こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
Canonのフルサイズミラーレスに、新しいカメラ「Canon EOS R8」が加わりました。
フルサイズの中では小型軽量に特化しており、フルサイズデビューやサブ機としておススメのモデルですね。
今回は新モデル「Canon EOS R8」の特長をご紹介します。
サイズ感はEOS RPとほぼ同等となっており、そのコンパクトさが光ります!
Canon EOS R8の特長
EOS RPよりも画素数を抑え、新しい画像処理エンジンを搭載しているおかげで、高感度性能がかなり高いカメラですね!
それでは詳細を見ていきましょう。
2420万画素フルサイズセンサー
Canon EOS R8は2420万画素フルサイズセンサーを搭載。
EOS RPは2620万画素でしたので、画素数は落ちているのですが、Canonの新型カメラで搭載され始めている「新シャープネス処理」により、EOS RPを上回る解像力を発揮!
画像処理エンジンは「DIGIC X」を採用し、常用ISO感度は「ISO100~102400」に対応。
暗い環境でもノイズが少なく高画質な写真を撮影出来ます!
最速0.03秒でピントが合うオートフォーカス
オートフォーカスは上位機種と同じ「デュアルピクセルCMOS AF II」を搭載。
高速&高精度で、動く被写体への追従性も高いです。
AI技術を活用した被写体検出
- 人物(瞳/顔/頭部/胴体)
- 動物(犬/猫/鳥/馬)
- 乗り物(モータースポーツ/鉄道/飛行機)
- 自動(人物/動物/乗り物をカメラが自動で判断)カメラが被写体を認識し、最適なオートフォーカスが作動します!
最速40コマ/秒の連写力
Canon EOS R8は電子シャッター時、最速で40コマ/秒の連写が可能となっています。
1秒に40枚の写真が撮れますので、お子さんの一瞬の表情や走り回るペットの撮影。
野鳥やスポーツシーンの撮影でも活躍してくれます!
メモ
電子シャッターで気になるのがローリングシャッター現象(動きの速い被写体が歪んで写る)ですが、EOS RPに比べると改善されている様です。
作例を見る限りでは、ローリングシャッターによる歪みはありませんでした。
完全にゼロにするのは無理でしょうが、あまり気にせず使えそうなスペックとなっています!
小型で軽量なカメラボディ
Canon EOS R8最大の魅力と言えるのが、コンパクトなボディです。
フルサイズセンサーを搭載したカメラですが、重さは461g(バッテリー、SDカードを含む)
同じくコンパクトなカメラだったEOS RPは485gでしたので、さらに24gも軽量化して来ています。
カメラとしての性能はより高性能になり、ボディはわずかに大きくなっているのに凄いですね!
上位機種に比べるとボタンの多さは省かれていますが、配置は最新のものとなっており、小さいボディでも操作性が良くなっています。
4K/60pの動画撮影ができる
エントリーモデルと言えば、動画撮影は4K/30pまでに制限されていることが多いです。
Canon EOS R8は4K/60p撮影に対応しており、滑らかで高画質な動画を撮ることが出来る。
6Kオーバーサンプリングにも対応しており、6K画質から4K動画を生成するので、通常の4K動画よりも高画質となりますね!
4Kタイムラプスを撮ることが出来ますし、4K動画を撮影している時にクロップしてより望遠で撮影することも出来ます。
フルHDでは180p撮影に対応しており、スローモーション撮影も出来てしまいます。
Canon EOS R8の公式作例
※画像引用元:キヤノン
Canon EOS R8のスペック
発売日 | 2023年4月 |
タイプ | ミラーレス |
レンズマウント | RFマウント |
センサーサイズ | フルサイズ |
画素数 | 2420万画素 |
高感度 | 標準:ISO100~102400 拡張:ISO50、204800 |
連写速度 | 電子シャッター時:最高約40コマ/秒 電子先幕時:最高約6コマ/秒 |
シャッタースピード | 電子:1/16000秒、1/8000秒~30秒 電子先幕:1/4000秒~30秒 |
AF測距点 | 4897点 |
液晶モニター | 3型(インチ)・162万ドット |
ファインダー倍率 | 0.7倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:150枚 液晶モニタ使用時:290枚 |
記録メディア | SDカード SDHCカード SDXCカード |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | ○ |
NFC | × |
本体サイズ (幅)x(高さ)x(奥行) | 132.5x86.1x70mm |
重量 | 414g(461g) |
実売価格 | 237,000円前後(ボディのみ) |
まとめ
Canon Rシリーズ、フルサイズのエントリーモデルとして登場したEOS R8。
小型&軽量さを重視しながらも、とてもパワフルなカメラに仕上がっています。
が、パワフルな性能な分、価格が高いのが気になる所…。
近年のスペックアップや値上げラッシュで、どのメーカーも価格は上昇していますが、下位モデルで237,000円前後という価格は結構きつい。
EOS RPは150,000円前後で登場しましたので、価格差がえげつないことになっています。
もちろんカメラとしての性能は雲泥の差ですが、これからフルサイズデビューしたい方にとって、現行のラインナップは中々手が出ない価格帯になってしまいましたね。
とは言え、カメラの性能はエントリーとは言えないほどの高スペック。
特にオートフォーカスや高感度性能はかなりの物ですので、お子さんやペット、野鳥やスポーツシーンを撮りたい方にはかなり心強いカメラとなります!
解像度も高く風景写真でも使えますので、かなりオールマイティに活躍してくれるのは間違いないモデルですね!