こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
今回、Ulanzi(ウランジ)様よりに、カーボン三脚「Ulanzi VideoGo TT09」をご提供頂きましたので、こちらの特長や実際に使ってみてのレビューをさせて頂きます。
良い所だけじゃなくて悪い部分も書いていますので、これから購入を検討していらっしゃる方は、参考にして頂けると幸いです。
本記事はUlanzi(ウランジ)様より製品の提供を受けて書いております。
記事の信頼性
- 写真歴 9年目
- ブログ運営歴 9年目(月間PV数12万)
- メーカー様からのレビュー案件多数
- YouTubeチャンネルで撮影テクニックなど情報発信中(2024.5現在登録者数4600人)
お仕事依頼やレビュー案件など、お問い合わせはこちらからお願いいたします。
Ulanzi(ウランジ)ってどんなメーカー?
Ulanziの製品は、手頃な価格でありながら高品質なものが多くありますので、カメラを趣味としている方であれば、Ulanzi製品にお目にかかったことがあるか、使用したことがある方も多いのではないでしょうか?
私自身もUlanziの製品は愛用しており、YouTubeの撮影時にはLEDビデオライトを、野鳥撮影時にはUSBコンバーターを固定するためにマウントクリップを使用しています。
そして、Ulanziから新たに発売されたビデオ三脚が「Ulanzi VideoGo TT09 」
Ulanziはこれまでにも数多くのカーボン製三脚をリリースしてきましたが、「Ulanzi VideoGo TT09 」はその中でも最新モデルとなります。
以前にリリースされた三脚の優れた要素を取り入れた製品であり、使い勝手とコストパフォーマンスの良さが際立っていますね!
Ulanzi VideoGo TT09 スペック
製品特徴
- クイックマウント&リリース、数秒で展開
- 360°パノラマボール雲台
- 一体型レベリングボウルデザイン
- ドライバー内蔵の多機能ハンドル
- レバーロック脚デザイン
- 取り外し可能なセンターコラム
- 両側1/4インチネジ穴
- カーボンファイバー構造
参考
●Ulanzi VideoGo TT09 は、迅速なセットアップ、プロレベルの安定性、卓越したコンパクト性を求める旅行者に最適なソリューションです。
●最大高55.91インチ、耐荷重11ポンドで、水平・垂直両方の撮影に理想的なパートナーです。
●製品特徴として、360°パノラマボール雲台、シームレスな水平・垂直撮影のための快適なカメラジンバルコントロール、マルチアングル調整のための内蔵レベリングボウルなどがあります。
●重量はわずか3.31ポンドで、従来の三脚の半分のサイズに折りたためるこのカーボンファイバー製三脚は、外出先での撮影に最適です。
●ローアングルや倒立撮影も可能。【公式ページより引用】
製品仕様 | |
三脚雲台 ※1 | Arca-Swiss/F38/CLAW |
材質 | カーボンファイバー |
重量 | 1.5kg |
最大高さ(センターコラム収納時) | 118.9cm |
最大高さ(センターコラム伸長時) | 142cm |
最低高さ | 13cm |
折りたたみ時の高さ | 45cm |
三脚耐荷重 | 19.9kg |
ボール雲台耐荷重 | 4.9kg |
脚段数 | 5 |
※1 選べる三脚雲台
アルカスイス (互換性が高いがネジで止めたりと手間がかかる)
Claw(ワンタッチで取り付け可能)
F38(ワンタッチで取り付け可能)
Ulanzi VideoGo TT09の特長
Ulanzi(ウランジ)の最新モデルである「Ulanzi VideoGo TT09 」
主な特徴を見ていきましょう!
低価格なフルカーボン三脚
Ulanzi VideoGo TT09 の材質はカーボンを採用。
三脚本体の軽量化を実現しつつ、剛性もしっかりとしているので、安定性にも優れる仕上がりになっています。
フルカーボン製の三脚と言えば非常に高価で、「いつかは欲しい!」と憧れる一品ですが、Ulanzi TT09 VideoGoは雲台と三脚がセットで29,999円から購入出来ます。
中国メーカーがカーボン三脚の価格破壊を行ってきましたが、Ulanzi TT09 VideoGoはその中でも圧倒的な低価格を実現させていますね!
耐荷重20キロで安定性がある
Ulanzi VideoGo TT09 の耐荷重は雲台のボール部分で最大5kg。
三脚は20kgまでとなっていますので、非常に耐荷重に余裕があります。
20Kgに耐える三脚なため、高剛性で安定感が高い!
僕が普段よく使っている機材、Nikon Z9(1,340g)とNIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S(1,440g)を合わせても、2,780gなので余裕がありますね。
超望遠単焦点レンズのNIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR Sは2,950gなので、Z9と一緒に乗せても4,290gで何とかいけそうなレベルです。
カーボン製で軽量な三脚
三脚部分は耐荷重20Kgと非常に堅牢な造りですが、フルカーボン製なので軽いのがメリット。
Ulanzi VideoGo TT09 の重量は約1,436gしかありません。
トラベルビデオ三脚の名前の通り、持ち運びに優れる三脚ですね!
三脚自体もコンパクトな造りをしていますので、多くのカメラバッグにすっぽりと収納出来ます。
5段伸縮で全長1420mmまで対応
Ulanzi VideoGo TT09 はビデオ雲台としては超軽量ですが、脚の段数は5段もあります。
最も低い状態では140mm、最大まで伸ばすと1,420mmまで対応出来る。
本格的な三脚に比べると全長が低いですが、軽量&コンパクトに作られたトラベル三脚ですので、140~1420mmまで対応力があるのはグッドですね!
Ulanzi VideoGo TT09の付属品
Ulanzi VideoGo TT09の付属品
- Ulanzi TT09 VideoGo
- 三脚ケース
- フットペグ3個
- 取扱説明書
三脚を収納するケースが付いています。
ペラペラの材質では無く、結構しっかりとした素材で作られているので、持ち歩く際に使えますね。
三脚ケースのファスナーは、「止水ファスナー」という拘りの作り。
突然の雨に見舞われても、三脚を保護する事が出来ます。
後は日本語での記載がある説明書と、フットペグが3個。
三脚を調整する工具が見当たりませんが、なんと三脚自体に内蔵されていますので安心ですよ!
Ulanzi TT09 VideoGoの外観と製品レビュー
三脚はフルカーボン製なので、軽量で高剛性。
どれくらい剛性があるのか、試しに力を入れてみましたが、全くしなる事もなくカッチカチでした。
耐荷重20Kgもある脚なので、当然頑丈ですね。
金属パーツはマットブラックとシルバーに塗り分けられています。
フルカーボン三脚としては、相場よりかなり低価格なので、質感とかは期待していなかったのですが、この辺りは工夫をする事で上手く質感を出していますね!
クイックプレートは3種類から選択可能
- アルカスイス
- Claw
- F38
僕はカメラ用品をアルカスイス互換の製品で揃えているので、今回もアルカスイス互換のクイックプレートを選択。
注意点
この三脚は雲台の向きが変えられません。
アルカスイス互換プレートの溝が縦に付いていますので、L字プレートを使っている方はカメラを横にするしかありません。
そうなるとビデオ雲台のレバーが、ただの邪魔な棒になってしまいます・・・
カメラ側に装着するプレートも付属しています。
カメラにL型プレートを付けていない人でも、この三脚を購入するだけで必要な物は揃っているので安心。
プレートを固定するネジの部分、ここはかなり質感が良いですね。
ネジを回した時のトルク感がちょうどいい感じで、低価格な三脚にありがちなスカスカ感や、変な引っ掛かりも無くスムーズです。
三脚の開閉は、金具を下にスライドするだけで出来ます。
早く三脚をセッティングしたいシーンでも、スピーディに準備が出来ますね。
脚はここまで開きますので、センターポールは外せば、かなりローアングルのセッティングにする事が可能です。
センターポールはこちらのネジを回すことで、調整することが出来ます。
結構大き目のネジが付いているので、操作性が良いですね!
1/4インチのネジ穴が左右合計で2か所設けられていますので、こちらに三脚用のアクセサリーを取り付ける事が出来ます。
僕の様に、写真も動画も撮影する方には、とても嬉しい機能!
地味に便利なのが、この水平を見れるところ。
いま僕が使っている三脚は、「一応付けてますよ」って感じで視認性が良くないんですよね。
Ulanzi VideoGo TT09 は水平器の視認性が良く、この三脚の写真を撮るときにも、かなり便利でした!
三脚の安定性を上げるために、荷物を引っかける部分も標準装備。
僕がメインで使っている三脚には付いていないので、これは嬉しいポイントです!
大きな望遠レンズを使う場合は、三脚の耐荷重以内でも、揺れたり風に煽られたりしますので、ちょっとしたことですがこの機能は嬉しいですね。
良いところ
Ulanzi VideoGo TT09のメリット
- フルカーボン製の三脚
- 5段伸縮で最大1420mmまで対応
- アルカスイス互換 / F38 / CLAWを選べるクイックリリース
- 実売価格で29,999円からと言う超低価格さ
フルカーボン三脚で雲台もセットになっており、29,999円からという圧倒的なコストパフォーマンスが光る三脚です!
また、最大で全長1420mmまで伸びるので、トラベル三脚として必要な高さをしっかり確保しています。
更にコンパクトさと剛性を両立させるための工夫も施されており、価格以上の品質だと思います!
気になったところ
Ulanzi VideoGo TT09のデメリット
- 雲台が交換出来ない
- L字プレートを使っている人は使いにくい
- ローアングルにするのに手間が掛かる
- 脚を最大に伸ばした場合は揺れる
1.雲台は専用品となっており、交換することはできません。
更に雲台だけの向きを変えることはできないため、L字プレートを使用している方は非常に使いにくい状態になります。
三脚としては使用することができますが、ビデオ雲台の棒が邪魔になってしまいますね。
2.ローアングルにするためには手順が煩雑。
実際の手順としてはセンターポールを伸ばし、雲台部分と繋がっているネジを付属のドライバーで外し、センターポールを引っこ抜く必要があります。
撮影現場で行うとストレスがかかるでしょうね。
ただ、ローアングルができないよりも、できる方が当然良いので、どうしてもローアングルで撮影したい場合にも対応できるのは素晴らしいです。
3.カーボン製の脚は非常に剛性が高いですが、トラベル三脚ということもあり、最大に伸ばした場合には少し不安定ではあります。
Ulanzi VideoGo TT09 は悪いわけではありませんが、トラベル三脚はコンパクトさと軽量さを重視して作られているため、本格的な撮影では機材の重量にも注意が必要です。
5段伸縮しますが、4段目で抑えておくと揺れも結構少なくなります。
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Ulanzi TT09 VideoGo カーボンファイバー トラベル三脚
まとめ
今回は、Ulanzi VideoGo TT09 のレビューをご紹介しました。
約30,000円ほどで、カーボン三脚を手に入れることができるなんて、本当に良い時代になりましたね。
少し個性的な特徴もあり、ちょっと変わった三脚のような感じがしますが、このクオリティでこの価格を実現しているのは本当に素晴らしいことです!
クイックリリースもアルカスイス互換/F38/CLAWと、3種類から選択することができるため、お手持ちの機材に合わせることが可能です。
低価格でカーボン三脚をお求めの方は、Ulanzi VideoGo TT09 も選択肢の1つとして考えてみてはいかがでしょうか?
本記事はUlanzi(ウランジ)様より製品の提供を受けて書いております。