※2026年10月24日に内容を更新しました。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
Canonのフルサイズミラーレス「EOS R6」
EOS R5とともに、発売後は何か月も品切れが続くほど注目されたモデルでした。
その初代EOS R6から約2年後、2022年12月に登場したのが「EOS R6 Mark II」です!
Canon EOS R6 Mark IIの進化した特長

※画像引用元:キヤノン
約2年でのモデルチェンジながら、初代EOS R6の長所を受け継ぎ、画素数や被写体認識AF、動画機能などを着実に強化した一台です。
正直、登場時の価格は高いなと思いました。それでも写真と動画の両方を撮りたい方には、魅力の多いカメラだと感じます。なお、記事内の価格や販売条件は掲載当時の情報です。
約2420万画素のフルサイズセンサーで解像感が向上

※画像引用元:キヤノン
ポイント
初代EOS R6の有効約2010万画素に対し、EOS R6 Mark IIは約410万画素増の有効約2420万画素。35mmフルサイズCMOSセンサーを新たに採用しています。
画素数が増えただけでなく、新たなシャープネス処理を採用。細部の描写力を重視する方にも、うれしい進化です。
高感度性能を意識した初代EOS R6の約2010万画素も魅力的でしたが、約2420万画素なら風景やポートレートなど幅広い撮影で解像感とデータ容量のバランスを取りやすそうですね。
キヤノンによる解像度チャートでの評価では、約2420万画素でありながら、約3,040万画素のフルサイズ一眼レフ「Canon EOS 5D Mark IV」を上回る解像性能とされています。単純な画素数だけでは画質を判断できない、興味深いポイントですね!
常用ISO100~102400に対応する高感度性能

※画像引用元:キヤノン
常用ISO感度102400
画素数が増えると、暗い場所でのノイズが気になるところです。
EOS R6 Mark IIの静止画での常用ISO感度は、ISO100-102400。
初代EOS R6と同じ常用感度の範囲を維持しているのは心強いですね。ただし、同じISO上限だからといって、ノイズの出方まで同一というわけではありません。
公開されている作例を見ると、常用上限のISO102400で撮影した写真も、小さく表示する分には十分見られる印象で驚きました。もちろん、ノイズの感じ方や許容範囲は鑑賞サイズによって変わります。
画素数を増やしつつ、暗所撮影でも積極的に使える感度設定を確保している点は、EOS R6 Mark IIの強みです。
被写体を自動認識する進化したオートフォーカス
EOS R6 Mark IIのAFには、キヤノンの「デュアルピクセルCMOS AF II」を採用しています。
被写体を捉える速さに加え、動く被写体を追い続ける性能も見逃せないポイントです!
キヤノン公表のAF速度は最速0.03秒。初代EOS R6の0.05秒から高速化しています(所定の測定条件による数値)。
進化したAIオートフォーカス
被写体認識AFは、人や動物などをカメラが検出して追いかける機能。初代EOS R6では、撮りたい被写体に合わせて「人物」や「動物優先」などを選ぶ必要がありました。
EOS R6 Mark IIには被写体検出の「自動」が追加され、人物・動物・乗り物などをカメラ側で判別し、被写体を捉えてくれます。 撮影中に被写体の種類が変わる場面でも便利ですね。
さらに詳しく
認識できる被写体も増えました。動物優先には新たに「馬」、
乗り物優先には「鉄道」「飛行機」が追加されています!-
人物撮影では瞳の検出・追従にも対応。顔や瞳を捉えるAFは、被写体が動く場面で特に頼りになります。
ポートレートはもちろん、動き回るお子さんの撮影でも、ピント合わせの負担を減らしてくれそうですね。
EOS R6 Mark IIで改善された操作性

※画像引用元:キヤノン
EOS R6 Mark IIでは、電源スイッチや撮影モードの切り換えなど、日常的によく触る操作系も見直されています。

※画像引用元:キヤノン
電源ボタン
- 初代EOS R6で左側にあった電源スイッチが、EOS R6 Mark IIでは右側に移動しました。
- 初代EOS R6で独立していた「LOCK(マルチ電子ロックボタン)」の機能は、電源スイッチに集約されています。
操作の好みは分かれそうですが、スイッチまわりがすっきりした印象です。
※画像引用元:キヤノン
静止画/動画撮影切り換えスイッチ
- 従来の電源スイッチの位置には、「静止画撮影/動画撮影切り換えスイッチ」が新設されました。
写真と動画を行き来して撮影する方には、うれしい変更ですね。
カメラ上部のスイッチで、静止画と動画のどちらに設定しているかを一目で確認できます。

※画像引用元:キヤノン
マルチコントローラーの形状
- AF位置の移動などに使うマルチコントローラーも、形状が変更されました。
公式画像では違いが分かりにくいものの、中央の押し込み操作を意識した変更のようです。実際の押し心地は店頭などで確認したいところ。
電子シャッターで最高約40コマ/秒の高速連写

※画像引用元:キヤノン
最速40コマの連写速度
メカシャッター・電子先幕では、初代EOS R6と同じ最高約12コマ/秒に対応しています。
大きな進化は、電子シャッターが最高約20コマ/秒から最高約40コマ/秒へ高速化したこと。AF・AE追従で一瞬を捉えたい撮影に力を発揮します。
最高約40コマ/秒でRAW撮影する場合、UHS-II対応SDカードを使った連続撮影可能枚数の目安は約75枚。最高速での連写を長く続けられるわけではない点に注意したいですね。
EOS R6 Mark IIはSDカードに記録するため、実際の連写枚数は記録形式やカードの性能などによって変わります。JPEGならRAWより多く連写できるので、用途に合わせて設定を選びたいところです。
それでも、野球でボールがバットに当たる瞬間や、野鳥が飛び立つ一瞬など、ここぞという場面では心強い性能です!ただし電子シャッターでは、被写体の動きによって歪みが出る場合もあります。
電子シャッターの最高シャッタースピードは1/16000秒。明るい場所で動きを止めたいときにも選択肢が広がります。
4K/60p対応、動画撮影の上限は最大6時間に
最大6時間まで動画撮影
初代EOS R6では、1回あたりの動画記録時間が29分59秒までという制限がありました。
EOS R6 Mark IIでは上限が大きく伸び、最長で6時間の動画撮影が可能になりました!ただし、ハイフレームレート設定では上限が短くなり、温度上昇や電源・カードの状態によって途中で停止する場合があります。
カメラ内での動画記録は「4K/60p」に対応。
4K/60pへの対応自体は初代EOS R6と共通ですが、Mark IIではEOS R3と同様の「6Kオーバーサンプリング」を採用しています。
6K相当の情報から4K映像を生成することで、解像感や色再現性の向上が期待できます。なお、6Kオーバーサンプリングが使えるのはクロップなしの4K撮影時です。
Canon EOS R6 Mark IIの公式作例で画質を確認
※画像引用元:キヤノン
Canon EOS R6 Mark IIの主なスペック
| 発売日 | 2022年12月15日 |
| タイプ | ミラーレス |
| レンズマウント | RFマウント |
| センサーサイズ | フルサイズ |
| 画素数 | 2420万画素 |
| 高感度 | 標準:ISO100~102400 拡張:ISO50~204800 |
| 連写速度 | 電子シャッター時:最高約40コマ/秒 電子先幕・メカシャッター時:最高約12コマ/秒 |
| シャッタースピード | 電子:1/16000秒、1/8000秒~30秒 電子先幕・メカニカル:1/8000秒~30秒 |
| AF測距点 | 4897点 |
| 液晶モニター | 3型(インチ)・162万ドット |
| ファインダー倍率 | 0.76倍 |
| ファインダー視野率 | 100% |
| 撮影可能枚数 | ファインダー使用時:320枚 液晶モニタ使用時:580枚 |
| 記録メディア | SDカード SDHCカード SDXCカード |
| Wi-Fi | ○ |
| Bluetooth | ○ |
| NFC | × |
| 本体サイズ (幅)x(高さ)x(奥行) | 138.4x98.4x88.4mm |
| 重量 | 588g |
| 実売価格(記事作成当時) | 356,000円前後(ボディのみ) |
まとめ
初代EOS R6からまったく別物になったというより、画素数・AF・連写・動画をバランスよく磨き上げた、正統進化したカメラ!という印象です。
操作性も改善され、写真と動画をどちらも楽しめるオールマイティ機に仕上がりました。
約2420万画素に高画素化しながら、静止画では常用ISO100~102400に対応しているのも好印象。
掲載した公式作例を見る限り、ISO12800でも十分に実用的と感じます。暗い場面を撮る方には気になるポイントですね!
一方、発売当時の価格を比較すると、初代EOS R6の登場時より約50,000円高くなった点は気になります。
登場時に最安350,000円ほどという価格帯は、気軽に買い替えられる金額ではありませんでした。機能の進化が魅力的なだけに、予算との相談になりますね…。
以前の感覚では、プロ向けモデルを除くハイエンド機に近いお値段。記事に記載した金額は当時の目安なので、購入時は販売価格や在庫状況を改めて確認してください。
初代R6からAFや連写を強化したい
4K動画や長時間撮影にも使いたい
解像感と高感度性能を両立したい
こうした進化が必要でなければ、初代EOS R6も検討候補です。静止画中心で撮るなら、欲しい機能と購入予算を比べて選ぶのが良さそうですね。
初代EOS R6は、この記事の執筆当時、新品で250,000円前後まで下がっていました。ただし、これは当時の価格です。現在の価格や新品の流通状況を示すものではありません。
よくある質問(FAQ)
EOS R6 Mark IIは初代EOS R6から何が変わりましたか?
有効画素数が約2010万画素から約2420万画素に増え、電子シャッターの最高連写速度も約20コマ/秒から約40コマ/秒に向上しました。被写体検出の「自動」が加わったほか、動画の1回あたりの記録時間の上限も最大6時間に拡大しています。
EOS R6 Mark IIは野鳥やスポーツ撮影に向いていますか?
はい。被写体認識AFと、電子シャッター使用時の最高約40コマ/秒の高速連写は、動きの速い被写体を狙う際に役立ちます。ただし、連写速度は撮影条件によって変わり、電子シャッター特有の被写体の歪みにも注意が必要です。
EOS R6 Mark IIは暗い場所でも撮影できますか?
静止画の常用ISO感度はISO100~102400で、暗所でも感度を上げて撮影できます。ただし、高感度でのノイズの見え方は撮影条件や鑑賞サイズによって異なるため、公式作例などで確認しておくと安心です。
最高約40コマ/秒では何枚まで連続撮影できますか?
キヤノン公表値では、電子シャッターでRAW記録する場合、UHS-II対応SDカード使用時の連続撮影可能枚数は約75枚です。JPEG記録では同条件で約190枚が目安ですが、カードや撮影設定によって変動します。
EOS R6 Mark IIなら4K/60p動画を6時間撮れますか?
必ず6時間続けて撮れるわけではありません。6時間は1回あたりの動画記録時間の上限で、4K/60p撮影時は特にカメラの温度上昇などで停止する場合があります。長時間撮影を予定している方は、記録設定・電源・SDカードの容量にも注意してください。
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