※2026年10月30日に内容を更新しました。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
その名も「PENTAX K-3 Mark III」
2015年発売のK-3 Mark IIから約6年ぶりとなる後継モデルとなります。
K-3 Mark IIはGPSを内蔵し、カメラ単体で星を追尾する「アストロトレーサー」が使える一眼レフでした。撮像素子を動かして4枚の画像を合成する「リアル・レゾリューション・システム」も搭載。ただし、この高精細撮影には三脚などでの固定が必要です。
PENTAX K-3 Mark IIIの特徴|AF・連写・画質が進化

PENTAXのAPS-C一眼レフ上位機
裏面照射型の有効約2573万画素センサー

有効約2573万画素の裏面照射型CMOSセンサー
有効画素数は約2573万画素。
3000万画素を超えるかと思っていましたが、前モデルの約2435万画素からは着実にアップ。高感度や連写とのバランスも考えた画素数なのでしょうね。
ローパスフィルターレスなので細部の解像感にも期待できます。モアレが気になる被写体では、手ブレ補正機構を利用した「ローパスセレクター」で低減を狙えるのもPENTAXらしいところです。
| PENTAX K-3 Mark III | PENTAX K-3 Mark II | |
| イメージセンサー | APS-C 裏面照射型 CMOS | APS-C 表面照射型 CMOS |
| 有効画素数 | 2573万画素 | 2435万画素 |
| ローパスフィルター | レス仕様 | レス仕様 |
5軸・5.5段のボディ内手ブレ補正「SR II」

静止画で5軸・5.5段の手ブレ補正効果
| PENTAX K-3 Mark III | PENTAX K-3 Mark II | |
| 手ブレ補正機構 | SR II | SR |
| 手ブレ補正 | 5.5段分 | 4.5段分 |
最高ISO160万の高感度性能と注意点

PENTAXらしいISO160万と言う超高感度まで使用可能
公開されている作例を見る限り、ISO25600でも被写体の様子が十分に伝わってきます。高感度撮影を重視する方には気になる仕上がりですね。
ISO204800を超えるような超高感度では、ノイズや細部の描写に大きな制約が出ます。設定できる最高感度と、普段使いたい感度は分けて考えたいところです。
| PENTAX K-3 Mark III | PENTAX K-3 Mark II | |
| 高感度撮影 | ISO100~1600000 | ISO100~51200 |
最高約12コマ/秒、AF.Cでも約11コマ/秒の連写
PENTAXは、連写速度を重視する人には少し選びにくい時期がありました。
フラッグシップモデルと言える「PENTAX K-1 Mark II」で最高4.4コマ/秒。
同じAPS-C一眼レフの「PENTAX K-70」でも最高約6.0コマ/秒。
動き回る野鳥やスポーツを撮りたい人にとっては、連写性能が物足りない場面もあったと思います。
K-3 Mark IIは最高約8.3コマ/秒。十分使える速度ではありますが、連写を重視した競合機と比べると見劣りすることもありました。
K-3 Mark IIIではAF.S時に最高約12コマ/秒を達成!
AF.Cでも最高約11コマ/秒なので、動体を追いながらシャッターを切りたい人には大きな進化です。ただし速度はレンズやシャッタースピード、撮影設定によって変わります。
| PENTAX K-3 Mark III | PENTAX K-3 Mark II | |
| 連写速度 | 最高約12コマ/秒 | 最高約8.3コマ/秒 |
| シャッタースピード | 1/8000~30秒 | 1/8000~30秒 |
101点測距のAFシステム「SAFOX 13」
連写と並んで、動体撮影で気になっていたのがオートフォーカスです。
従来機は測距点の数やカバー範囲に限りがあり、動きの速い被写体への対応には工夫が必要でした。
フルサイズ機のK-1 Mark IIでは33点測距(中央25点がクロスタイプ)。
AFエリアを広く使いたい場面では、測距点の数が少ないことを不便に感じる人もいたでしょう。
K-3 Mark IIIは、前モデルの「SAFOX 11」から「SAFOX 13」へ進化。測距点は27点から101点に増え、そのうち中央25点がクロスタイプです。
約30.7万画素のRGBIrセンサーと動体予測アルゴリズムを組み合わせ、追従AFも強化されています。野鳥撮影など、被写体の動きが読みにくい場面で頼りになりそうですね。
| PENTAX K-3 Mark III | PENTAX K-3 Mark II | |
| AF | SAFOX 13 | SAFOX 11 |
| AF距離点 | 101点(25点クロス) | 27点(25点クロス) |
PENTAX K-3 Mark IIIは、オートフォーカスや連写性能が大きく進化した一眼レフですが、実際の使い勝手も気になるところですよね。
[PENTAX K-3 Mark IIIの評判・レビューと気になる弱点]では、購入者の評価をもとに、光学ファインダーの魅力やAF性能、気になるデメリットまで詳しく紹介しています。
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PENTAX K-3 Mark IIIの評判は?一眼レフを選びたくなる理由と気になる弱点
※2026年10月23日に内容を更新しました。 こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です! 今回は、PENTAX K-3 Mark IIIのスペックを整理しながら、実際に ...
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奥行きが薄くなったボディ|サイズと重さの違い

奥行きを抑えたK-3 Mark IIIのボディ
新しいAF機構や駆動系を収める必要がありますからね。
| PENTAX K-3 Mark III | PENTAX K-3 Mark II | |
| サイズ(幅x高さx奥行き) | 134.5x103.5x73.5mm | 131.5x102.5x77.5 mm |
| 重量 | 735g | 700g |
幅 (+3.0mm)
高さ(+1.0mm)
奥行(-4.0mm)※両機種とも突起部を除く
PENTAXのカメラは奥行きがあり結構分厚い印象があるんですが、K-3 Mark IIIは奥行きが4mm短くなっています。
その代わり、幅は3mm、高さは1mm増加。本体のみの重量も約700gから約735gへと35g重くなっています。
グリップや手の大きさで持ちやすさも変わるので、薄くなったことがどれほど効いてくるかは店頭で確かめたいですね。
防塵・防滴構造に加え、-10℃の耐寒動作にも対応。屋外撮影が多い人には頼もしい仕様です!
視野率約100%・倍率約1.05倍の光学ファインダー

見やすさに磨きを掛けたPENTAX K-3 Mark IIIの光学ファインダー
一眼レフを選びたくなる理由のひとつが「光学ファインダー」。
電子ファインダーのように映像表示を介さず、レンズを通った光を直接見られるのが気持ちいいんですよね。
一眼レフの入門機には、ファインダー視野率が約95%のモデルもあります。
視野率が約95%だと、ファインダーの外側まで写真に写るため、撮ったあとに端の余計なものに気づくこともあります。
PENTAXは入門クラスでも視野率約100%を採用してきたメーカー。構図を決めやすいのはうれしいですね。
またK-3 Mark IIIは視野率約100%に加え、ファインダー倍率約1.05倍を達成!
前モデルよりファインダー倍率が大きく、ペンタプリズムの改良で明るさも約10%向上。見える像の大きさにもこだわっています。
ファインダーをのぞきながら被写体を追う楽しさは、AFや連写の進化と合わせて味わいたいところですね!
| PENTAX K-3 Mark III | PENTAX K-3 Mark II | |
| ファインダー視野率 | 100% | 100% |
| ファインダー倍率 | 1.05倍 | 0.95倍 |
4K動画・USB-C・アストロトレーサーなどの機能
PENTAX K-3 Mark IIIの便利な機能1
- 4K動画撮影
PENTAXのAPS-C一眼レフとして4K動画の通常記録に対応しています。
解像度は3840×2160、30p/24p。4K撮影時には画角が約1.35倍相当にクロップされ、1回の撮影は最大4GBまたは約25分です。静止画での5.5段という手ブレ補正値を、そのまま動画の補正効果として考えないようにしましょう。 - USB Type-C端子と充電
USB Type-C端子を搭載し、対応する電源アダプターなどからバッテリーを充電できます。
撮影中の電源供給とバッテリーの充電は別の話なので、長時間運用では対応する電源機器や使用条件を確認しておきたいですね。 - アストロトレーサー
イメージセンサーを動かして星を追尾する、PENTAX独自の天体撮影機能です。
K-3 Mark IIIにはGPSを内蔵していません。従来方式のType1・2は外付けGPSユニットを使いますが、ファームウェアVer.1.41以降は、GPS不要で星の動きを予備撮影から読み取る「アストロトレーサーType3」も利用できます。ただし星景写真などは撮影条件に制限があるので使い分けたいところです。
PENTAXのアストロトレーサーは、星空撮影を楽しみたい方にとって気になる機能のひとつですよね。
[PENTAXのアストロトレーサーの仕組みと対応機種]では、赤道儀を使わずに星を追尾する仕組みや、利用するために必要な条件を詳しく紹介しています。PENTAXで星空を撮影してみたい方は、あわせて読んでみてください。
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PENTAXのアストロトレーサーとは?赤道儀なしで星空撮影できる仕組みと対応機種
※2026年10月30日に内容を更新しました。 こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です! 現実的には買えないので妄想になるんですが、星空撮影で使える「アストロトレーサー」という機能が気になって、P ...
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PENTAX K-3 Mark IIIの便利な機能2
- 新・ファインシャープネス
シャープネスを強めるとノイズまで目立ちやすいものですが、画像処理エンジン「PRIME V」などの処理により、細部の輪郭を自然に引き立てる「ファインシャープネス」が利用できます。
風景や建物などで、細かい部分をきちんと見せたいときに試してみたい機能です。 - リアル・レゾリューション・システム
撮像素子を1画素ずつ動かして4枚撮影し、色情報を合成することで、細部の描写と色再現を高める機能です。
K-3 Mark IIIのリアル・レゾリューションは「三脚撮影(動体補正あり/なし)」に対応し、手持ち撮影には対応していません。静止した被写体を三脚でじっくり撮るときに活かしたいですね。
PENTAX K-3 Mark IIIとK-3 Mark IIのスペック比較
前モデルと見比べると、画素数以上にAF・連写・ファインダーの差が大きいことが分かります。GPSの内蔵有無やボディの重さも、乗り換えを考えるなら見逃せません。
| PENTAX K-3 Mark III | PENTAX K-3 Mark II | |
| 発売日 | 2021年4月23日 | 2015年5月22日 |
| タイプ | 一眼レフ | 一眼レフ |
| センサーサイズ | APS-C(裏面照射型) | APS-C(表面照射型) |
| 画素数 | 2573万画素 | 2435万画素 |
| 高感度 | ISO100~1600000 | ISO100~51200 |
| 連写速度 | 最高12コマ/秒 | 最高8.3コマ/秒 |
| シャッタースピード | 1/8000~30秒 | 1/8000~30秒 |
| AF測距点 | 101点測距(25点クロスタイプ) | 27点測距(中央25点クロスタイプ) |
| 液晶モニター | 3.2型(インチ)・162万ドット | 3.2型(インチ)・103.7万ドット |
| ファインダー倍率 | 1.05倍 | 0.95倍 |
| ファインダー視野率 | 100% | 100% |
| 撮影可能枚数 | ファインダー使用時:800枚 | ファインダー使用時:720枚 |
| 手ブレ補正 | 5.5段分 | 4.5段分 |
| 通常の4K動画撮影 | 〇 | ×(4Kインターバル動画には対応) |
| 記録メディア | SDカード SDHCカード SDXCカード |
SDカード SDHCカード SDXCカード |
| Wi-Fi | ○ | × |
| Bluetooth | ○ | × |
| NFC | × | × |
| 本体サイズ | 134.5(幅)x103.5(高さ)x73.5(奥行) mm | 131.5(幅)x102.5(高さ)x77.5(奥行) mm |
| 重量 | 735g | 700g |
| 実売価格 | 約250,000円(発売初期の実売目安・ボディのみ) | 約60,000円(当時の中古価格目安) |
まとめ
約6年ぶりの後継機として、撮影の基本を大きく磨いたPENTAX K-3 Mark III。
101点AFとAF.C時約11コマ/秒の連写は、前モデルから乗り換える理由になるほどの進化です。野鳥やスポーツを撮る方には特にうれしいですね!
裏面照射型CMOSセンサーと新しい画像処理エンジンにより、高感度での描写にも力を入れています。ただ、どのISO感度まで使えるかは撮影条件や仕上げ方次第。数字の大きさだけで決めつけず、作例を見て判断したいところです。
フルサイズのK-1 Mark IIとは得意な撮影が違いますが、動体を追うAFや連写を優先するなら、K-3 Mark IIIの進化は見逃せません!
気になるのは、前モデルと違ってGPSを内蔵していないこと。GPS情報を記録したい人は外付けユニットが必要ですが、星を追尾するだけなら、対応ファームウェアの「アストロトレーサーType3」を使う方法もあります。
それでも、星空撮影で従来のType1・2を使いたいときは外付けGPSが必要。K-3 Mark IIの内蔵GPSは便利だっただけに、ここは少し惜しいですね…。
リコーイメージングは2026年9月、現行Kシリーズ一眼レフの製造終了を発表しています。購入するなら、新品在庫や中古品の状態・価格をよく確認しておきたいところ。性能面では、一眼レフで撮る楽しさをしっかり味わえるモデルです。
「やっぱりカメラは一眼レフだぜ!」
「アウトドアでもガンガン使えるタフで高性能なカメラが欲しい!」
そんな方なら、候補に入れておきたい一台ですね!
K-3 Mark IIIの性能を活かして撮影を楽しむなら、交換レンズ選びも大切になってきます。
[PENTAX Kマウントのおすすめ神レンズ9選]では、単焦点レンズからズームレンズまで、さまざまな特徴を持ったレンズを紹介しています。撮りたい写真に合わせて、次の一本を探してみてください。
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PENTAX Kマウントの神レンズ9選!おすすめ単焦点・ズームと選び方
※2026年10月16日に内容を更新しました! こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です! PENTAX(ペンタックス)の一眼レフといえば、持ち歩きやすいAPS-Cモデルと、写真撮影をじっくり楽しめ ...
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PENTAX K-3 Mark IIIのよくある質問
PENTAX K-3 Mark IIIとK-3 Mark IIの一番大きな違いは?
特に差が大きいのはAFと連写性能です。測距点は27点から101点へ増え、最高連写速度も約8.3コマ/秒から約12コマ/秒になりました。動く被写体を撮りたい人ほど、乗り換えるメリットを感じやすいと思います。
PENTAX K-3 Mark IIIは野鳥撮影に向いていますか?
野鳥撮影にも使いやすいAPS-C一眼レフです。101点AFとAF.C時最高約11コマ/秒の連写を備え、望遠レンズとの組み合わせも楽しめます。ただし、AFの追従や連写速度はレンズや撮影条件にも左右されます。
アストロトレーサーはGPSユニットなしで使えますか?
ファームウェアVer.1.41以降なら、GPSを使用しない「アストロトレーサーType3」が利用できます。星の動きを予備撮影で検出する方式で、従来方式とは対応レンズや撮影条件が異なります。Type1・2を使う場合やGPS情報を記録する場合は、対応する外付けGPSユニットが必要です。
リアル・レゾリューションは手持ちで撮れますか?
K-3 Mark IIIのリアル・レゾリューションは三脚撮影を前提としており、手持ち撮影には対応していません。カメラを固定して4枚の画像を合成することで、細かな模様や質感をより丁寧に写せます。
PENTAX K-3 Mark IIIは今から購入できますか?
リコーイメージングは2026年9月に現行Kシリーズの製造終了を発表しています。購入を考えている方は、新品の流通在庫と中古市場を確認してください。中古品ではシャッターの状態や付属品、保証の有無もチェックしておきたいですね。
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