※2023年2月1日に内容を更新しました!
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
一眼レフやミラーレスに限らず、デジタルカメラに起こる故障のひとつに「センサー焼け」があります。
その名前の通りセンサーが焼けてしまうこと。
修理代は?
イメージセンサーを交換する必要がありますので、高い修理金額となってしまいます。
ちなみに、イメージセンサーの交換は、フルサイズ機で60,000円から80,000円ほど。
カメラによって金額は変わりますが、やはり高額な部品となります。

センサー焼けの原因
センサー焼けの原因は?
太陽の光はとてつもなく強いので、そんな光にセンサーを晒してしまうと、太陽の光で焼け焦げてしまうのです。
センサー焼けが起こりやすいのはもちろん、太陽を構図に入れた写真を撮ろうとするとき。
特に逆光写真やシルエット写真を撮るのが好きな方は、注意しなくてはいけません。
レーザーでもセンサーは焼ける
日本ではコンサートやライブは撮影禁止なので、あまり起こり得ないことですが、
ライブ会場の演出で使われるレーザーでも、センサーが焼けてしまうことがあります。
レーザーは1点に集中した光ですので、一瞬でセンサーが焼かれる…。
ライブ映像を撮影しているカメラが、一瞬でセンサーを焼かれてしまう動画がYouTubeとかでありますね。(現在は非公開となっております)
将来的には車にも注意しなくてはいけない
最近の車は色んな電波を発しています。自動ブレーキや自動追従など、便利な機能がてんこ盛りですからね。
海外の話なのですが、自動運転の車を撮影していたカメラマンのセンサーが焼けてしまったと話題になっています。
自動運転の車から発せられるレーダーか何かで、起こったのではないかと。
もし将来的に自動運転の車が普及した時は、車の光跡写真なんて撮れなくなるかも知れませんね。
一眼レフよりミラーレスが危ない
センサー焼けは一眼レフより、ミラーレスの方が起こりやすいと言われています。


一眼レフ
一眼レフはレンズから入ってきた光を、レフ(鏡)に反射させファインダーから抜けていきます。つまり、シャッターを切った一瞬しか光はイメージセンサーに当たりません。
ミラーレス
一方、ミラーレスはレフ(鏡)がありませんので、イメージセンサーに入ってきた光を、ファインダーやモニターに映し出しています。
要は常にイメージセンサーに光が当たってしまっているわけですね。
ミラーレスで太陽を構図に入れた写真を撮ろうとしていると、一眼レフよりも圧倒的に長い間、太陽の光に晒されてしまい、センサー焼けが起こる可能性が高い。
ミラーレスをお使いの方は、構図は先に自分の目で決めておいて、撮るのは一瞬にした方が良い。
ファインダーやモニターを見ながら、「あーでもないこーでもない」と構図を決めていると、センサーが焼けてしまう危険があります。
逆光写真が大好きで、フルサイズミラーレスをお使いの「ふぉとの輪」のちゅうさんは特にお気をつけ下さい(笑)
カメラの電源を切っている時も注意
撮影に行っている時でも、電源を落とした後って油断しやすい。
電源を切っていても、イメージセンサーは晒されていますので、太陽光が当たる場所に置いていると危険です。
ちょっと置いたり、撮るものがない時はレンズキャップを付ける癖を付けておきましょう。


そうすればセンサーを太陽光から守ることが出来ます!
と言ってもそんな頻繁に起こらない
センサー焼けに気を付けよう!と言っても、そうそう起こる現象ではありません。
SONY α7(フルサイズミラーレス)を使っている友達がいますが、彼はやたらとシルエット写真好き。
加えて太陽を構図に入れた写真を多く撮影していますが、これまでにセンサー焼けになったことはありません。
よほど悪い条件が揃わないと、センサー焼けは起こらないんです。
しかし、悪い条件が揃ってしまうと、太陽の光はセンサーにとっては一撃必殺!
用心しておくのに越したことはありません。
まとめ
ミラーレスの方がセンサー焼けが起こりやすいとご紹介しましたが、一眼レフの場合はセンサーの代わりにご自身の目がダメージを受ける可能性があります。
ファインダーに入ってくる太陽光は、ほぼ100%そのままです。
レンズを通して太陽を直視している状態と変わりませんので、ファインダー越しに太陽を見るのも危険なんですね。
センサー焼けは、私の周りでは遭遇した人は居ません。
そんなに起こる現象ではありませんが、油断すると一瞬のうちにセンサーを破壊する恐ろしい現象。
