こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
写真の表現を変えるのに重要なのがF値。
これを上手く使えば、憧れていた背景が大きくボケる一眼レフらしい写真を撮れますし、反対に全体にピントを合わせるのも自由自在です!
Autoモードやプログラムモードを卒業された方は、絞り優先モードでF値を変更しながら撮影されていると思います。
しかし、カメラではなく自分でF値を変更出来るようになると、初めの頃は極端な設定にしがち!
ですが、これは誰もが通る道ですので、安心して下さい。
少しずつ矯正していけば良いだけの話なんです!
まずは専門用語解説
一眼レフって専門用語多すぎですよね(笑)?
私は一眼レフを始めたばかりのころは、画素数の事しか分かりませんでしたwww
なのでF値の設定値の話をする前に、先に今回出てくる専門用語の意味を見て行きましょう!
被写界深度
カメラの雑誌やブログなどでも良く登場する被写界深度。
浅いとか深いとか言われても、初心者のころは何言ってんだ状態ですよね(笑)
被写界深度とはピントの合う距離(範囲)の事です。
一部だけにピントが合って背景がボケてる写真は、ピントの合う範囲が狭いので「被写界深度が浅い」
手前から奥まで画面全体にピントが合っている状態を「被写界深度が深い」と言います。
※被写界深度が浅い写真
※被写界深度が深い写真
F値(絞り値)
まず、F値の数値を変えることで、レンズを通す光の量が変わります。
F値が1.8など数値が低くければ低いほど、レンズを通る光量が増えて明るくなり。
F値が20など数値が高ければ、レンズを通過する光量が減って暗くなります。
同じように被写界深度もF値によって変化し、F値が低ければ被写界深度は浅くなり、高ければ深くなる。
初心者がやってしまう極端な設定値
誰もが通る道だと思いますが、一眼レフ初心者がついついやってしまうのが、開放か絞りのどちらかでしか撮影しないこと。
花とか人を撮る時はf/1.8にして背景をボケさせ、風景を撮影する時はf/10以上で撮ったりとワンパターンになっちゃうんです。
この設定値が悪いわけでも間違っているわけでは無いんです!
問題なのは、この2種類のF値しか使わないこと!
これでは写真にバリエーションが生まれないんです。
f/1.8
被写界深度がとても浅く、ピントの合った被写体以外は前も後ろもボケるので、カンタンにプロっぽい写真が撮れて楽しいですよね!
私も一眼レフを勝ったばかりのころは、ほとんどf/1.8で撮影していました(笑)
被写体をとても強調する写真になるのですが、初心者のころならすぐにネタ切れしてしまい、似たような写真ばかりになってしまいます。
あと例えば「50mm F1.8」のレンズだと、F値を開放のf/1.8に設定した方がレンズの性能を出せていると勘違いしてしまうんですが、f/1.8だと少しモヤっとした写りでシャープさに欠けます。
F1.8のレンズであれば少し絞った、f/2.5とかf/2.8辺りが最もレンズの性能を発揮出来るとせれているのです!
f/10以上
風景写真など画面全体にピントを合わせたい場合は、F値を絞る必要があります。
なので風景をメインで撮影されている方だと、f/20以上にまで絞り撮ってますよね。
しかし限界まで絞れば良いと言うものでもなくて、絞れば絞るほど少しモヤっとした写真になってきますし、シャッタースピードが遅くなるので手ブレのリスクも増えます!
数年前のカメラ系ブログなどでは「とりあえず風景はf/8f~/10がおススメ!」と書かれていたので、何も考えずその数値に設定している初心者は多いと思います。
かつての私も風景を撮る時はf/8のみで撮影していましたwww
どの数値なら正解とかは無いので、自分自身でいろいろ試してみましょう!
マネするだけで終わっちゃダメ!
今回のF値もそうですが、ブログで書かれている事を試してみたり良いなと思った写真の構図とかを真似してみるのはとても良い事です!
知識も増えるし撮影方法の引き出しが増え、確実に写真の上達につながる。
ですが、真似するだけで満足してしまう人が多いのが現実。
真似してみたあとに、それをいかに自分風にするかが大事で、これを出来るかできないかで写真の腕におおきな違いが生まれます!
まとめ
写真には基礎・基本がありますが、言われるがまま教えられるがままに撮っていても他の方と同じ写真になってしまいます。
F値もボケ写真に満足したら、f/1.8以外の数値でもいろいろ撮影してみて、なにがどう変わるのか自分の目で確認してみましょう!
はじめの内はあまり分からなくても続けることで「ここはf/○で撮ると良さそうだな」と自然に頭に浮かぶようになってきます。
そうなれば脱初心者ですので、ちょっとめんどくさいけど頑張ってみて下さい!
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