こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
写真を撮影して帰ってきた後は、編集ソフトでレタッチをされると思います。
レタッチは楽しいですが、写真の枚数が多いと大変なのも事実…。
そんな作業を時短できるツールが、今回ご紹介する「TourBox Elite」
TourBox Eliteは左手デバイスとも呼ばれており、見たことがある方も多いのではないでしょうか?
使いこなすのには慣れが必要ですが、いつも行っている作業を大幅に楽に出来るので、最近流行りのタイパにも優れます!
それでは早速、TourBox Eliteとはどんなツールなのかご紹介しますね!
※今回の記事は製品を提供して頂き執筆しております。
TourBox Eliteで出来ること
※画像引用元:TourBox
TourBox Eliteは通称「左手デバイス」と言われる、作業を効率化してくれるツール。
有名YouTubeやアーティストが使用している所を、見たことがあるのでは無いでしょうか?
ショートカットキーを登録できる
TourBox Eliteでは合計11箇所のボタンに、ショートカットキーを割り当てることが出来ます。
イラストや動画編集をする際には、ショートカットキーを数えきれないほど使用する。
ソフトによっては膨大な量のショートカットキーがありますが、よく使うショートカットキーをTourBox Eliteに割り当てておけば、作業が大幅に効率化することが出来ます!
ダイアルやノブで設定値を細かく変えられる
ノブやダイアルを使えば、対応ソフトの設定値の調整もできます。
写真をされている方だと、Adobe lightroomやPhotoshopをお使いの方も多いはず。
実際に使って見ると、設定値のスライダーをマウスで操作すると、1単位の細かい数値を調整するの難しくないですか?
パラメーターを50にしたいのに、49と51のどちらかにしかならずイライラした経験は共感できると思います。
TourBox Eliteのダイアルやノブを使用すれば、そんなストレスからも解放され、快適なレタッチ作業が出来るようになりますよ!
Bluetooth接続が出来る
TourBox Eliteは待望の機能、Bluetooth接続が出来るようになりました!
パソコン周りのケーブルは、出来るだけスッキリとさせたいですよね?
以前はUSBで接続するしかありませんでしたが、TourBox EliteはパソコンとBluetoothで繋ぐことが出来るようになりましたので、配線が届かない・配線がゴチャゴチャして見た目が汚い…と言う問題を解決できます。
ちなみに有線接続が好みの方も問題ありません!
ちゃんと有線接続できる端子は用意されていますし、同梱物にはUSB Type-Cケーブルが入っていますので安心です。
2台のデバイスで即時切替可能
※動画引用元:TourBox
TourBox Eliteでは「デュアルBluetooth」が採用され、2台のデバイスまで登録出来ます。
デスクトップパソコンで作業をしていて疲れた時、寝転がってノートパソコンを使いたい時も、切り替えることで瞬時にノートパソコンでTourBox Eliteが使える!
使うパソコンを変えるには、背面のボタンを切り替えるワンアクションだけなので非常にスムーズです。
専用ソフト「TourBox Console V5.0.1」
TourBox Elite用の専用ソフト「TourBox Console」が用意されており、このソフトを使う事でパソコンとTourBox Elite本体の接続をしたり、ショートカットキーの登録が出来るようになっています。
最新Verは【V5.0.1】
2023年5月31日に大型のアップデート【V5.0.0】が行われ、さらに最適化された【V5.0.1】が現在の最新バージョンです。
【V5.0.0】の大型アップデートで行われた変更点は以下の通り。
大型アップデートで行われた変更点
- TourMenuに数値調整機能を追加しました。
(Lightroom Classic、Capture One、Premiere、よび今後追加されるビルトインにおいて、数値タイプの機能をTourMenu上で直接調整できます。) - TourMenuに分割線を付ける機能を追加しました。
- TourMenuの設定方法を改善しました。
- Capture Oneのビルトイン機能とデフォルトプリセットを追加しました。
- CLIP STUDIO PAINTのデフォルトプリセットを追加しました。
- PaintTool SAIのデフォルトプリセットを追加しました(Windowsのみ)
- Lightroom Classic アドバンスプリセットを追加しました(TourMenuをベースに)
- Premiere 色調整プリセットをアップデートしました(TourMenuをベースに)
- 十字キーHUDを改善し、異なるプリセットごとにオンオフを設定可能。
また、マウスを避ける特性を追加し、操作への干渉を減らしました。 - Max/Mspへのサポートを追加しました。
- TourBox Eliteファームウェアをアップグレードしました。
- その他の機能最適化及びバグ修正。
海外の記事を見てみても、とても好評なアップデートとなっています。
パワーアップした機能と、これまで「こんな使い方が出来たら良いのに…」という部分が出来るようになった神アップデート!
TourBox Eliteの外観と同梱物
TourBox Eliteの同梱物
- TourBox Elite本体
- 単三電池2本
- クイックスタートガイド
- 安全指示事項
- USB-Cケーブル
カラーは3色展開
- アイボリーホワイト
- クラシックブラック
- モダンスモークブラックトランスルーセントの3色。
※画像引用元:TourBox
トランスルーセントは、若干スケルトンになっているグレー色。
これは30代~の方には刺さるのでは?
その昔、ゲームボーイカラーが出た時にスケルトンカラーが流行っていましたからね。懐かしい。
四隅にゴム製の脚が付いており、これが中々強力なグリップを発揮してくれる。
操作していても本体が動いてしまうことはありませんでした!
左側面にも大型のボタンが配置されています。
位置的に「Ctrl+Z」の作業を1つ戻る、みたいなショートカットキーを登録すると使い勝手が良さそうですね。
TourBox NEOとEliteの比較
TourBox Elite | TourBox NEO | |
カラーバリエーション | 3色 | 1色 |
本体サイズ(幅×高さ×厚さ) | 101×115×42mm | 101×115×42mm |
重量 | 376g(電池無しの場合) | 365g |
接続方法 | USB・Bluetooth | USB |
電源 | USB・単三電池2個 | USB |
LEDランプの位置が少し変わったくらいで、ボタンの配置や間隔は全く同じですが、ボタンを押した時の感触やダイヤル類が改良されています。
よりノールックで作業しやすくなっており、編集作業の方に集中出来るように進化していますね!
本体のサイズもほぼ同じとなっています。
重量はTourBox EliteはBluetoothが搭載された分、少しだけ重くなっていますね。
TourBox Elite
TourBox EliteはTourBox NEOの派生形ではなく、完全上位互換となっているので、本気で写真のレタッチや動画編集をされる方は、TourBox Eliteの方がオススメですね。
Bluetooth接続が可能になりましたので、ケーブルがゴチャゴチャする事もなく、作業に集中出来る環境づくりにも貢献します。
TourBox NEO
TourBox NEOは価格が14,000円ほど安くなっていますので、とりあえずどんなものか試してみたい方におススメ。
基本性能はTourBox Eliteと同等なので、左手デバイス入門用として最適です!
TourBox Eliteを使って見た正直な感想
見た目以上に上質なボタン&ダイヤル
まず驚いたのがボタンの質感。
失礼な話ですが、商品画像で見ても実物を見ても安っぽい印象があり、ボタンやダイヤルの質感も低そうだなと思っていました。
※画像引用元:TourBox
実際に触ってみると、ボタンのクリック感やダイヤル類の動き、どれも良く良い意味で裏切られました。
ボタンはそれぞれクリック感が違うように作られていて、使っていく内に、押した感触でどのボタンが分かるようになっています。
ソフトでの使用感
実際にソフトの操作で使って見た感想。
僕は写真と動画を撮りますので、
使うソフトは「lightroom」「Photoshop」「premierePro」の3つのソフトをよく使います。
ソフトでの使用感 その1
まず写真の編集で使う「lightroom」と「Photoshop」
まだ完全に使いこなせているとは言えないので、これまでの作業に+αとして使っている状況ですが、パラメーターの細かい操作はとてもやりやすくなりました!
写真の編集は自己満足の世界ですが、わずかな数値の違いに拘って編集しますので、マウスで操作するよりもTourBox Eliteを使用した方がストレスが無く、作業に集中できるようになります。
ソフトでの使用感 その2
動画の編集では「premierePro」を使っています。
こちらでは写真編集よりも、TourBox Eliteが大活躍!
動画編集はカット作業や、ショートカットキーを使用する頻度が非常に多いです。
TourBox Eliteはショートカットキーの割り当てや、ダイヤルを操作してタイムラインの操作を出来るので、マウス&キーボードだけの作業に比べ、格段に作業効率が上がりました!
TourBox Eliteは買いなのか?
写真編集や動画編集をするけれど、どこまで頻度が多くない方は、TourBox Eliteは必要かどうか悩むところ…。
余裕があるのなら「買い」ですが、無理してまで必要かと言われるとそうではないかなと思います。
編集作業が多い方。
仕事ではなく趣味であっても、1週間のうちに1回以上は何らかの作業をされている方は、迷わず「買い」です!
使って見てもらうと「もっと早くに買っておけば良かった~」と思う方が多いはず。
TourBox Eliteレビュー まとめ
今回は左手デバイスとして有名な「TourBox Elite」をご紹介しました。
前モデルの「TourBox NEO」から完成された製品だったと思いますが、TourBox Eliteではブラッシュアップに加え、Bluetooth接続が可能になったことが大きいです。
僕もUSBケーブルを繋いだ場合と、Bluetooth接続の場合と試しましたが、やはりケーブルは邪魔ですね…。
Bluetoothで繋げば置く場所も自由ですし、机周りも快適で作業の邪魔をしません。