こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
先日ご紹介したCanon EOS R7と同時に発表されたのが、小型軽量さを武器とする「EOS R10」
APS-Cセンサーを採用しており、Rシステムの新しいエントリーモデルですね!
一眼レフで小型軽量さで大人気となっている「EOS Kiss」よりも軽い重量で、中身はかなり高性能なカメラ。
Canon EOS R10の特長
※画像引用元:キヤノン
Canon EOS R10 の特長
キャッチコピーは「想像以上が、始まる+」と書かれていますが、まさにその通り。
この小さなカメラの中身はとんでもない性能となっており、「究極のエントリーモデル」と言っていいカメラに仕上がっています!
EOS Rシステム最軽量ボディ
※画像引用元:キヤノン
EOS Rシステム最軽量ボディ
EOS R10の特長は何と言っても、小型で軽量であること。
カメラの重量は、バッテリーやSDカードを含めても429gとなっており、EOS Rシリーズのカメラの中で最軽量となっています!
どの性能を求めるかは人によって違いますが、「軽さ」と言うのも重要な要素。
機材が軽いほど疲れにくくなるので、撮影が快適になるんですね。
自分の体験で言うと、重い機材だとどうしても「もう疲れたし帰るか…」となりやすく、シャッターチャンスを逃しやすいと思います。
価格と釣り合わないAF性能
※画像引用元:キヤノン
価格と釣り合わないAF性能
EOS R10は110,000円前後のカメラですが、超強力なオートフォーカスが搭載されています。
Canon最新のAFシステム「デュアルピクセルCMOS AF II」が搭載され、高速・高精度のピント合わせが可能。
またAF追従性も優れているので、エントリーモデルとは思えないほど動体撮影に強いカメラです!
このクラスのカメラに「鳥AF」や「プリ撮影」が付いているのが信じられませんね。
つい最近まで最新の高級カメラにしか、付いていなかった機能なのに。
メカシャッターで15コマ/秒の連写性能
※画像引用元:キヤノン
メカシャッターで15コマ/秒の連写性能
これからカメラを始めようか、と言う方にはこの凄さが分からないと思いますが、100,000円前後のカメラで15コマ/秒の連写性能は凄すぎ。
一眼レフだとメーカーの最高級カメラ、600,000円以上はするフラッグシップモデルで、やっと15コマ/秒出るか出ないかの連写力。
それがこんな小さく、低価格なカメラで実現しているんですから、とんでもありませんね!
電子シャッターの場合は、最速23コマ/秒。
ただこちらは条件によっては、ローリングシャッター特有の歪みが発生します。
高速で動く被写体を撮りたいときは不向きですので、メカシャッターを使う必要がありますね。
2420万画素APS-Cセンサーで高画質
※画像引用元:キヤノン
2420万画素APS-Cセンサーで高画質
2420万画素のAPS-Cセンサーは、このクラスでは一般的な数値。
ですが、EOS R10は「RFマウント」を採用していますので、新世代の光学設計されたレンズを使用できますので、似た画素数のカメラに比べ高画質な写真を撮ることが出来ます!
一眼レフ時代の「EFマウント」では、写真のど真ん中が最も画質が良く、そこから写真の端に行くにつれて画質が低下します。
「RFマウント」ではマウント径の拡大や、ミラーレスに最適化されたフランジバックにより、さらに高性能なレンズが作れるようになりましたので、写真の端の方まで画質が高い写真を撮ることが出来るようになりました!
カメラの頭脳と言える画像処理エンジンは、最新型である「DIGIC X」を採用。
高感度耐性が高まり、APS-Cセンサーですが常用ISO感度32000に到達しています。
Canon EOS R10の公式作例
※画像引用元:キヤノン
Canon EOS R10のスペック
発売日 | 2022月7月下旬 |
タイプ | ミラーレス |
レンズマウント | RFマウント |
センサーサイズ | APS-Cセンサー |
画素数 | 2420万画素 |
高感度 | 標準:ISO100~32000 拡張:ISO51200 |
連写速度 | 電子シャッター時:最高約23コマ/秒 電子先幕・メカシャッター時:最高約15コマ/秒 |
シャッタースピード | 電子:1/16000秒~30秒 電子先幕・メカニカル:1/4000秒~30秒 |
AF測距点 | 4503点 |
液晶モニター | 3型(インチ)・104万ドット |
ファインダー倍率 | 0.95倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:210枚 液晶モニタ使用時:350枚 |
記録メディア | SDカード SDHCカード SDXCカード |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | ○ |
NFC | × |
本体サイズ (幅)x(高さ)x(奥行) | 122.5x87.8x83.4mm |
重量 | 382g(バッテリー・SD含むと429g) |
実売価格 | 115,000円前後(ボディのみ) |
まとめ
EOS Rシリーズのエントリーモデルとして登場した「R10」
一眼レフ時代から言うと、お値段はミドルクラスの価格。
しかしカメラの性能は凄まじいですね。
カメラのスペックだけ見せられたら、200,000円近くするカメラと言われても疑問を持ちません。
「究極のエントリーモデル」と言っても良い仕上がりの「EOS R10」ですが、弱点を上げるとすればバッテリー持ちの悪さでしょうか。
ファインダー使用時:210枚・液晶モニタ使用時:350枚となっており、1日中撮影したいのなら予備バッテリーは必須。
バッテリーの性能を上げると価格も上がってしまいますので、この辺は仕方のない所ですね。