こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
紫陽花のシーズンとなりました。
カメラをお持ちの方は、毎年紫陽花の写真を撮りに行かれる方も多いと思います。
でも実際に撮りに行ってみると分かるのですが、紫陽花の写真って意外と撮るのが難しい…。
紫陽花の撮り方5選
動画でも撮影してきましたので、ぜひご覧ください!
1:角度を付けて立体感を出す!
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1角度を付けて立体感を出す!
まずは正面からでは無くて、斜めの角度から紫陽花を撮ってみましょう。
カメラ初心者にありがちな失敗が、紫陽花を正面から撮ってしまう事。
それはそれでアリなんですが、写真の奥行き感が生まれにくくて、のっぺりとした写真になってしまいます。
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角度をつける事で背景がグラデーションでボケてくれるので、写真に奥行き感が生まれます!
上の写真では右側に小道を入れたことでパースが効き、より奥行き感を出しています。
2:前ボケを使って撮ってみる!
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2前ボケを使って撮ってみる!
困った時のお供「前ボケ」
これを使うだけで、ちょっと写真の上手い人感を出すことが出来ます。
やり方は簡単で、カメラの設定でF値を低めにして、紫陽花越しに奥の紫陽花へピントを合わせて撮るだけ。
前ボケさせた紫陽花はボケ過ぎて元が何なのか分からなくなっていますが、色の要素として使えるので写真を華やかにすることが出来ます。
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前ボケを使うことで写真に立体感を出しやすくなります。
前景(前ボケ)
中景(ピントの合った紫陽花)
後景(背景)
この3層構造にすることが出来るので、写真に奥行きと立体感が生まれます!
3:玉ボケを使って演出してみる!
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3玉ボケを使って演出してみる!
写真に玉ボケを入れてみることで、紫陽花をより魅力的に見せられます。
「写真は引き算」と言われますが、被写体と背景だけでは何かシンプル過ぎるなぁと感じる時に、玉ボケは非常に有効ですので狙って見て下さい!
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玉ボケは被写体の背景に明るい場所があれば、F値を低くすることで写真の様な玉ボケにすることが出来ます。
今回は木々の間から見える空を玉ボケさせています。
文字では場所を説明しにくいので、ぜひ宜しければ動画をご覧ください。
4:紫陽花の葉っぱもサブ的な感じで使って見る
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4紫陽花をど真ん中に配置して「日の丸構図」で撮ってみました。
背景にある紫陽花の葉っぱが、四つ葉のクローバーの様に上下左右へキレイに分けれていてキレイでしたので、これを副題の様に使ってみました。
F値が低くボケ過ぎると意味はありませんし、F値が高すぎて葉っぱもクッキリと写ってしまうと、のっぺりとした写真になってしまいますので、「葉っぱだ!」と分かる程度にボケさせています。
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こちらの写真の場合、葉っぱを少しだけボケさせることで写真に奥行きが生まれ、紫陽花を立体的に見せることが出来ます!
この写真が良いか悪いかは好みで別れると思うのですが、紫陽花の写真を撮っていて「あれ?似たような写真ばっかりだな…」と思ったときは、ちょっと角度を変えてこんな写真も撮ってみましょう。
5:対角線構図でシンプルに撮る!
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5対角線構図でシンプルに撮る!
画面右下から左上に向かって直線を引き、その線上に被写体を配置する「対角線構図」
対角線構図はこの他に、構図の線上にラインのあるものを配置したり(S字構図的な使い方)、2分割にしたりと色々なバリエーションがあります。
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今回の写真の場合は、一番オーソドックスな斜めの線上に被写体を配置する方法。
テーブルフォトでも使い勝手が良いですし、簡単でどこでも狙いやすいのでオススメ。
対角線構図と三分割構図を組み合わせていますので、全体のバランスが良くシンプルで紫陽花のキレイさが増すのでは無いでしょうか。
まとめ
今回は紫陽花の撮り方を5つご紹介しました。
撮りに出かけると、被写体の紫陽花にばかり目が行ってしまうと思いますが、そうなると似た写真ばかりになってしまいます。
紫陽花を撮るんだけど、どの角度から撮ろうか?背景はどうしようか?と色々と考えると、色んなバリエーションの写真を撮影出来ると思いますので、「撮る前に考える」を習慣にしてみて下さい!