こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
いまや当たり前の存在であるズームレンズ。
一眼レフやミラーレスでは高画質なズームレンズが主に使われ、コンデジではズーム倍率の高いレンズが使われています。
コンデジに使われているレンズは、かつての画素競争のようにドンドンと倍率が高くなってきました。
そしてついには一眼レフでは考えられないような、広角から超望遠に対応したズームレンズが出てきています。
昔のスパイ映画にでも登場しそうな、点にしか見えない人がズームしていくと顔がハッキリと分かっちゃうみたいな。
そんな物を今では普通に手に入れれる時代になったんですね。
超望遠レンズの凄さ!
※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/)
ズームしていくと画質がザラザラして悪くなってしまい、見れたもんじゃありませんよね。
ですが光学ズームである望遠レンズだとこうなります。
※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/)
なんとこんなにもアップでお月様を撮影出来てしまいます。
これほどズームしたのに画質もザラザラしていなくてキレイですね!
写真下の部分ではクレーターの立体感もしっかりと分かります。
光学ズームは画質がとてもキレイ!
メモ
デジタルズームと言うのは、要はトリミングをして大きく見せているだけですので、デジタルズームをするほど写真がトリミングされていき画素数がガンガン低下します。
なのでズームするほどザラザラとした不鮮明な写真になってしまうんですね。
ココがポイント
光学ズームはレンズの力だけでズームしていますので、写真をトリミングする必要がないためとても高画質な写真となります。
何年か前の写真になりますが、デジタルズームと光学ズームの画質の差を見てみましょう。
【デジタルズーム】
以前はズームするとすぐこんな感じになっちゃってましたよね…。
ズームは出来るけど実際は汚い写真しか撮れませんでした。
ダンボーの頭やボディに書かれている文字は全く読めませんね。
【光学ズーム】
デジタルズームよりさらに寄っていますが、それでも圧倒的に画質がキレイですね!
ダンボーの体に書かれた「50」という数字も鮮明に分かります。
光学ズームで超望遠に対応したコンデジ
Nikon COOLPIX P1000
※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/)
いきなり最強機種からのご紹介になりますが、光学125倍・焦点距離3000mmにまで対応したスーパーコンデジです!
まるで一眼レフのような見た目をしていますね。
レンズの焦点距離は24-3000mmとなっており、超望遠だけでなく広角から使えますので、どんなシーンにも対応できる。
また望遠になるほど手ブレが起こりやすくなりますが、約5.0段分の補正効果を持った手ブレ補正が搭載されていますので、カメラに不慣れな方でも安心です!
光学ズームをした上でさらにデジタルズームをすることも可能で、最大で焦点距離6000mmにまで撮影出来る規格外のコンデジがCOOLPIX P1000。
Nikon COOLPIX P1000のスペック
発売日 | 2018年9月14日 |
センサーサイズ | 1/2.3型CMOS (裏面照射型) |
画素数 | 1605万画素 |
高感度 | ISO100~6400 |
光学ズーム | 125倍 |
レンズ焦点距離 | 24-3000mm |
レンズF値 | F2.8~F8 |
連写速度 | 120コマ/秒 |
シャッタースピード | 1~1/4000秒 |
液晶モニター | 3.2インチ 92万ドット |
ファインダー | 0.39型電子ビューファインダー(236万ドット) |
撮影可能枚数 | 250枚 |
記録メディア | SDカード SDHCカード SDXCカード |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | ○ |
NFC | × |
本体サイズ | 146.3(幅)x118.8(高さ)x181.3(奥行) mm |
重量 | 1415g |
実売価格 | 89,000円前後 |
Nikon COOLPIX P1000の作例
※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/)
Nikon COOLPIX P950
※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/)
光学125倍のCOOLPIX P1000は凄いけど、カメラが重いしレンズの部分が長すぎるよ…。
と言う方にオススメしたいのがCOOLPIX P950。
2020年2月発売の新モデルで、最大焦点距離を2000mmに抑えたことで、カメラの小型化と軽量化を果たしました!
また前モデルであるCOOLPIX P900にくらべると、電子ビューファインダー(EVF)のドット数がCOOLPIX P1000と同等になり見やすさが格段に上がっています。
すごいコンパクトになったのかと言われるとそうではなく、やっぱり大きいです(笑)
しかし83倍光学ズームが搭載されていて、広角から超望遠までレンズ交換なしでカバーすることを考えれば超便利!
COOLPIX P950のスペック
発売日 | 2020年2月5日 |
センサーサイズ | 1/2.3型CMOS (裏面照射型) |
画素数 | 1605万画素 |
高感度 | ISO100~6400 |
光学ズーム | 83倍 |
レンズ焦点距離 | 24-2000mm |
レンズF値 | F2.8~F6.5 |
連写速度 | 120コマ/秒 |
シャッタースピード | 1~1/2000秒 |
液晶モニター | 3.2インチ 92万ドット |
ファインダー | 0.39型電子ビューファインダー(236万ドット) |
撮影可能枚数 | 290枚 |
記録メディア | SDカード SDHCカード SDXCカード |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | ○ |
NFC | × |
本体サイズ | 140.2(幅)x109.6(高さ)x149.8(奥行) mm |
重量 | 1005g |
実売価格 | 93,000円前後 |
COOLPIX P950の作例
※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/)
Nikon COOLPIX A1000
※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/)
超望遠ズームは欲しいけど、一眼レフみたいな見た目はイヤ!
と言う方にオススメしたいのが「Nikon COOLPIX A1000」
見た目は完全に普通のコンデジですよね。
しかしレンズは光学35倍ズームレンズを搭載!
焦点距離24-840mmまでをカバーしています。
先ほどまでの3000mmや2000mmに比べると、インパクトが少なく感じてしまうかも知れません。
ですが840mmというのも相当な望遠です!
手軽に持ち歩きたいならコンデジルックな、Nikon COOLPIX A1000が良いですよね。
Nikon COOLPIX A1000のスペック
発売日 | 2019年2月15日 |
センサーサイズ | 1/2.3型CMOS (裏面照射型) |
画素数 | 1604万画素 |
高感度 | ISO100~6400 |
光学ズーム | 35倍 |
レンズ焦点距離 | 24-840mm |
レンズF値 | F3.4~F6.9 |
連写速度 | 120コマ/秒 |
シャッタースピード | 1~1/2000秒 |
液晶モニター | 3インチ・103万ドット |
ファインダー | 0.39型電子ビューファインダー(236万ドット) |
撮影可能枚数 | 250枚 |
記録メディア | SDカード SDHCカード SDXCカード |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | ○ |
NFC | × |
本体サイズ | 114.2(幅)x71.7(高さ)x40.5(奥行) mm |
重量 | 330g |
実売価格 | 46,000円前後 |
Nikon COOLPIX A1000の作例
※画像引用元:Nikon(https://www.nikon-image.com/)
Canon PowerShot SX70 HS
※画像引用元:Canon(https://canon.jp/)
光学ズーム65倍を搭載し、焦点距離は21-1365mmをカバー。
21mmの超広角から始まるのは凄いです!
また「プログレッシブファインズーム」という機能を使うと、最大で130倍ズームまで可能。
これはデジタルズームなのですが、Nikon機の1605万画素に比べPowerShot SX70 HSは2030万画素ありますので、デジタルズームをしても画質の低下を抑えられるんです。
もちろん光学ズームだけに比べれば画質は落ちますが、それでももうちょっと望遠が欲しいときに助かりますね。
Canon PowerShot SX70 HSのスペック
発売日 | 2018年12月20日 |
センサーサイズ | 1/2.3型CMOS (裏面照射型) |
画素数 | 2020万画素 |
高感度 | ISO100~3200 |
光学ズーム | 65倍 |
レンズ焦点距離 | 21-1365mm |
レンズF値 | F3.4~F6.5 |
連写速度 | - |
シャッタースピード | 1~1/3200秒 |
液晶モニター | 3インチ・92万ドット |
ファインダー | 0.39型電子ビューファインダー(236万ドット) |
撮影可能枚数 | 325枚 |
記録メディア | SDカード SDHCカード SDXCカード |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | ○ |
NFC | × |
本体サイズ | 127.1(幅)x90.9(高さ)x116.6(奥行) mm |
重量 | 610g |
実売価格 | 54,000円前後 |
Canon PowerShot SX70 HSの作例
※画像引用元:Canon(https://canon.jp/)
Canon PowerShot SX740 HS
※画像引用元:Canon(https://canon.jp/)
見た目は完全にふつうのデジカメですが、光学40倍ズームを搭載しており焦点距離は24-960mmに対応。
プログレッシブファインズーム機能を使えば1920mmまで望遠が可能です!
今どきのカメラらしく「自撮り撮影モード」があり、美肌効果や背景をボケさせた撮影もできる。
オートフォーカスがとても速いですし夜にも強いので、オールマイティに活躍するカメラ。
お子さんやペットの撮影に良さそうですね!
PowerShot SX740 HSのスペック
発売日 | 2018年8月30日 |
センサーサイズ | 1/2.3型CMOS (裏面照射型) |
画素数 | 2020万画素 |
高感度 | ISO100~3200 |
光学ズーム | 40倍 |
レンズ焦点距離 | 24-960mm |
レンズF値 | F3.3~F6.9 |
連写速度 | 10コマ/秒 |
シャッタースピード | 1~1/3200秒 |
液晶モニター | 3インチ・92万ドット |
ファインダー | 0.39型電子ビューファインダー(236万ドット) |
撮影可能枚数 | 325枚 |
記録メディア | SDカード SDHCカード SDXCカード |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | ○ |
NFC | × |
本体サイズ | 110.1(幅)x63.8(高さ)x39.9(奥行) mm |
重量 | 299g |
実売価格 | 40,000円前後 |
PowerShot SX740 HSの作例
※画像引用元:Canon(https://canon.jp/)
LUMIX DC-FZ85
※画像引用元:Panasonic(https://panasonic.jp/)
光学60倍ズームで焦点距離20-1200mmをカバー。
20mmの超広角からスタートしますし、近接1cmのマクロ撮影にも対応した万能型。
ISO感度も最高ISO6400にまで対応していて、夜に強いカメラでもあります。
Panasonicのミラーレスではお馴染みの「4K PHOTO」も搭載されています。
4K PHOTO機能を使うことで、高速連写や撮影したあとからピント位置を変更できる「フォーカスセレクト」など便利機能を使うことができる。
カメラ初心者には心強い機能満載ですね!
LUMIX DC-FZ85のスペック
発売日 | 2017年3月10日 |
センサーサイズ | 1/2.3型MOS |
画素数 | 1810万画素 |
高感度 | ISO100~6400 |
光学ズーム | 60倍 |
レンズ焦点距離 | 20-1200mm |
レンズF値 | F2.8~F5.9 |
連写速度 | 10コマ/秒 |
シャッタースピード | 4~1/16000秒 |
液晶モニター | 3インチ・104万ドット |
ファインダー | 0.2型フィールドシーケンシャル方式(117万ドット) |
撮影可能枚数 | 330枚 |
記録メディア | SDカード SDHCカード SDXCカード |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | ○ |
NFC | × |
本体サイズ | 130.2(幅)x94.3(高さ)x119.2(奥行) mm |
重量 | 616g |
実売価格 | 31,000円前後 |
LUMIX DC-FZ85の作例
※画像引用元:Panasonic(https://panasonic.jp/)
SONY サイバーショット DSC-HX400V
※画像引用元:Sony(https://www.sony.jp/)
フルサイズミラーレスで独走を続ける、SONYが送り出した超望遠ズームコンデジ。
送り出したと言っても発売したのは古く、2014年発売です。
じゃあ古くて時代遅れかというと、そうでもありません。
ビデオカメラとかもそうですが、SONYの手ブレ補正は結構強力!
サイバーショット DSC-HX400Vも手ブレ補正用レンズが2群構えられており、超望遠時での撮影も手ブレしにくく撮影に集中出来ます。
SONY サイバーショット DSC-HX400Vのスペック
発売日 | 2014年4月4日 |
センサーサイズ | 1/2.3型CMOS (裏面照射型) |
画素数 | 2040万画素 |
高感度 | ISO80~3200 |
光学ズーム | 50倍 |
レンズ焦点距離 | 24-1200mm |
レンズF値 | F2.8~F6.3 |
連写速度 | 10コマ/秒 |
シャッタースピード | 1~1/4000秒 |
液晶モニター | 3インチ・92.1万ドット |
ファインダー | 電子式ビューファインダー(20.1万ドット) |
撮影可能枚数 | 380枚 |
記録メディア | SDカード SDHCカード SDXCカード メモリースティック Duo メモリースティックPRO Duo メモリースティックPRO-HG Duo Eye-Fiカード |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | × |
NFC | 〇 |
本体サイズ | 129.6(幅)x93.2(高さ)x103.2(奥行) mm |
重量 | 660g |
実売価格 | 45,000円前後 |
SONY サイバーショット DSC-HX400Vの作例
※画像引用元:Sony(https://www.sony.jp/)
まとめ
しかし動物園や野球場など、望遠レンズが必要なところに行くと持っている方を見かけますね。
超望遠ズームが付いたコンデジは、ふつうのコンデジに比べると大きくて重い。
しかし一眼レフやミラーレスでレンズを何本も持って歩くのに比べると、荷物は少なくなりますし軽くなります。
またトータルでの出費もかなり抑えられて経済的なカメラなんですね。
特に望遠レンズなんて高くて、100,000円から1,000,000円を超えるレンズも多い!
そんな中、100,000円以内で超広角から超望遠までを1台でカバーできるカメラは、とても魅力的なんですね!