こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
2020年10月30日に発売された、Nikon Zマウントの超広角ズームレンズ「NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S」
神レンズの系譜を継ぐレンズで、その性能に注目を集まりましたが、予想以上のパワーアップに驚かされましたね!
Nikonのミラーレスを使っている方なら、いつかは欲しいと思わせてくれるレンズで、気になっている方も多いのではないでしょうか。
NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sの特長
Nikonの広角ズームで神レンズと言われた「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」
2007年の発売なので16年前のレンズになりますが、その性能の高さから一度もリニューアルされることなく販売が続けられているレンズですね。
このレンズの存在があるからこそ、Nikonを選んだという人も居るほどです。
そしてこの神レンズのZマウント版として登場したのが「NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S」
すでに超高評価の神レンズを超えるのは、なかなか至難の業かと思いましたが、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sは易々とそれを超えたレンズ!
まずミラーレス化の恩恵で大幅なコンパクト化&軽量化を果たしており、発売時は世界最短・最軽量の広角ズームとなっています。
※焦点距離14mm以下から始まる開放F値2.8のレンズとして。
さらにZマウントの恩恵により、さらなる高画質化!
特に画面周辺部の画質は、AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDと比較すると抜群に良くなっています。
※画像引用元:ニコン
こうして比べてみると、雲泥の差が分かりますね。
風景や星空の写真を撮る方は、いつかは絶対欲しいと思わせてくれる画質です。
最後は逆光耐性の向上。
AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDもNikonお得意の「ナノクリスタルコート」を施され、超広角レンズとしては逆光耐性が高い方でした。
最新モデルのNIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sは、従来のナノクリスタルコートに加え、新開発のアルネオコートも追加。
垂直方向への光にも強くなり、フレアやゴーストがほぼ発生しません。
また光の反射を非常に抑えられるため、とても透明感を感じる描写になるのも魅力的ですね!
NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sのレビュー
※レビューは価格.comより引用しています。
NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sの良い評価
隅々まできれいに解像します。14㎜のアオリ効果もすごいので、ダイナミックな写真が撮れると思います。スナップメインの人が持ってもいいと思います。
【携帯性】
それほど大きくもなく重くもありません。24-70 F2.8より軽く小さいです。
インナーズームですので、鏡筒も伸びないですね。
フィルター用のフードを付けると、前面の直径が多少大きくなります。
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Zマウントの大三元レンズを揃えたかったのと、スキー場で広角で風景写真を撮りたかったので購入しました。
14mm広角は若干扱いが難しくまだ試行錯誤段階ですが、このレンズ自体は特に欠点みたいなものはないですね。プロテクションフィルターも一応1万円代の物を使っていますが、特に画質が劣化したようには見えません。
逆光撮影で多少緑色のゴーストが入るのですが、それはひょっとしたらそのフィルターのせいかもしれませんが。。
星の写真などは今のところ撮らないので風景やスナップがメインですが、標準ズームや望遠ズームでは撮れない面白い感じの写真が撮れて楽しいです。
逆光耐性と点解像度が高い秀悦な超広角レンズ
これまでAF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDを使ってきて、Zマウント(Z9)に乗り換えた事による買い替えでしたが、特に、逆光耐性が凄くいいので、喜んでいます。
また四隅まで確実に解像し、点が点として写ります。
今後の撮影にも威力を発揮してくれる事と思います。
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開放F値2.8から見事に四隅を解像してくれる事と、逆光耐性の素晴らしさには感激しています。
112mmネジ込み式フィルターが装着可能なHB-97を常用し、純正NCと純正CPLフィルターを買いました。
高額な出費になりましたが、レンズの解像が見事なだけに、光の入口でケチると、全てが「そこのレベル」に落ちると思ったので、思い切りました。
その意味ではフィルターレスが理想だとは思いますが、屋外での撮影が多く流石にNOフィルターは怖いです。
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非常に素晴らしいレンズだと思います。特に逆光耐性と開放F値からの点解像度は見事だと思います。
かつ出目金レンズにならずフィルターも付けられて助かります。
Zマウントの理想の光学特性を味わえる秀悦なレンズだと思います。
何処までも透明感
四隅までカッチリと解像し、風景写真では木の葉や地面の砂など細かいところまで綺麗に表現でき、絞り開放から画像周辺まで、AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDより圧倒的に上回る解像力を楽しむことが出来ます。
開放F値2.8の色付きを抑えた自然なボケ味を活かして、超広角でも高解像で捉えた主要被写体を印象的に際立たせることが出来ます。
絞り開放からズーム全域でクリァーな美しい映像が得られます。(開放を楽しんで下さい)
逆光でもゴーストやフレアがほぼ皆無で、コントラスト低下も抑えられて美しい映像が期待できます。
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112mmネジ込み式フィルターを装着可能なバヨネットフード HB-97と、コンパクトに持ち歩けるバヨネットフード HB-96の、2種類のレンズフードがあるので使い分けることが出来ます。
情報パネルを搭載しているので暗い場所ではファインダーを覗かなくても確認でき、レンズにファンクションボタンがあるので、自分の好きな操作を割り当てることも出来ます。
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非常に良く出来たレンズで所有欲を満足させてくれ、間違えなく期待できますが超広角と言う画角が難しいです。
この位の画角になると他社では出目レンズになりますがNikonはそれが無く、フィルターまで付けられるようになり、Zマウントの恩恵を間違えなく味わえるレンズなので是非お勧めします。
NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sの悪い評価
現在のところ、悪い評価はありませんでした。
さすが神レンズですね!
NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S 海外での評価
【長所】
・このクラスとしては軽量かつコンパクト
・総合的な耐候性
・非常にシャープで、ほとんどの光学収差がない
・非常に高速なオートフォーカス
・便利な多機能OLEDディスプレイ
・フロントフィルターまたはリアフィルターの選択
・動画撮影にも最適【短所】
・開放でのシャープネスは、画像の中心から離れるにつれて急速に低下する
・シャボン玉効果でボケが気になることがある
・トランジションゾーンのボケが二重になる
・同等のデジタル一眼レフカメラより高価
・前面フィルターは巨大で高価で、かさばるフード/レンズキャップが必要
ニコンZ 14-24mm F2.8 Sは、Zマウントの三位一体の明るく高品質なズームを完成させた。Nikkor Z 24-70mm F2.8 SとNikkor Z 70-200mm F2.8 VR Sと並んで、ニコニアンは14mmの広角から200mmの望遠まで、広い範囲を隙間なく、開放F2.8の明るさでズームできるようになった。
この14-24mm F2.8は、以前のレンズと同様、ピントが素早く合い、ほとんどの点で鮮明で満足のいく画像を提供する。このレンズは、シャープネスの点で、一眼レフ指向の先代レンズから顕著な進歩を遂げ、しかもはるかに軽く、明らかにコンパクトだ。しかし、いくつかの欠点もある。
ピント位置の中心とピークのシャープネスはどちらも開放から非常に良好だが、フレーム全体では一貫性に欠ける。F5.6まで絞ると改善されるが、開放でベストに近い性能を発揮するレンズに甘んじる傾向が強くなっているため、この点は少し残念だ。さらに、ボケはトランジションゾーンでのダブルエッジのボケや、スペキュラーハイライトの明るいエッジ(ピンぼけのホリデーライトを思い浮かべてほしい)により、スペキュラーハイライトに「シャボン玉」効果を与え、賑やかに見えることがある。
※引用元:dpreview
NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sの公式作例
※画像引用元:ニコン
NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sのスペック
発売日 | 2020年10月30日 |
対応マウント | Nikon Zマウント |
フルサイズ対応 | 〇 |
レンズ構成 | 11群16枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
焦点距離 | 14-24mm |
最短撮影距離 | 0.28m |
最大撮影倍率 | 0.13倍 |
開放F値 | F/2.8 |
画角 | 114~84° |
手ブレ補正 | × |
防塵 | 〇 |
防滴 | 〇 |
フィルター径 | 112mm |
本体サイズ | 88.5x124.5mm |
重量 | 650g |
実売価格 | 300,000円前後 |
NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S レビューまとめ
超高性能なレンズという事は知っていましたが、実際に購入された方のレビューを見ると、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sはまごう事なき神レンズという事が改めて分かりますね。
もうこれ以上の性能は無いんじゃないかと思っていた前モデルから、さらにパワーアップしているインパクトが大きいです!
さらに前モデルでは不可能だった、レンズ前面へのフィルターの装着に対応しているのが素晴らしい。
前モデルは出目金レンズだったためフィルターの装着は出来ず、屋外で撮影される方は少し不安だったと思います。
一応、社外の製品を使えばフィルターを装着できたのですが、見た目がちょっと不格好なのとホルダーが結構高いんですよね。
NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sではそのままフィルターが付けられるので、使い勝手が大幅に上がっていると思います!
10年以上は現役で戦える性能を備えた「NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S」
価格は300,000円前後と高級なレンズですが、Nikonユーザーの方ならいつかは手に入れたいレンズですね!
スナップ用途にもおススメ