※2023年10月27日に内容を更新しました!
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
F/4通しの標準ズームレンズは「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」が先に出ていましたが、Nikonの小三元と言える「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」がついに登場しました!
望遠側が70mmと120mmでは使い勝手に大きな差が生まれますので、このレンズが登場するのを待っていた人も多いと思います。
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【NIKKOR Z 24-120mm f/4 S】Zマウント用小三元標準ズーム!レビューや評価をまとめてみた!
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です! 先にF/4.0通しの標準ズームとして「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」が出ていましたが、焦点距離が120mmまで伸び、最新の光学設計でとても ...
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便利ズームの域を超えた解像力
※画像引用元:ニコン
前モデルの「AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR」は賛否両論のレンズで、評価が高いとは言えないレンズでした。
ですが、今回の24-120mmは違います。
便利ズームの域を超えた解像力に注目
Zマウントとなり新しい光学設計となったNIKKOR Z 24-120mm f/4 Sは、圧巻の解像力を誇るレンズ。
5倍ズームレンズでこれだけ写れば、不満を感じる人は居ないんじゃないでしょうか。
MTF曲線で見ても、120mmの望遠端では周辺の解像度が低下するものの、その他は画面端まで高い解像力を発揮!
特にコントラストが非常に高く、透明感のある写りをしてくれるレンズですね。
ナノクリとアルネオで逆光耐性は抜群!
※画像引用元:ニコン
アルネオコート採用
Nikon自慢の名のクリスタルコートに加え、垂直方向からの光に有効なアルネオコートも採用!
逆光の中、あらゆる角度から撮影しても、フレアやゴーストを大幅に抑えます。
私もナノクリとアルネオのコートが採用されたレンズを使用していますが、滅多にフレアやゴーストが出ることがありません。
余計な光に邪魔されることなく撮れますし、コーティングのおかげでクリアな写真を撮影することが出来ます!
保護フィルターなどを嵌めていると、フィルターのせいでゴースト等が起きますので、その際はフィルターを外してください。
ズーム全域で最短撮影距離0.35m
※画像引用元:ニコン
アルネオコート採用
NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sは最短撮影距離0.35m。
はじめは広角側の事だと思っていたんですが、ズーム全域で0.35mと知ってビックリ!
とても寄れるレンズとなっており、写真の幅が広がりますし使い勝手に優れるレンズです。
レンズ重量は630gと軽量!
※画像引用元:ニコン
レンズ重量も軽量
前モデルの「AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR」が710g。
今回の「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」が630g。
以前よりも高画質なレンズになっているのに、重量は軽く仕上げています!
たかが80gと思われるかも知れませんが、機材の重さって言うのは非常に重要です。
撮影をしに出掛けた時の疲労感が全然変わってきますからね。
元気であれば「帰りにあそこも撮影して帰るか!」って気になりますけど、疲れていたら「もう今日はこれくらいで帰るか…」って感じで撮影機会を逃します。
道中の休憩時間も長くなりますしね。
AF駆動にはステッピングモーターを採用
※画像引用元:ニコン
ステッピングモーター採用
前モデルではAFの駆動に「超音波モーター」を採用していましたが、NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sではステッピングモーターを採用。
どっちのモーターが上か下ってこともありませんが、ステッピングモーターの優れる点はスムーズな動作と静寂性です。
ピントを合わせる速度は超音波モーターが優れますが、AF動作音がうるさい。
写真だけ撮影する時代なら全く問題ありませんでしたが、いまはミラーレスで動画も撮影する時代となりました。
なのでAF動作音は動画に入り込まないように、静かでスムーズにピントが合うステッピングモーターが採用されています。
ステッピングモーターも改良をされており、AF速度が速くなってきていますので、ピント合わせが遅いなんて事もありませんので大丈夫です!
フォーカスブリージングを抑えたレンズ
ピントの位置を手前から奥、奥から手前へと変えると画角も若干変動します。
従来なら手前にピントを合わせると画角が広くなり、奥にピントを合わせると画角が狭くなります。
フォーカスブリージングを抑えたレンズ
NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sは、この画角変動が抑えられたフォーカスブリージング対策をしたレンズとなっています!
ピント位置が前後しても画角は変動しませんので、違和感のない動画撮影が可能となりました。
NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sの公式作例
※画像引用元:ニコン
NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sのスペック
発売日 | 2022年1月28日 |
対応マウント | Nikon Zマウント |
フルサイズ対応 | ○ |
レンズ構成 | 13群16枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
焦点距離 | 24-120mm |
最短撮影距離 | 0.35mm |
最大撮影倍率 | 0.39倍 |
開放F値 | F/4.0 |
画角 | 84~20.2° |
手ブレ補正 | × |
防塵 | ○ |
防滴 | ○ |
フィルター径 | 77mm |
本体サイズ | 84x118 mm |
重量 | 630g |
実売価格 | 125,000円前後 |
まとめ
賛否両論となった前モデルと違い、今回のNIKKOR Z 24-120mm f/4 Sは非常に高評価。
しかし残念ながら、半導体不足により入手困難…
現在でも予約商品となっており、いつ手に入るかは未定です。
それにしてもNikonさんは標準ズームレンズが好きですね。
Zマウントの標準ズームだけでも、既に4本もリリースしています。
標準ズームはもういいから、他のレンズを増やしてくれと思っているのは私だけではないはず(笑)
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【NIKKOR Z 24-120mm f/4 S】Zマウント用小三元標準ズーム!レビューや評価をまとめてみた!
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