※2026年10月25日に内容を更新しました。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
Luminar NeoにHDR合成機能「HDRマージ」が登場したので、実際に使ってみました。
「HDRマージ」という、露出の異なる写真を合成して明暗差を整えるツールです!
HDRマージが登場する前、Luminar Neoには専用のHDR合成機能がなく、僕も追加を楽しみにしていました。
今回はLuminar Neoに拡張機能として登場した、「HDRマージ」を使い、露出の異なる5枚・9枚の写真を合成。効果や使い方、気になった点まで、実際の作例で紹介します!
HDR合成とは?

カメラの限界を超えたダイナミックレンジを実現!
さらに詳しく
写真のHDR合成は、露出の違う複数の写真を組み合わせ、1枚では残しきれない明部・暗部の階調を表現する方法です。
夕焼けや逆光など明暗差が大きい場面では、空が白飛びしたり、建物や人物が黒つぶれしたりします。
HDR合成によって、1枚では難しかった白飛びや黒潰れを抑えることができますね!
HDRマージの機能

HDR合成は難しそうに見えますが、HDR合成したい写真を選んでドラッグするだけなので、とても簡単です!
実際の画面を使いながら、順番に操作を見ていきましょう。
HDRマージの価格

HDRマージの価格
ここに掲載したのは、記事を執筆した2022年当時の「HDRマージ」の価格です。
サブスクでLuminar Neoを利用されている方は無料(2022年当時の案内)。
買い切りプランをお使いの方は、6,270円でHDRマージを追加できました(2022年当時)。現在の利用条件・価格は契約プランや販売時期で異なるため、購入前に公式サイトをご確認ください。
HDRマージの使い方
それでは、撮影当時の操作画面を使って「HDRマージ」の使い方を見ていきましょう!
2022年当時のバージョンでは、編集画面ではなくカタログ画面から操作します。2026年の画面刷新後は配置が変わっているため、現行版では「HDR Merge」などのツール名を探してください。
step
1カタログ右端にあるHDRマージという項目を確認する
当時のカタログ画面では、右端に「HDRマージ」の項目があります。ここに合成したい写真を追加していきます。
まずは、明るさを変えて撮影した写真を選びましょう。
step
2HDR合成をしたい写真を選ぶ
今回の作例では、露出を1.00段ずつ変えて撮影した5枚をHDR合成します。
露出の異なる写真を続けて撮るなら、カメラの「ブラケット撮影」が便利。合成時に構図がズレにくいよう、できるだけ同じ位置から撮影するのがコツです!
step
3HDRマージの所にドラッグしていく
選んだ5枚の写真を「HDRマージ」の項目にドラッグします。
「マージ」をクリックすると合成が始まりますが、初めてなら右上の歯車マーク(設定)を先に確認しておきましょう。
step
4HDR合成の設定をする
歯車マークを押すと、当時のバージョンでは次のHDR合成設定が表示されました。自動アライメントは写真の位置ズレ、ゴースト軽減は動く被写体の重なりに対処する機能です。
HDR合成の設定
- 自動アライメント (必ずONにしましょう)
- 色収差軽減
- ゴースト軽減 3つの項目がありますので、全部にチェックを入れてONにしましょう!


※左側が自動アライメントOFF 右側が自動アライメントON
自動アライメントとは?
自動アライメントは、撮影した5枚の写真の微妙な構図のズレを、自動で合わせてくれる機能です。
左側の自動アライメントOFFの作例では、5枚の撮影中に起きた位置ズレや被写体の動きが重なり、リスが大きくブレて見えますね…。
右側はズレがかなり目立たなくなりました!ただし動く被写体の二重写りにはゴースト軽減も関係するため、すべてのブレを消せるわけではありません。
step
4完成!こちらがHDRマージで合成した写真です。
明るい部分の階調を残しながら、暗部の見え方も改善。撮影時に見た印象へ近づきました!
仕上がりの違いを確かめるため、露出±0で撮影した1枚と比べてみましょう。


※左側が露出±0の写真 右側がHDRマージを使った写真
左側の写真
秋の夕暮れに撮影した左側の露出±0の写真は、明るい部分と暗い部分の差が大きく、コントラストが強めです。
シャドーには黒つぶれして、細部が見えにくい場所もあります。
右側の写真
右側のHDRマージを使った写真は、ハイライトの明るさが抑えられ、シャドーは持ち上がっています。空と暗部の情報を両方残しやすくなり、目で見た印象に近づきました。
1枚の写真でもシャドーを持ち上げると似た表現はできます。ただ、大きく補正すると暗部のノイズや色の乱れが目立つ場合があります。
露出違いの複数枚を合成すれば、1枚を無理に明るくするより階調を残しやすいのが利点。ただしノイズが必ずなくなるわけではなく、元画像や設定によって仕上がりは変わります。


※左がノーマルの写真 右がHDRマージを使った写真
僕が使っているカメラでは9枚までブラケット撮影ができるので、今度は露出の異なる9枚を撮影してHDRマージしてみました!
こちらは先ほどよりHDRらしい、明暗が強調された仕上がりになりましたね。
自然な仕上がりだけでなく、印象的な色や階調を楽しみたい方なら、Luminar Neoの「HDRマージ」で表現の幅を広げられそうです。
Luminar Neo HDRマージのイマイチなところ

プレビューが無い
HDR合成では、処理前に仕上がりのイメージを確認できると便利です。
設定を変えながら見比べたいところですが、僕が試した2022年当時のLuminar NeoのHDRマージにはプレビュー機能がありませんでした。
当時の画面では「マージ」を押すとそのまま合成が始まり、結果を見るには処理の完了を待つ必要がありました。
これは実際に使っていて不便に感じた点。現行版では操作画面が変更されているため、機能の有無はお使いのバージョンで確認してください。
処理する時間が表示されない
HDR合成は画像の枚数やパソコンの性能によって、処理に時間がかかります。
処理の進み具合が分かると安心ですが、2022年に試したLuminar Neoでは残り時間の目安が表示されませんでした。
1分で終わるのか、5分かかるのか。目安が分かるだけでも作業を進めやすいので、当時は改善してほしいと思った部分です。
性能は良いが強気な価格
2022年当時、HDRマージの追加料金は6,270円。便利な機能ですが、単体の追加費用としては少々高く感じました。
※サブスクプランの方は無料で追加できる、というのも2022年当時の条件です。現在の価格や利用権は公式のプラン案内をご確認ください。
僕が試した手持ち撮影の9枚でも、写真同士のズレが目立ちにくく、満足できるHDR合成になりました。動く被写体のゴーストは条件によって残るので注意が必要です。
ただ、当時の追加購入価格を考えると、気軽に試すにはちょっと高かったですね…。
Luminar Neo HDRマージのレビューまとめ
2022年当時は追加費用がネックでしたが、HDR合成の手軽さと仕上がりには満足できました!
HDRならではの強い描写は好みが分かれそうですが、僕はこういう写真も好きですね。自然に仕上げたいときは、合成後の彩度やコントラストを調整するのも良さそうです。
手持ち撮影で生じた小さな構図のズレも自動アライメントで補正しやすいため、「HDRマージ」を三脚なしで試せる場面もあります。ただし、手ブレが大きい場合や被写体が動く場合は、三脚の方が安定します。
空や建物の階調を意識した、新しい写真表現に挑戦できそうです!
HDR合成は、逆光や明暗差の大きい風景で白飛び・黒つぶれを抑えたいときに役立ちます。ストロボが使えない場面でも、動きの少ない被写体なら検討する価値があります。Luminar Neo HDRマージを試してみてください!
よくある質問(FAQ)
Luminar NeoのHDRマージでは何枚まで写真を合成できますか?
露出を変えて撮影した写真を最大10枚まで合成できます。明るい空と暗い地面など、1枚では階調を残しにくい場面に向いています。複数枚を撮る際は、構図をできるだけ揃えておきましょう。
HDRマージは写真1枚だけでも使えますか?
はい、1枚の写真にも適用できます。ただし、複数の露出を合成する場合とは異なり、元画像で完全に失われた白飛びや黒つぶれの情報まで必ず復元できるわけではありません。
HDRマージを使うには三脚が必要ですか?
三脚がなくてもHDR合成できる場合があります。自動アライメントは撮影画像の小さな位置ズレを補正しますが、ブレが大きい場面や被写体が動く場面では失敗することもあります。仕上がりを安定させたいなら、三脚の使用がおすすめです。
HDRマージの自動アライメントとゴースト軽減は何が違いますか?
自動アライメントは写真同士の構図のズレを揃える機能です。一方のゴースト軽減は、撮影中に動いた人や動物などが二重に写る現象を抑えるために使います。どちらも合成結果を改善する機能ですが、被写体の動きを必ず完全に修正できるわけではありません。
HDRマージは無料で使えますか?
利用条件は、Luminarの製品バージョンや契約・購入プランによって異なります。この記事にある6,270円やサブスク利用者への無料提供は2022年当時の情報です。購入前に現在の公式プランでHDRマージが使えるか確認してください。
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