こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
キャノンのエントリーモデル「EOS Kissシリーズ」の最新型が、ついに6月25日に発売開始となりました。
本当であれば4月に出る予定だったのですが、コロナウイルスの影響で2か月も先延ばしになってしまいましたね…。
エントリーモデルは各社から出ていますが、その中でも人気が高いのがキャノンのEOS Kissシリーズ!
小型軽量さを重視したモデルと、カメラとしての性能を高めたモデルの2種類が展開されており、今回発売される「EOS Kiss X10i」は数字の後ろにiが付いた型番ですので、カメラとしての性能を高めたモデル。
これからカメラを始めてみたいと思っている方に、うってつけのカメラとなっています!
Canon EOS Kiss X10iの特長
※画像引用元:Canon(https://canon.jp/)
エントリーモデルって新型機が出ても、あんまり変わり映えがしないもんなのですが、EOS Kiss X10iの大きな進化ポイントは4つ。
- 最新型画像処理エンジン「DIGIC 8」を採用
- 4K動画撮影に対応
- ミラーレスで人気の「瞳AF」に対応
- 操作性の向上
大きな変更点はこんな感じです。
エントリーモデルでも4K動画撮影に対応し、もはや当たり前の機能になっていますね。
4Kへの対応は写真も動画も1台で済ませたいと思っている方にはありがたい!
またちょっと前までミラーレスの専売特許だった「瞳AF」にも対応しました。
カメラ初心者のころにありがちなミスがピントずれですので、瞳AFの機能を使えばお子さんなど人物を撮るときにとても安心できる機能ですね。
最新型画像処理エンジン「DIGIC 8」
※画像引用元:Canon(https://canon.jp/)
画像処理エンジンとはカメラの頭脳のようなパーツ。
新しいものほどデータ処理の高速化や画質が向上する効果があります。
チェック
EOS Kiss10iは最新型の「DIGIC 8」を搭載しており、前モデルのEOS Kiss9iに比べ連写速度やノイズ処理がパワーアップしています!
キャノンは最新型画像処理エンジンを惜しみなく、エントリーモデルやはたまたコンデジにも積極的に投入してくれるのが特長ですね。
4K動画撮影に対応
※画像引用元:Canon(https://canon.jp/)
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EOS Kiss10iでは、ついに4K動画撮影に対応しました!
フルHDより4倍も高画質な動画撮影が可能です。
また4K動画撮影した1コマを静止画として保存する機能も搭載。
※画像引用元:Canon(https://canon.jp/)
お子さんの運動会やお遊戯会などで、動画を撮りたいけど写真も残しておきたい!
こんな場面で活躍してくれる機能ですね。
4K動画を撮影しておけば、あとで良いシーンだけを写真として保存することが出来ます。
ただデメリットとしては、EOS Kiss10iで撮影した通常の写真に比べるとちょっと画質が落ちます。
動画を撮るときに気になるのが手ブレですが、EOS Kiss10iでは動画撮影時は強力な5軸手ブレ補正が備わっています。
※画像引用元:Canon(https://canon.jp/)
手ブレ補正付きレンズを使用すると、レンズの手ブレ補正とボディの手ブレ補正が連携し、三脚なしでもより安定した撮影が出来るので安心!
ミラーレスで人気の「瞳AF」に対応
※画像引用元:Canon(https://canon.jp/)
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これまではミラーレスの専売特許であった「瞳AF」に、EOS Kiss10iは対応しました!
最近の一眼レフはミラーレス技術を取り入れて、猛烈に進化してきていますね。
瞳AFはライブビュー撮影(モニター画面を見ながら撮影)の時に使えるようになっています。
ファインダーを見ながら撮影するときは「EOS iTR AF」という、人の顔をカメラが認識して顔にピントを自動で合わせる機能が使える。
記念撮影やポートレート撮影の時は「瞳AF」
走るまわるお子さんやスポーツシーンでは「EOS iTR AF」と使い分けると、ミスのない写真が撮れると思います!
操作性の向上
※画像引用元:Canon(https://canon.jp/)
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EOS Kiss x10iでは新たに「AF-ON」ボタン(写真6番)と「サブ電子ダイアル」(写真10番)が追加されました。
AF-ONはプロも使う親指AFが行えるボタンで、長時間のピント合わせが楽になったり手ブレを軽減したり出来ます。
以前のカメラは他のボタンに割り当てて親指AFをしていましたので、専用のボタンが追加されたのは嬉しいですね。
サブ電子ダイアルはグルグル回すことで操作が可能なボタン。
これまで上位機種に搭載されていたもので、ついにエントリーモデルにも採用されました!
EOS Kiss X10iとEOS Kiss X9iの違い
EOS Kiss X10i | EOS Kiss X9i | |
発売日 | 2020年6月25日 | 2017年4月7日 |
タイプ | 一眼レフ | 一眼レフ |
センサーサイズ | APS-C | APS-C |
画素数 | 2410万画素 | 2420万画素 |
画像処理エンジン | DIGIC 8 | DIGIC 7 |
高感度 | ISO100~25600(拡張ISO100-52800) | ISO100~25600(拡張ISO100-52800) |
連写速度 | ファインダー撮影時:最高約7コマ/秒 ライブビュー撮影時:最高約7.5コマ/秒 |
最高約6コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/4000~30秒 | 1/4000~30秒 |
AF測距点 | オールクロス45点 | オールクロス45点 |
液晶モニター | 3インチ・104万ドット | 3インチ・104万ドット |
ファインダー倍率 | 0.82倍 | 0.82倍 |
ファインダー視野率 | 95% | 95% |
4K動画対応 | 〇 | × |
動画記録サイズ | 4K(3840x2160)25.00p/23.98p Full HD(1920×1080) 59.94p/50.00p/29.97p/25.00p/23.98p HD(1280×720)59.94p/50.00p |
Full HD(1920×1080) 59.94p/50.00p/29.97p/25.00p/23.98p HD(1280×720) 59.94p/50.00p/29.97p/25.00p VGA(640×480) 29.97p/25.00p |
ファイル形式 | MP4 | MP4 |
映像圧縮方式 | MPEG-4 AVC/H.264 可変(平均)ビットレート方式 |
MPEG-4 AVC/H.264 可変(平均)ビットレート方式 |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:800枚 液晶モニタ使用時:310枚 |
ファインダー使用時:600枚 液晶モニタ使用時:270枚 |
記録メディア | SDカード SDHCカード SDXCカード |
SDカード SDHCカード SDXCカード |
Wi-Fi | ○ | 〇 |
Bluetooth | ○ | 〇 |
NFC | × | 〇 |
本体サイズ | 131(幅)x102.6(高さ)x76.2(奥行) mm | 131(幅)x99.9(高さ)x76.2(奥行) mm |
重量 | 471g | 485g |
実売価格 | 140,000円前後(ダブルズームキット) | 79,000円前後(ダブルズームキット) |
その他 | 瞳AF追加 AF-ON追加 サブ電子ダイアル追加 22万画素測光センサー ライブビュー時のAF検出範囲(EV-4~18) ファイル容量を抑えるC-RAW追加 |
価格差が気になるところですが、全般的に強化されていますね。
私がカメラを始めたころの、中級機クラスのスペックになっています!
まとめ
正統進化し便利な機能が追加された感じですね!
シンプルさはEOS Kiss X10に軍配が上がりますが、エントリーモデルでもしっかりとしたカメラ性能が欲しいという方は、EOS Kiss X10iが向いています。
一眼レフからミラーレスへ。
と時代はなっていますが、キャノンはミラーレスの技術を積極的に一眼レフへ投入していて、「もう革新的な伸びしろは無いかな?」と思っていた一眼レフを進化させています。
一眼レフは完成されたカメラかと思いきや、まだまだミラーレスに負けない力を秘めていそう!
EOS Kiss X10iもその進化した一眼レフの1つで、一眼レフのカメラとしての性能にミラーレスの便利技術が融合したカメラ。