レタッチテクニック

古い写真を高画質化する方法|ReminiとPhotoshopでノイズ除去・高画素化【実例付き】

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※2026年10月26日に内容を更新しました。

 

こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!

 

最近のスマートフォンは、とてもキレイな写真が撮れますよね。

その一方で、昔のガラケーや初期のスマホで撮った写真を開くと、「こんなにザラザラだったっけ?」と気になることがあります。

 

小さな画像を高精細な画面いっぱいに表示すると、粗さやノイズが目立ちやすくなります。そんな古い写真でも、AIによるノイズ除去と画像の拡大処理で、見やすい状態に整えられるんです。

 

スマホやパソコンの大きな画面で気になるのが、昔に撮った写真の画質が悪く見えること。

 

画像のピクセル数が少ないと、拡大したときに輪郭がぼやけたり、四角い粒が目立ったりします。暗い場所で撮った写真には、色のついたノイズが残っていることもありますよね。

 

ガラケーや初期のスマホの写真は、もうキレイにならないでしょ

 

そう諦めていませんか?

 

こちらの写真をご覧ください。

 

Before imageウォークマン ケータイ W42Sで撮影した写真

※若いころの梅野。ヘアピンは私が付けたわけではないのでキモイとか言わないでください(笑)

 

梅野
梅野
先に仕上がりをお見せすると、ここまで見やすくなりました!

 

左は昔のガラケーで撮影した写真です。

同じくらいの大きさで見比べると、左側はザラザラしていますよね…。ただし、右側はAIで補完した画像なので、細かな部分まで撮影時の情報を正確に復元したわけではありません。

 

この写真を撮ったときに使っていたのが、ソニー・エリクソン製の「ウォークマン ケータイ W42S」です。

ウォークマン ® ケータイ W42S

ウォークマン ケータイ W42Sの画像

 

W42Sは有効125万画素のカメラを搭載していました。端末の画面解像度は240×320ドット。ただし、この2つは別の仕様で、下の写真ファイル自体のサイズが240×320ピクセルです。

 

実際に高画質化する前の画像はこちら!

 

ウォークマン ケータイ W42Sで撮影した写真

240×320しかないので今のスマホやパソコンで見るとザラザラな写真に…

 

240×320ピクセルは約7.7万画素。今の大きな画面に表示するには、かなり小さな画像です。

 

今回は、この写真をスマホアプリで高画質化し、Photoshopでさらに大きくする方法をご紹介します!

 

 

古い写真を高画質化する方法|ReminiとPhotoshopを使用

 

私が使ったのは、スマホアプリの「Remini」とパソコン用の「Photoshop」。Reminiで写真のザラつきや顔まわりを整えてから、Photoshopの「スーパー解像度」で画像サイズを大きくする流れです。

 

用意するもの

スマホアプリは「Remini」

パソコンソフトは「Photoshop」

Photoshopを持っていなくても大丈夫。まずはReminiだけでどのくらい変わるのか、作例を見てみてください。

 

Photoshopをお持ちなら、その後で画像の縦横のピクセル数を増やすこともできます。ただし、画像を拡大しても、写っていなかった情報が完全に戻るわけではない点は覚えておきましょう。

 

 

Reminiで古い写真のノイズやぼやけを改善する

 

Remini - 高画質化するAI写真アプリ

Remini - 高画質化するAI写真アプリ

 

ReminiはAndroidとiPhone向けに提供されている、AI写真高画質化アプリです。

アプリストアで「Remini」と検索すると探せます。

 

私もほかの高画質化アプリをいろいろ試しましたが、色をベタ塗りしたような、のっぺりした写真になるものもありました。

試した中では「Remini」が一番自然な仕上がりだったので、こちらを使うことに。ただ、AIが顔や髪の細部を推測して描き足す場合もあるため、思い出の写真では元画像と見比べながら使いたいですね。

 

Reminiの操作画面

Reminiのトップ画面

 

私が無料で試したときは「高画質化」を1日に5回まで利用できました。無料枠や利用回数、機能名は変わることがあるので、アプリ内の表示を確認してください。

有料プランには追加機能がありますが、利用できる機能や回数はプランごとに異なります。料金だけでなく、無料トライアル後の請求条件も確認しておくと安心です。

 

 

step
1
私は無料で使える「高画質化」を選びました。写真を選択して、AIに処理してもらいます。

Reminiの操作画面

Remini「高画質化」の説明

 

このとき使った機能では、ノイズの低減とともに画像の縦横がそれぞれ2倍になりました。

縦も横も2倍なら、総ピクセル数は4倍。240×320ピクセルなら480×640ピクセルになり、約7.7万画素から約30.7万画素へ増える計算です! なお、出力サイズは利用する機能によって異なります。

 

step
2
画面に表示された「使用する」を押し、高画質化したい写真を選択します。ここで使っている画面は私が操作したときのものなので、アプリのバージョンによっては表示が違う場合があります。

私が無料版を使った際は処理中に広告が流れました。広告の表示時間や操作方法は変わる場合があります。

 

Reminiの操作画面

Reminiで高画質化中

 

step
3
処理が終わったら、元画像と仕上がりを見比べてみましょう。

顔まわりの違いが分かりやすいですね。

 

Reminiの操作画面

処理前の処理後の違いを見比べることが出来る

 

顔まわりのノイズが減って、輪郭がクッキリとしています。

ただ、黒い服に残ったカラーノイズまでは完全に消せなかったようです。顔の印象が変わっていないかも含めてチェックしたいですが、ここまで見やすくなるのはうれしいですね!

 

梅野
梅野
スマホアプリだけでも、古い写真がかなり見やすくなりました!

 

 

Photoshopのスーパー解像度で写真を大きくする方法

 

Photoshopの操作画面

Photoshopのトップ画面

 

画像編集ソフトといえば、AdobeのPhotoshop。

写真やイラストに詳しくない人でも、「フォトショップ」や「フォトショ」という名前は聞いたことがあるかもしれません。

 

そんなPhotoshopのCamera Rawで利用できる便利な機能が「スーパー解像度」

AIで画像の縦横をそれぞれ2倍にし、総ピクセル数を4倍にする機能です。

 

「シャープ」や「テクスチャ」は見た目の細部を調整する機能ですが、スーパー解像度は画像そのものを大きくできます。Adobeには別に「生成アップスケール」という機能もありますが、ここでは私が使ったスーパー解像度の手順を紹介します。

 

例えば、大きくトリミングした写真は残るピクセル数が少なくなり、印刷や大きな画面での表示には物足りなくなることがあります。

スーパー解像度なら出力する画像のピクセル数を4倍にできます。大きくプリントしたいときの選択肢になりますが、見た目の改善度は元画像の状態によって違います。ぼけた写真が必ず鮮明になるわけではありません。

 

 

梅野
梅野
それではReminiで高画質化した写真を、Photoshopのスーパー解像度で拡大してみましょう!

 

step
1
今回はReminiから保存したJPEGを使います。まずPhotoshopでJPEGをCamera Rawから開けるように設定します。

Windows版なら「編集」から「環境設定」へ進みます。Mac版はメニューの位置が異なるので注意してください。

 

「Camera Raw」を開きましょう。

 

 

Photoshopの操作画面

 

Camera Rawの環境設定が開いたら、「ファイル管理」を選びます。

 

JPEGの扱いを「サポートされているすべてのJPEGを自動的に開く」に設定します。TIFFも扱うなら同じように設定できます。

こうしておくとJPEGをCamera Rawで開けます。通常の「Camera Rawフィルター」からではスーパー解像度を選べないので、ファイルをCamera Rawで開くことが大切です。

 

Photoshopのスーパー解像度

写真をドラッグすると自動でCameraRawが立ち上がる

 

step
2
設定ができたら、Reminiで保存したJPEGをPhotoshopから開きます。Camera Rawが起動したら、写真を選んで「強化」を使います。

 

Photoshopのスーパー解像度

右クリックを押して「強化」

 

Camera Rawのフィルムストリップにある写真を右クリックします。MacならControlキーを押しながらクリックでもOKです。

表示されたメニューから「強化」を選択してください。

 

step
3
強化プレビューが開いたら「スーパー解像度」にチェックを入れます。プレビューで仕上がりを確認でき、処理時間の目安も表示されます。

私が使った小さな写真では、処理時間は約1秒と表示されました。パソコンの性能や画像サイズによって時間は変わります。

 

Photoshopのスーパー解像度

細部がどれくらい変わるか確認できる

 

問題なければ「強化」を押しましょう。処理された画像は、元画像とは別のDNGファイルとして作成されます。

 

step
4
処理が終わると、拡大した画像を確認できます。元の写真と見比べて、輪郭やノイズの状態も確かめましょう。

Reminiで約30万画素になった写真が、スーパー解像度で約120万画素になりました。総ピクセル数が4倍になった計算ですね。

 

Photoshopのスーパー解像度

 

step
5
作成された画像はCamera Rawから保存できます。画面の保存アイコンや書き出し操作はバージョンによって異なる場合があるため、保存先とファイル形式を確認してください。

 

Photoshopのスーパー解像度

 

Adobeの仕様では、スーパー解像度を適用した画像に、そのままスーパー解像度を再適用することはできません。JPEGもRAWも、強化済み画像を直接何度も処理できるわけではありません。

繰り返し拡大したい場合は書き出しなど別の工程が必要ですが、むやみにピクセル数を増やしても本来の細部が戻るとは限りません。

 

私も拡大を繰り返す方法を試して、約460万画素の画像まで作ってみました。

 

梅野
梅野
どれくらいまで出来るんだろう?

 

と思って最終的には約4億画素の画像まで作ってみたんですが、フルHDのモニターで見る分には違いがほとんど分かりませんでした(笑)

しかも、拡大をやりすぎると絵の具で塗ったような描写になり、ノイズや色のにじみまで目立ってきます。私が試した写真では、大きさよりも自然な見た目を優先した方が良いと感じました。

 

 

まとめ

 

Before imageウォークマン ケータイ W42Sで撮影した写真

 

こちらが、元画像と高画質化した画像を同じ大きさで比較したものです。

 

どうでしょう?

ザラつきが減って、顔や髪の輪郭が見やすくなりました。元の写真が小さかっただけに、この差は大きいですね。

 

これまでの写真を見て来て

「男のくせになんでヘアピンなんてしてんの?」

と思った人も居ると思いますが、妹がメイクの練習台になれ!と付けたもので私の趣味でないことをご理解下さい(笑)

 

Reminiだけでもかなりキレイになりますし、Photoshopを使えば印刷などに合わせて画像サイズも大きくできます。ただし、AIが補完した細部は元の写真と必ずしも一致しないので、オリジナルのデータは別に保管しておきましょう。

ガラケーで撮った写真や昔のデジタル写真が残っている方は、まず1枚、仕上がりを見比べてみてくださいね!

 

古い写真の高画質化についてよくある質問(FAQ)

画質の悪い写真はスマホだけでもキレイにできますか?

できます。ReminiのようなAI高画質化アプリを使えば、パソコンがなくても写真のノイズや輪郭を整えられます。ただし、仕上がりは画像によって異なり、元の写真にない細部が補完されることもあります。

Reminiは無料で使えますか?

無料で試せる範囲が設けられることがありますが、利用回数や機能、広告の表示条件は変わります。私が試したときとは画面が異なる場合もあるので、使用前にアプリ内の料金と利用条件を確認してください。

Photoshopのスーパー解像度はJPEGにも使えますか?

はい。Adobe Camera Rawのスーパー解像度はJPEGやTIFFにも対応しています。Camera Rawで画像を開いて「強化」を選ぶと、縦横それぞれ2倍、総ピクセル数4倍の画像を作成できます。

高画素化すれば元の写真の細部まで復元できますか?

いいえ。画素数を増やすことと、撮影時の情報を正確に取り戻すことは別です。特に人物の顔や文字はAIが推測して補う場合があるため、元画像と見比べて確認しましょう。

高画質化した写真を保存するときの注意点は?

元画像を上書きせず、加工後の写真は別名で保存するのがおすすめです。人物写真をアプリにアップロードするときは、利用規約やプライバシーの扱いも確認してください。大きく引き伸ばすほど良くなるとは限らないので、使うサイズに合わせて仕上がりを確かめましょう。

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    カメラ歴11年目、高知県在住のアマチュアカメラマン。本ブログはカメラ関連の記事や撮影テクニックなどが中心の内容となっております。その他、youtubeチャンネルでは初心者向けカメラ講座も更新しているので是非ご覧ください!
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