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■【Canon EOS 90D】APS-Cのミドルクラスが革新的な進化をして帰ってきた!

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※画像引用元:Canon(https://canon.jp/

 

こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!

 

Canonの新型カメラ「EOS 90D」が発表されました。

APS-C一眼レフとしてはミドルクラスのカメラで、Nikonで言えばD7000シリーズみたいな立ち位置ですね。

 

Canonのフラッグシップモデルは「EOS 7D Mark II」なのですが、今回のEOS 90Dは進化しすぎて、先輩であるEOS 7D Mark IIの性能を所々上回ってしまった下剋上カメラとなっています(笑)

 

またミラーレスの良いところを取り入れたりしており、ニュータイプの一眼レフといえるモデルとなっています!

 

 

前モデルより830万画素もアップし3250万画素に


※画像引用元:Canon(https://canon.jp/

 

EOS 90DはAPS-Cカメラでは珍しい、3000万画素オーバーのカメラへと進化しました。

以前の2450万画素でも十分なレベルでしたが、3250万画素となったことでディティールがより鮮明に写り、大判プリントした際の画質も向上します!

 

3250万画素って数年前なら超高画素機なんて呼んでいた画素数ですよ。

カメラのお値段も300,000円を超えていましたが、それがミドルクラスでも登場するようになるとは…。

 

 

画像処理エンジンは最新型である「DIGIC 8」を採用しています。

3250万画素のデータも高速処理してくれますし、画質の良さに貢献してくれますね。

またEOS 90Dは最近では少なくなったローパスフィルターを搭載したカメラ。

ローパスフィルターレス仕様のカメラと比べると解像度が少し落ちますが、その代わりにモヤレや偽色が発生しにくくなるメリットがあります!

 

 

高画素化したのに連写速度は4コマ/秒も速くなりました!


※画像引用元:Canon(https://canon.jp/

 

EOS 90Dは高画素化しましたが、同時に連写速度も速くなっています。

普通は画素数が多くなるほどデータ量が増え、連写速度が遅くなってしまうものですが…。

 

EOS 90Dはファインダー使用時:10コマ/秒・ライブビュー使用時:11コマ/秒と、一眼レフの中でもかなり速い連写速度となりました!

 

あとでご紹介する高性能なオートフォーカスと合わせれば、かなり優秀な動体撮影機として使用できますね。

動物写真、スポーツ写真、こどもやペットを撮影するときは、連写が速い方が何かと便利。

 

プロ写真家さんの中には連写を使用しない!という方もいらっしゃいますが、アマチュアにとっては連写が速いというのは正義です!

 

 

ミラーレスとの融合、革新的なオートフォーカス!


※画像引用元:Canon(https://canon.jp/

 

最近のCanon機ではお馴染みとなった、最大5481ポジションを選択できる高密度なオートフォーカスを装備。

動体撮影時は45点オールクロスAFで、素早く動く被写体もしっかりと追従します。

 

そしてEOS 90Dの革新的なところは、ミラーレスのオートフォーカスも取り入れたこと!

 

従来の一眼レフは、光学ファインダーを使用しているときは高性能なオートフォーカスですが、ライブビュー撮影時(モニター画面をみながら撮影すること)はコントラストAFとなりピント合わせの速度が大きく低下してしまっていました。

ところがEOS 90Dではライブビュー撮影時、ミラーレスで採用されている撮像面位相差AFが使えるようにり、ライブビュー撮影でも高速なピント合わせが可能となったのです!

 

まさに新世代の一眼レフ!

ミラーレスの躍進で一眼レフが消えてしまうのでないかと思っていましたが、ミラーレスの良い部分を一眼レフにも取り入れていけば、一眼レフにだって天井はないかもしれません。

 

 

EOS 80DとEOS 90Dの違い


※画像引用元:Canon(https://canon.jp/

 

とても大きなパワーアップを果たしたEOS 90D。

前モデルのEOS 80Dとどれくらい変わったのか、比較してみましょう!

 

  EOS 90D EOS 80D
発売日  2019年9月 2016年3月
タイプ  一眼レフ 一眼レフ
センサーサイズ  APS-C APS-C
画素数  3250万画素 2420万画素
高感度  ISO100-25600(拡張ISO100-51200) ISO100-16000(拡張ISO100-25600)
連写速度 ファインダー撮影:10コマ/秒
ライブビュー撮影:11コマ/秒
ファインダー撮影:5コマ/秒
ライブビュー撮影:7コマ/秒 
シャッタースピード 1/8000~30秒
電子シャッター:1/16000~30秒
1/8000~30秒
AF測距点  最大5481ポジション・45点クロス 45点クロス
液晶モニター 3インチ・104万ドット 3インチ・104万ドット
ファインダー倍率  0.95倍 0.95倍
ファインダー視野率  100% 100%
撮影可能枚数 ファインダー撮影:1860枚
ライブビュー撮影:510枚
ファインダー撮影:1390枚
ライブビュー撮影:340枚
動画撮影可能時間 約3時間30分 約1時間50分
動画撮影 4K(3840×2160 30p)
HD(1920×1080 60p)
FHD(1920×1080 60p)
記録メディア SDHCカード
SDカード
SDXCカード
SDHCカード
SDカード
SDXCカード
Wi-Fi
Bluetooth ×
NFC ×
本体サイズ 140.7(幅)x104.8(高さ)x76.8(奥行) mm 139(幅)x105.2(高さ)x78.5(奥行) mm
重量 619g 650g
実売価格 146,000円前後(ボディのみ) 76,000円前後(ボディのみ)

 

一世代飛び越えて進化した感じのスペックですね!

またこれだけ高性能化したのに、小型化&軽量化を達成しているのも見逃せません。

 

持ち運びがしやすい動体撮影機となっています。

 

 

まとめ

 

想像以上のパワーアップをしたEOS 90D。

Canonの技術をすべて詰め込んだような、出し惜しみのないカメラとなりました。

 

3000万画素オーバーもインパクトがありますが、私的にはライブビュー撮影が像面位相差AFになったことが大きいかなと。

一眼レフを使っているのなら光学ファインダーを使いたいところですが、ハイアングルやローアングルで写真を撮るときはモニターにお世話になります。

しかし、従来のコントラストAFだとピント精度は良いものの、ピント合わせが遅すぎます…。

 

ハイアングルやローアングルで撮影しているときって、たいてい体勢がしんどい事が多いですので、そんなときにピントがなかなか合わないとイラっとしてしまいます。

実機は触ったことありませんが、EOS 90Dがライブビュー撮影時に像面位相差AFとなっているのであれば、これまでとは比較にならないほどAFスピードが速くなっているはず!

はやくお店で試してみたいです。

 

 

高級なフラッグシップモデルを除けば、EOS 7D Mark IIの後継機が出るまでEOS 90Dは人気の動体撮影機になるはず。

また高画素化されたことで撮れる写真の画質も良いため、かなりハイレベルなオールマイティでもありますね!

発売から数か月が経ち価格が120,000円台になれば、かなりコスパの良いカメラになりさらに存在感が増すのではないでしょうか。

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