※2026年10月17日に内容を更新しました!
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
Luminar Neoで使える「Upscale AI(アップスケールAI)」は、写真の解像度を高められるAI機能です。
特に野鳥や動物など、遠くの被写体を大きく切り出す撮影では、トリミングで減った画素数を補いたい場面に役立つ機能です。
今回はUpscale AI(アップスケールAI)を実際に試した結果をもとに、使い方と画質の変化、苦手な条件まで紹介します!
アップスケールAIの効果
Upscale AI(アップスケールAI)はトリミングした写真などをAIで高解像度化する機能。
写真を大きくトリミングすると、残る画素数が減り、大きく表示・プリントしたときに細部が不足しやすくなります。
Upscale AI(アップスケールAI)は、AI処理で画像を拡大し、輪郭や質感を補いながら見た目の鮮明さを改善することを目指します。ただし、撮影時に記録できなかった細部を正確に復元できるわけではありません。
Luminar NeoのUpscale AI(アップスケールAI)では、2倍・4倍・6倍の拡大倍率を選べます。総画素数が単純に2倍・4倍・6倍になるという意味ではないので、仕上げる写真の用途や元画像の状態に合わせて選ぶのがポイントです。
アップスケールAIの使い方
それでは、実際にUpscale AI(アップスケールAI)を使った手順を見ていきましょう!
今回使った元画像はこちらです。
被写体は猛禽類のミサゴ。撮影時は焦点距離が足りず、画面の中で小さく写ってしまいました。
step
1まず大きく見えるようにトリミングします。
トリミング後が下の写真です。
ミサゴは画面いっぱいに近づきましたが、切り出した部分の画素数は元画像より少なくなります。このまま大きく表示すると、細部の甘さが気になります。
step
2アップスケールの項目を探す
ここからは、Upscale AI(アップスケールAI)を適用する操作を順番に紹介します。
この記事の操作画面では、Upscale AI(アップスケールAI)を使うために「カタログ」に戻ります。画面は撮影当時のもので、アップデート後は機能の配置が異なる場合があります。
当時のカタログ画面では、右端に「アップスケール」の項目がありました。新しい画面構成では「Extra tools(追加ツール)」などからUpscale AIを探してください。
画面の指示に従い、拡大したい写真を選択してアップスケール機能へドラッグします。
step
3アップスケール適応する倍数を選ぶ
写真を指定すると、2倍・4倍・6倍の拡大倍率を選択できます。
今回のミサゴの写真では、中間の「4倍」を選びました。
倍率を決めたら「アップスケール」をクリックして処理を開始します。
step
4処理完了!
今回の検証では、約20秒で処理が完了しました。所要時間は写真のサイズやパソコンの性能によって変わります。
当時の画面では、処理後の画像が専用フォルダに保存されました。保存場所や表示方法は使用するバージョンに合わせて確認してください。
Upscale AI(アップスケールAI)で処理した写真のサイズは10912×7276ピクセル。
約7900万画素の画像になりました。画素数は増えましたが、実際に再現されたディテールの自然さも確認する必要があります。
それでは、実際の写真を処理前後で見比べてみましょう。


左が処理前 右が処理後
比べてみると、細部の見え方が変わっています。
ミサゴの輪郭が以前よりクッキリして見えますね!
僕が特に変化を感じたのは、ミサゴの目元です。細部が強調され、被写体の表情が分かりやすくなりました。
Upscale AI(アップスケールAI)を試した結果、トリミング後の写真でも見た目の解像感が改善しました。焦点距離が足りない野鳥撮影などで、仕上げの選択肢が増えそうです!
アップスケールAIのメリット
Upscale AI(アップスケールAI)のメリットは、画像の縦横サイズを拡大し、出力できる画素数を増やせることです。
今回のミサゴの写真のように、大きく切り出した画像でも輪郭を見やすく整えられる場合があります。
元画像の画素数が少ない場合も、プリントに必要な出力サイズを確保する手段になります。ただし、大きく印刷したときの画質は元画像の状態や拡大倍率によって変わります。
フルサイズに限らず、マイクロフォーサーズやAPS-Cのカメラで撮影した写真にも使えるのがうれしいところですね。
AIによる画像拡大では、元画像のノイズまで目立ってしまうことがあります。
細かな羽毛や模様が不自然に補完される場合もあるため、拡大後は等倍表示で確かめたいところです。
Luminar NeoのUpscale AI(アップスケールAI)を今回の写真に使ったところ、背景のザラつきが目立たず、比較的自然な仕上がりになりました。これはあくまで今回の作例での印象で、どの写真でも同じ結果になるわけではありません。
仕上がりを確認しながら、必要な場面で使っていきたい機能ですね!
アップスケールAIのデメリット
Upscale AI(アップスケールAI)は便利ですが、元画像の状態によっては不自然な仕上がりになることもあります。
ピントが大きく外れていたり、元から細部がつぶれていたりする写真を拡大すると、塗り絵のような質感になることがあります。
AIが推測して補った輪郭や模様が、実際とは違う形で現れることもあります。無理に高倍率で拡大すると、いかにもデジタル処理したような写真になっちゃいますね…。
あまりに不鮮明な場合は、Luminar Neoのスーパーシャープなどで補正してから、Upscale AI(アップスケールAI)を試す方法もあります。ただし、過度なシャープ処理は輪郭を不自然にするため、元画像との比較がおすすめです。
まとめ
Upscale AI(アップスケールAI)と同じくAIで画像を拡大する機能はほかにもありますが、Luminar Neoでは2倍・4倍・6倍から選べるので、必要な出力サイズに合わせやすいですね。
今回のミサゴの作例では、背景のザラつきが目立たず、目元の輪郭も見やすくなったのが印象的でした。
処理時間は写真やパソコンの性能によって異なります。高倍率の処理を繰り返す場合は、パソコンの処理性能や保存容量にも余裕があると作業しやすいですね!
よくある質問(FAQ)
Q1. Luminar NeoのアップスケールAIはどんな写真に向いていますか?
野鳥や動物など、撮影後に被写体を大きくトリミングした写真に向いています。AIで画像を拡大し、見た目の解像感を補える場合がありますが、元画像が不鮮明だと自然な仕上がりにならないこともあります。
Q2. アップスケールAIの2倍・4倍・6倍はどう選べばよいですか?
まずは写真を使う目的に合った倍率を選ぶのがおすすめです。拡大率を上げるほど画像サイズは大きくなりますが、細部が必ず鮮明になるとは限らないため、処理後の画像を拡大して確認しましょう。
Q3. アップスケールAIを使えば、ピンぼけ写真もきれいになりますか?
大きなピンぼけや被写体ブレを確実に直せる機能ではありません。AIが輪郭を補っても本来の細部を再現したとは限らず、塗り絵のような質感になることもあります。
Q4. アップスケールAIの操作画面が記事の写真と違う場合は?
記事の手順は検証当時のLuminar Neoの画面に基づいています。アップデートにより画面構成が変わっているため、新しいバージョンでは追加ツール(Extra tools)などからUpscale AIを探してください。
Q5. アップスケールAIで拡大した写真は大きく印刷できますか?
出力画像の画素数を増やせるので、大きなプリントに必要な画像サイズを用意しやすくなります。ただし、印刷品質は元写真のピントやノイズ、拡大倍率にも左右されるため、仕上がりを確認してから印刷するのが安心です。
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