※2026年10月17日内容を更新しました。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
「望遠レンズが欲しい」と言い続けて半年。ついに念願の超望遠レンズ「NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR S」を購入しました!
最初に狙っていたのは、ズームが使える「NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S」。ところが、当時は納期半年待ちに加えて受注停止となり、購入を断念しました。
待っていた200-600mmクラスのレンズも、その時点では発売の知らせがありませんでした…(その後、「NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR」が発売されました)。

そんな中で見つけたのが、400mmの超望遠単焦点レンズ「NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR S」。
しかも購入を決めた当時は、メーカーに在庫がある!
超望遠レンズ欲しい病が限界に達していた私は、思わず購入ボタンを押してしまいました(笑)。
購入から1ヶ月。野鳥撮影で使ってみると、特に驚いたのは解像力と手持ち撮影のしやすさでした。
まだ使い始めのレビューですが、実際に撮った写真を交えながら、AF性能や1.4倍・2倍テレコンを装着したときの画質、気になった点まで紹介します。
記事の信頼性

梅野
- 写真歴 11年目/ブログ運営歴 11年目(月間PV数12万)
- メーカー様からのレビュー案件多数
- YouTubeチャンネルで撮影テクニックなど情報発信中(2025.10現在登録者数5500人)
- お仕事依頼やレビュー案件など、お問い合わせはこちら
NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR Sとは?400mm単焦点の特長
400mm F2.8のいわゆる「ヨンニッパ」は、購入当時の比較では約170万円という高価格帯。一方、NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR Sは、開放F値をf/4.5とすることで、約40万円という価格で購入できる選択肢でした。
「NIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S」の価格は当時1,700,000円ほどだったので、約4分の1のお値段で400mmの単焦点レンズが手に入る計算です。F2.8の明るさは得られませんが、軽さと価格を重視するなら魅力的な選択肢だと思いました。
NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR Sは軽量!手持ち撮影での使いやすさ

NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR Sの重量は、わずか1245g(三脚座を含む)という驚異的な軽さ。400mmの超望遠単焦点レンズとして、この取り回しの良さは大きな特長です。
望遠大三元の「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S」と比べても約200g軽く、400mmなのに持ち歩きやすいのがうれしいところ。レンズ単体の重量だけでなく、実際のバランスも撮影時の快適さに関わってきます。
しかも重心がカメラ側に寄っているので、実際の重量以上に軽く感じられ、手持ちで野鳥を追いかけるときも扱いやすい。レンズ内手ブレ補正(VR)も搭載されており、三脚を使わずに撮影したい場面では頼りになります。ただし、被写体の動きによるブレはシャッタースピードで対処する必要があります。
NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR Sの解像力を実写レビュー
これまで愛用してきた「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S」も、風景やポートレート、野鳥まで幅広く撮れる高画質なレンズです。
ところが、野鳥を撮り比べたときの私の印象では、NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR Sの描写はさらに一段上。400mmで被写体を大きく捉えられることも相まって、写真の細部の見え方が変わりました。
羽毛の細かな質感までくっきりと写り、これまでなかなか撮れなかった野鳥写真に近づけたんです。まさに、単焦点レンズの底力を見せつけられた瞬間でした。
以前は、InstagramやTwitterで見るような、羽毛の一本一本までシャープな野鳥写真が撮れずに悩んでいました。
カメラの設定や光の向き、鳥との距離を工夫しても、なかなか納得できない。超望遠で被写体を十分な大きさに写す難しさを感じていたんですね。
NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR Sを使い始めてからは、羽毛の描写に驚く場面が増えました。ただし、400mmでも被写体との距離や光、ピント、シャッタースピードは大切。レンズ任せで必ず高画質になるわけではありませんが、撮影の楽しさがぐっと増したのは確かです。
NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR SのAF速度と野鳥への追従性能
AF駆動方式には「リニアモーター」などがあります
素早く静かなピント合わせを目指して、メーカーごとにさまざまな駆動方式が採用されています。
SONYやTAMRONの一部レンズではリニアモーター方式が採用されていますね。
一方、Nikon ZマウントレンズにもSTM(ステッピングモーター)を採用した製品があります。
NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR SのAF駆動もSTM(ステッピングモーター)方式です。
静粛性と応答性を両立しており、動く被写体を追いたい超望遠レンズとの相性も良好です。
実際に使うと、狙った場所へスッとピントが合う感覚が気持ちいい!飛んでいる鳥も追いやすく感じました。ただし、AFの追従性能は組み合わせるカメラや被写体、撮影環境によって変わります。
NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR Sのテレコン対応と画質
400mmでも遠くの野鳥には少し焦点距離が足りないことがあります。そんなときに便利なのが、対応するZマウント用テレコンバーターです。
【対応テレコン】
- Z TELECONVERTER TC-1.4x
- Z TELECONVERTER TC-2.0x
使用できるのはこの2種類。1.4倍なら560mm・開放F/6.3、2倍なら800mm・開放F/9となり、より遠くの被写体を大きく写せます。その代わり、開放F値が暗くなる点には注意が必要です。
1.4倍テレコンの使用感|560mmでも解像力とAFは良好?
Z TELECONVERTER TC-1.4xを装着すると、焦点距離が560mmに伸びます。野鳥まで距離があるとき、400mmでは小さく写っていた被写体をより大きく捉えられるのがうれしいですね。
開放F値はF/6.3になりますが、私が試した範囲では、画質もAFも十分に満足できる印象でした。晴天時と薄暗い場所では使い勝手が変わるため、光量には気を配りたいところです。
テレコンバーター装着による画質低下はほとんど感じられず、私の撮影では羽毛のディテールもしっかり残せました。
作例を見ても羽毛の細かな質感が残っており、560mmまで伸ばせるメリットを感じました。
AFも、私の撮影ではテレコンなしの状態に近い感覚で使えました。ただし、暗い場所やコントラストの低い被写体では合焦が難しくなることもあります。必ずしもすべての動体に同じように対応できるわけではありません。
2倍テレコンの使用感|800mmでの画質とAFの注意点
Z TELECONVERTER TC-2.0xを装着すると、焦点距離は800mm。遠くの野鳥を大きく撮りたいときには頼もしいですが、開放F値はF/9となるため、シャッタースピードとISO感度のバランスが難しくなります。
しかし、テレコンバーター装着による画質やAF性能の低下は避けられません。
動かない被写体を落ち着いて撮る場合、私が使った範囲では画質の落ち込みは比較的小さく感じました。
多少モヤっとした印象はありますが、800mmとしては十分楽しめる写りです。一方、動く鳥の撮影ではピントが合いにくく、結果としてシャープさを欠く写真が増えました。
使用したカメラでは、2倍テレコンを付けるとAFが迷う場面が目立ちました。
テレコンによる光量低下もあるため、被写体の明るさや背景によっては合焦までに時間がかかります。位相差AFとコントラストAFの動作を一律に断定するより、撮影条件による影響が大きいと感じます。
ファインダー越しにもピントが前後に行ったり来たりする様子が分かり、特に飛んでいる鳥ではかなり苦戦しました…。
静止した被写体では画質の低下が小さく感じられるものの、動体撮影ではAFが追いつかず、結果として解像感のない写真になっていたのだと思います。
風景など動きの少ない被写体には便利ですが、動き物に使うのはかなりキツイかなと言う印象。
400mmレンズに2倍テレコンを装着すると、焦点距離800mmの世界を楽しめます。
一方、最初から800mmに特化した超望遠単焦点レンズ「NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S」もラインナップされています。
Z 800mm f/6.3 VR Sの特長を紹介した記事では、PFレンズによる小型軽量化や描写性能について解説しています。
-
-
NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR Sの特長と評価|旧型比較・軽さ・PFレンズの弱点
※2026年10月26日に内容を更新しました。 こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です! Zマウントの超望遠単焦点「NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S」。 NIKKOR Z 400 ...
続きを見る
NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR Sの実写作例|野鳥撮影
NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR Sの主なスペック・仕様
| 発売日 | 2022年 7月15日 |
| 対応マウント | Nikon Zマウント |
| フルサイズ対応 | ○ |
| レンズ構成 | 13群19枚 |
| 絞り羽根 | 9枚 |
| 焦点距離 | 400mm |
| 最短撮影距離 | 2.5m |
| 最大撮影倍率 | 0.16倍 |
| 開放F値 | F/4.5 |
| 画角 | 6.1° |
| 手ブレ補正 | ○ |
| 防塵 | ○ |
| 防滴 | ○ |
| フィルター径 | 95mm |
| 本体サイズ | 104x234.5 mm |
| 重量 | 1245g(三脚座を含む) |
| 実売価格 | 381,000円前後 |
まとめ
購入前に心配していたのは、ファインダーを覗いた瞬間から400mmの狭い画角になること。
ズームレンズなら一度広い画角で鳥を見つけてから望遠にできますが、400mm単焦点ではそれができません。動く被写体をフレームに入れるには、ある程度の慣れが必要です。
正直使いこなせるか不安でしたが、案外苦労することなく使えています。
もちろん、鳥を見失ってしまうことはありますが(笑)。
そして、何より印象に残ったのは描写力です。
今まで自分が撮った写真の中でも、見たことが無い透明感と解像力。
背景のボケもきれいで、鳥の姿がすっと浮かび上がって見えるのが気持ちいい!一方で、ズームができないことや、2倍テレコン装着時のAFは購入前に知っておきたい弱点です。
購入から1ヶ月の時点で、手持ちで扱いやすい軽さ、羽毛の描写、1.4倍テレコンとの相性には大満足。これからもっと使いこなして、より良い野鳥写真が撮れるよう頑張っていきます!
よくある質問(FAQ)
Q1. NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR Sは野鳥の手持ち撮影に向いていますか?
はい。三脚座を含めて1245gと400mmの超望遠レンズとしては軽量で、重心がカメラ側に寄っているため、手持ちでも扱いやすいレンズです。レンズ内手ブレ補正も役立ちますが、飛んでいる鳥の被写体ブレは防げないので、動きに合わせたシャッタースピードが必要になります。
Q2. 1.4倍と2倍のテレコンでは、焦点距離と開放F値がどう変わりますか?
1.4倍の「Z TELECONVERTER TC-1.4x」では560mm・F/6.3、2倍の「Z TELECONVERTER TC-2.0x」では800mm・F/9になります。遠くの鳥を大きく写せる反面、光量が減り、暗さや被写体によってAF性能も影響を受けます。私の使用感では、動体撮影には1.4倍の方が扱いやすく感じました。
Q3. NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR Sとどちらを選ぶべきですか?
幅広い焦点距離で撮りたいなら100-400mmズーム、400mmを中心に野鳥を撮り、単焦点ならではの描写を求めるなら400mm f/4.5 VR Sが候補になります。私は当初ズームを検討しましたが、購入できる状況と描写への期待から400mm単焦点を選びました。近い被写体や構図を頻繁に変える撮影では、ズームの方が便利です。
Q4. F/4.5の超望遠レンズは暗い場所でも使えますか?
撮影はできますが、F/2.8の超望遠レンズに比べると取り込める光が少なくなります。薄暗い場所で速いシャッタースピードを確保するにはISO感度を上げる必要があり、ノイズとの兼ね合いが出てきます。特にテレコン使用時は開放F値がさらに暗くなるため、光の条件を確認したいところです。
Q5. Nikon Zマウントのカメラならどれでも装着できますか?
Nikon Zマウント用レンズなので、基本的に対応するZマウントのカメラに装着できます。フルサイズ対応のレンズですが、DXフォーマットのZカメラでも使用でき、その場合は画角が狭くなります。カメラとの組み合わせによってAFや手ブレ補正などの機能・使い勝手が異なるため、購入前に対応情報を確認しましょう。
ブログランキングに参加しています






















