切り換えスイッチ」が新しく追加されました。
静止画も動画も撮る方には嬉しいポイントですね。
軍艦部にありますので、いまどっちに設定しているかも一目で分かります。
※画像引用元:キヤノン
マルチコントローラーの形状
- マルチコントローラーは形状を変更。
公式ページの画像では変化が分かりにくいですが、中央押しがしやすくなっている様です。
最速40コマの連写速度
※画像引用元:キヤノン
最速40コマの連写速度
メカシャッターは前モデルと同様に12コマ/秒。
電子シャッターが20コマ/秒から40コマ/秒へと拡張されています。
40コマで撮影する場合の連続撮影枚数は、75枚となっているので即詰まりですね。
EOS R6シリーズでは、対応する記録メディアがSDカードですので、仕方のない部分です。
ですが、野球でボールがバットに当たる瞬間など、ここぞと言うシーンで使えますね!
シャッタースピードは、電子シャッターの場合1/16000秒に対応しました。
最大6時間まで動画撮影が可能に
最大6時間まで動画撮影
EOS R6では所謂30分の壁、動画撮影時間29分59秒に制限されていました。
EOS R6 Mark IIではそれが撤廃され、最長で6時間の動画撮影が可能となっています!
動画の画質は最大で「4K/60p」撮影に対応。
これはEOS R6と同じですが、EOS R6 Mark IIではEOS R3と同様に「6Kオーバーサンプリング」が可能!
6Kデータから4K動画が生み出されるので、通常の4K動画より高画質となります。
Canon EOS R6 Mark IIの公式作例
※画像引用元:キヤノン
Canon EOS R6 Mark IIのスペック
発売日 | 2022年12月15日 |
タイプ | ミラーレス |
レンズマウント | RFマウント |
センサーサイズ | フルサイズ |
画素数 | 2420万画素 |
高感度 | 標準:ISO100~102400 拡張:ISO50~204800 |
連写速度 | 電子シャッター時:最高約40コマ/秒 電子先幕・メカシャッター時:最高約12コマ/秒 |
シャッタースピード | 電子:1/16000秒、1/8000秒~30秒 電子先幕・メカニカル:1/8000秒~30秒 |
AF測距点 | 4897点 |
液晶モニター | 3型(インチ)・162万ドット |
ファインダー倍率 | 0.76倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:320枚 液晶モニタ使用時:580枚 |
記録メディア | SDカード SDHCカード SDXCカード |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | ○ |
NFC | × |
本体サイズ (幅)x(高さ)x(奥行) | 138.4x98.4x88.4mm |
重量 | 588g |
実売価格 | 356,000円前後(ボディのみ) |
まとめ
革新的だ!と言えるような目玉要素は無いものの、堅実にダメな部分を潰し良い所を伸ばしたような感じで、正統進化したカメラ!
より使いやすくなり、オールマイティ機として磨きが掛かりました。
画素数は上がりましたが、高感度性能はさすがの仕上がり。
ISO12800とか全然普通に使えるレベルですね!
一方で実売価格では、EOS R6の発売当初の価格と比べ約50,000円アップ。
物価高の影響でしょうが、このクラスのカメラで最安350,000円からとなると、なかなか昔の様な感覚で買い替えは難しいですよね…。
何年か前の金銭感覚だと、プロ機を除いたハイエンドモデルの様なお値段。
最新モデルが欲しい
動画撮影で使いたい
画質と高感度性能どちらも欲しい
などの理由でなければ、前モデルのEOS R6が値下がりを続けているので、そちらがオススメ。
性能は大幅に変わらず、新品で250,000円前後で購入出来ます!