こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
梅の花は、その繊細な美しさとは裏腹に、撮影に最適なタイミングを見極めることが意外と難しい被写体です。
早過ぎれば花びらはまばら、遅ければ鮮やかな色彩は失われ、茶色に変色してしまいますよね。
しかし、梅の花が満開でなくとも、その美を捉え、魅力を最大限に引き出す撮影テクニックがあります。
この記事では、そんな梅の花の撮影法に焦点を当て、初心者から上級者まで、誰もが梅の花の魅力を存分に表現できる方法を紹介します。
梅の花の短い季節を最大限に楽しむために、是非この機会に撮影技術を磨きましょう!
記事の信頼性
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梅の花をキレイに撮影する方法5選!
動画でも撮影して来ましたので、ぜひご覧ください!
1.スナップ写真の様な雰囲気で撮ってみる
スナップ写真風で撮ってみる
蕾や枝を前ボケさせることで、被写体を際立たせ、ラフながらも芸術的な雰囲気を演出することができます。
この手法を使えば、若干のソフトフォーカスを加えることで、日常のスナップ写真にオシャレで洗練された雰囲気を添えることが可能になります。
2.枝の先端を狙って撮る
梅の木は細かい枝がたくさんあります。
そのまま撮影してしまうと、背景にたくさん木の枝が写りこんでしまい、ゴチャゴチャとした写真になってしまいます。
そうなるとメインに写したかった、梅の花の存在感も薄くなっちゃいますよね。
枝の先端を狙って撮る
梅の花を撮るときは、枝の先端を狙うと背景がスッキリして見栄えが良くなります。
満開でないときでも、枝の先端の方は花が咲いていることが多いですので、探してみて下さい。
3.お花を小さく撮って余白を残す
お花を小さく撮って余白を残す
お花は画面いっぱいに写したくなりますが、小さくポツンと写すのもおススメ。
より可憐さを表現する事が出来ます。
満開じゃない時期は、この写真の様に先端にだけお花が咲いていることも多いですので、ポツンとした写真を狙いやすいですね。
また、余白が多いことで、メインの梅の花に目線を誘導させる効果もあります。
4.満開じゃなくても色々と工夫してみる
撮影しに行って、お花があんまり咲いていないとガックリしますよね。
そのまま帰ってしまう方も居るかも知れません。
ですが、工夫して撮影してあげれば、少し咲いているお花でもキレイに撮影する事が出来ます。
満開じゃなくても色々と工夫してみる
例えばこの写真は、三分割構図・逆光・玉ボケ・色の対比を考えて撮ってみました。
三分割構図で写真のバランスを整え、逆光で撮影する事で蝋梅の花びらが光に透けています。
背景に玉ボケを入れることで華やかな雰囲気を出し、モノトーンな枝などの中に黄色いお花が入っているため、色の対比になり黄色が綺麗に見えます。
5.背景に副題を入れてみる
背景に副題を入れてみる
画面の左上から右下に垂れ下がってきている、梅の花を撮影していました。
背景が青空だけではインパクトが無かったので、赤白の電波塔を副題として入れました。
梅の花から電波塔までの距離が離れていたので、F値を絞っても結構ボケてしまいましたが、無いよりはあった方が印象的な写真になったんじゃないかと思います。
まとめ
撮影をしに出掛けて、梅の花があんまり咲いていなかったらガッカリしますよね。
でも、そこで帰らずにお花を観察してみて下さい。
キレイに咲いているお花は必ずありますし、周りを見ればキレイに撮れる背景や副題が、必ず見つかるはずです!
ベストな環境を狙って撮影に行くのもカメラマンの腕の1つですが、コンディションの悪い中でもキレイな写真を撮影することも、写真の腕の上達に繋がると思います。
ぜひ、お花が満開じゃなくても、キレイに撮影出来るポジションを試行錯誤してみて下さい!
その他の、梅の花の撮り方を知りたい方は、こちらの動画もご覧ください!