こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
絶対に失敗したくない、お子さんやお孫さんの運動会での写真撮影。
運動会はかけっこをしたりダンスをしたり良く動きますので、いつもカメラを使っている人でないと、ちゃんと撮影するのは案外難しい…。
カメラ初心者の方でもキレイに写真を撮るのなら、カメラやレンズの性能に頼るのも一つの手です!
運動会の撮影で重要なカメラスペック
一眼レフやミラーレスは、同じカメラでも風景を撮るのが得意なカメラや動くものを撮るのが得意なカメラがあります。
運動会でキレイな写真を撮影するためのカメラを選ぶには、しっかりとカメラのスペックを見ておく必要があります!
イメージセンサー
※画像引用元:ソニー
イメージセンサーが大きいほど高画質な写真が撮れます。
センサーの大きさは以下の通り
- フルサイズ
- APS-C
- マイクロフォーサーズ
- 1型
上から順に大きなセンサーで、予算に余裕があるならフルサイズセンサーがオススメ!
暗い環境でもノイズへの耐性が高いため、運動会当日がくもりの日でもキレイな写真を撮ることが出来ます。
オートフォーカス性能
※画像引用元:ソニー
次に重要なのがオートフォーカスの性能。
もしオートフォーカスの性能が悪いと、なかなかピントが合いませんし、合っていると思った写真も拡大して見てみると、微妙にピントがズレてて顔がぼやけていたなんて事もあります。
連写性能
※画像引用元:ソニー
かけっこやダンスなど、良く動く競技で一瞬一瞬の表情や動きを捉えるのなら、連写性能が大事!
スペックでは6コマ/秒以上あると、結構助かるかなと思いますね。
運動会の撮影で重要なレンズスペック
運動会でキレイな写真を撮るためには、カメラだけでなくレンズのスペックも重要!
どれくらい望遠で撮れるのか、レンズの明るさやオートフォーカス性能をしっかり確認しましょう。
焦点距離
※画像引用元:ソニー
運動場は広いですし、お子さんの近くで撮影出来るとは限りません。なので、レンズの焦点距離が大事!
最低でも200mm以上が撮れる望遠レンズがあると、お子さんがどこに居ても撮影がしやすいと思います。
各社「70-300mm」と言う望遠レンズを出していますので、そう言った望遠ズームレンズが便利ですね!
レンズの明るさ
※画像引用元:ソニー
高画質で撮るならレンズの明るさも大事!
レンズの明るさはF値の数字が低いほど、明るいレンズとなります。
F/5.6のレンズよりF/4.0のレンズの方が明るいですし、F/4.0のレンズよりF/2.8のレンズが明るくなります。
明るいレンズの場合、ISO感度を上げなくてもシャッタースピードを速くすることが出来るので、高画質な写真が撮れますし、開放F値が低いレンズほどオートフォーカスの速度も速い。
F値が暗いレンズでも撮影出来ますが、シャッタースピードが遅くなりやすいので、ISO感度を上げてシャッタースピードを速くする必要がありますので、画質が低下してしまいますね。
オートフォーカスの速さ
※画像引用元:ソニー
オートフォーカスの速さも見てみよう
オートフォーカスを動かす方式や、使っているモーターにはたくさんの種類があります。
なかなか覚えるのは難しいと思いますが、確実なのは「新しいレンズほどオートフォーカスは速い」と言うことです。
近年ではリニアモーターが積極的に開発されており、新しいレンズでリニアモーターを採用していれば、オートフォーカスが速いと判断して頂ければ良いとですね!
運動会の写真撮影におススメしたいSONYのカメラ
SONY α6400
ポイント
- 425点の位相差AFセンサーと425点コントラストAFのハイブリットAFを搭載しており、最速0.02秒でピントが合う高速AF。
- 新機能の「リアルタイムトラッキング」が初採用、動き回るお子さんやペットにも確実にピントを合わせ続けてくれます!
- 画質は2420万画素APS-Cセンサーを搭載し、画像処理エンジンは当時最新の「BIONZ X」を採用。
- 高感度性能も高く、常用ISO感度ISO100~32000。運動会当日がくもり空でも、キレイな写真が撮れますね!
SONY α6400の公式作例
※画像引用元:ソニー
SONY α6400のスペック
発売日 | 2019年2月22日 |
タイプ | ミラーレス |
レンズマウント | SONY Eマウント |
センサーサイズ | APS-C |
画素数 | 2420万画素 |
高感度 | 標準:ISO100~32000 拡張:ISO102400 |
連写速度 | 最高約11コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/4000~30秒 |
AF測距点 | 425点 |
液晶モニター | 3型(インチ)・92.16万ドット |
ファインダー倍率 | 1.07倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:360枚 液晶モニタ使用時:410枚 |
記録メディア | SDカード SDHCカード SDXCカード メモリースティックPRO Duo メモリースティックPRO-HG Duo |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | ○ |
NFC | ○ |
本体サイズ (幅)x(高さ)x(奥行) | 120x66.9x59.7mm |
重量 | 359g |
実売価格 | 110,000円前後(ボディのみ) |
SONY α7C
ポイント
- AIを活用した「リアルタイムトラッキングAF」が搭載。色・模様・距離・顔・目など、ピントを合わせる場所を指定しておけば、被写体が動いてもずっとピントを合わせ続けてくれる機能です。
- 暗い場所でもオートフォーカスが安定して動作するようになっていますので、夜に花火やイルミネーションなどを見に行かれた時も、オートフォーカスでしっかりとピント合わせが出来ます。
間違いなく良いカメラですが、現在半導体不足などの影響もあり、発売当時から値段がまったく落ちていないのがネックですね。
SONY α7Cの公式作例
※画像引用元:ソニー
SONY α7Cのスペック
発売日 | 2020年10月23日 |
タイプ | ミラーレス |
レンズマウント | SONY Eマウント |
センサーサイズ | フルサイズ |
画素数 | 2420万画素 |
高感度 | 標準:ISO100~51200 拡張:ISO50~204800 |
連写速度 | 最高約10コマ/秒 |
シャッタースピード | 電子:1/8000~30秒 メカニカル:1/4000~30秒 |
AF測距点 | 693点像面位相差AF+425点コントラストAF |
液晶モニター | 3型(インチ)・92.16万ドット |
ファインダー倍率 | 0.59倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:680枚 液晶モニタ使用時:740枚 |
記録メディア | SDカード SDHCカード SDXCカード |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | ○ |
NFC | 〇 |
本体サイズ | 124(幅)x71.1(高さ)x59.7(奥行) mm |
重量 | 424g |
実売価格 | 185,000円前後(ボディのみ) |
SONY α7 IV
ポイント
- 画素数は3300万画素となり、少し前までは高画素機(多画素機)と呼ばれる画素数になりました。より高精細な写真が撮れますし、トリミング耐性も高くなります。
- オートフォーカスはSONYのフラッグシップモデル「α1」と同等の物が搭載されています。AI技術を使ったAF機能が多く搭載されており、動く被写体を確実に撮る性能が大幅に上がっていますね!
SONY α7 IVの公式作例
※画像引用元:ソニー
SONY α7 IVのスペック
発売日 | 2021年12月17日 |
タイプ | ミラーレス |
レンズマウント | SONY Eマウント |
センサーサイズ | フルサイズ |
画素数 | 3300万画素 |
高感度 | 標準:ISO100~51200 拡張:ISO50~204800 |
連写速度 | 最高約10コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
AF測距点 | 位相差検出AF(759点) コントラストAF(425点) |
液晶モニター | 3型(インチ)・103.6万ドット |
ファインダー倍率 | 0.78倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:520枚 液晶モニタ使用時:580枚 |
記録メディア | SDカード SDHCカード SDXCカード CFexpress Type A |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | ○ |
NFC | × |
本体サイズ (幅)x(高さ)x(奥行) | 131.3x96.4x79.8 mm |
重量 | 573g |
実売価格 | 298,000円前後(ボディのみ) |
SONY α9 II
フラッグシップモデル「SONY α1」が登場するまでは、動体撮影最強のカメラでした。
これまでのカメラは連写で撮影すると、写真の写真の合間がブラックアウトしてしまいますので、速く動く被写体にピントを合わせ続けるのは、練習が必要でした。
一瞬画面が真っ暗になるので、捉え続けるのはが難しいんですよね。
ポイント
- SONY α9 IIはこのブラックアウトが起こらない、「ブラックアウトフリー」となり、連写をしても画面が暗くならず、撮りたい被写体を追い続けるのがかなり楽になっています!
- オートフォーカス性能も非常に優れており、運動会で使用すれば無双状態でしょう!
SONY α9 IIの公式作例
※画像引用元:ソニー
SONY α9 IIのスペック
発売日 | 2019年11月1日 |
タイプ | ミラーレス |
レンズマウント | SONY Eマウント |
センサーサイズ | フルサイズ |
画素数 | 2420万画素 |
高感度 | 標準:ISO100~51200 拡張:ISO50~204800 |
連写速度 | Hi:最高約20コマ/秒(AUTO/電子シャッター時) Hi:最高約10コマ/秒(メカシャッター時) |
シャッタースピード | 電子:1/32000~30秒 メカニカル:1/8000~30秒 |
AF測距点 | 693点位相差AF+425点コントラストAF |
液晶モニター | 3型(インチ)・144万ドット |
ファインダー倍率 | 0.78倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:500枚 液晶モニタ使用時:690枚 |
記録メディア | SDカード SDHCカード SDXCカード |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | ○ |
NFC | ○ |
本体サイズ (幅)x(高さ)x(奥行) | 128.9x96.4x77.5mm |
重量 | 593g |
実売価格 | 440,000円前後(ボディのみ) |
SONY α1
SONYがフルサイズミラーレスシリーズを出して、9年ほど経ちます。
その間に色々な特徴を持ったカメラが登場しましたが、メーカーの最強カメラであるフラッグシップモデルは登場しませんでした。
しかし、2021年にやっとフラッグシップモデル「SONY α1」が登場!
これまでのフラッグシップモデル像を覆す、オールインワンなカメラとなっています。
ポイント
- α1は5010万画素と、かなりの高画素となっており、それでいて30コマ/秒の連写性能
- 高画素化させたことで、最高画質8K/30pの動画撮影も出来るようになっており、写真だけでなく動画も超ハイレベルなカメラに仕上がりました。
フラッグシップモデルと言えば、画素数を抑え、連写性能と高感度耐性を高め、最強のオートフォーカスを搭載していました。
SONYで言えば「α9シリーズ」の様なカメラですね。
α1は5010万画素と、かなりの高画素となっており、それでいて30コマ/秒の連写性能も持っているとんでもないカメラ。
高画素化させたことで、最高画質8K/30pの動画撮影も出来るようになっており、写真だけでなく動画も超ハイレベルなカメラに仕上がりました。
「フラッグシップモデルと言えば低画素」が常識でしたが、これからフラッグシップモデルのあり方が変わって行きそうですね。
このカメラを使って運動会でキレイな写真が撮れなかったら、お子さんと奥様(旦那様)からおりを受けても仕方がありません(笑)
SONY α1の公式作例
※画像引用元:ソニー
SONY α1のスペック
発売日 | 2021年3月19日 |
タイプ | ミラーレス |
レンズマウント | SONY Eマウント |
センサーサイズ | フルサイズ |
画素数 | 5010万画素 |
高感度 | 標準:ISO100~32000 拡張:ISO50~102400 |
連写速度 | Hi+:最高約30コマ/秒(AUTO/電子シャッター時) Hi+:最高約10コマ/秒(メカシャッター時) |
シャッタースピード | 電子:1/32000~30秒 メカニカル:1/8000~30秒 |
AF測距点 | 759点位相差AF+425点コントラストAF |
液晶モニター | 3型(インチ)・144万ドット |
ファインダー倍率 | 0.8倍 |
ファインダー視野率 | 100% |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:430枚 液晶モニタ使用時:530枚 |
記録メディア | SDカード SDHCカード SDXCカード CFexpressカードTypeA |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | ○ |
NFC | ○ |
本体サイズ (幅)x(高さ)x(奥行) | 128.9x96.9x80.8mm |
重量 | 652g |
実売価格 | 753,000円前後(ボディのみ) |
運動会の写真撮影におススメしたいSONYのレンズ
SONYのカメラをお使いの方に、運動会でおすすめの望遠レンズをご紹介します。
今回はフルサイズ対応のレンズからご紹介しますが、APS-C用レンズも選択肢に入れられると、非常に幅広い選択肢があり、レンズの価格もかなりお安いものもありますので、ぜひ見てみて下さい!
FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS
※画像引用元:ソニー
おすすめ望遠レンズ
FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS
:SONY Eマウント
:フルサイズ対応
特長
望遠ズームレンズのエントリーモデル。
70-300mmで開放値F4.5-5.6と、至ってオーソドックスな仕様の望遠ズームなのですが、こちらのレンズには「ナノARコーティング」を採用。
フレア・ゴーストを低減し、コントラストが高く、透明感のある描写をしてくれます。
どのメーカーでもナノコートはありますが、このスペックのレンズに採用されているのは、FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSSだけでは無いでしょうか。
オートフォーカスでもステッピングモーターや超音波モーターが採用される中、こちらのレンズはリニアモーターを採用。
高速・高精度・静粛性を実現しており、SONYのカメラのハイブリットAFと組み合わせれば、とても快適なAF動作を体験できると思います!
他社が100,000円以下で販売しているレンズなんですが、てんこ盛りのスペックとなってしまったので、価格が147,000円前後と高くなってしまったのが気になりますね。
FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSSの公式作例
※画像引用元:ソニー
FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSSのスペック
発売日 | 2016年4月28日 |
対応マウント | SONY Eマウント |
フルサイズ対応 | ○ |
レンズ構成 | 13群16枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
焦点距離 | 70-300mm |
最短撮影距離 | 0.9m |
最大撮影倍率 | 0.31倍 |
開放F値 | F/4.5-F/5.6 |
画角 | 34~8.1° |
手ブレ補正 | ○ |
防塵 | ○ |
防滴 | ○ |
フィルター径 | 72mm |
本体サイズ | 84x143.5mm |
重量 | 854g |
実売価格 | 147,000円前後 |
FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS
おすすめ望遠レンズ
FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS
:SONY Eマウント
:フルサイズ対応
特長
SONYの神レンズの1つ。200-600mmをカバーし、運動会では大活躍間違いなし。
どのメーカーでもナノコートはありますが、このスペックのレンズに採用されているのは、FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSSだけでは無いでしょうか。
インナーズームを採用しており、ズームしてもレンズの長さが変わりません。
始めから伸びてる状態みたいなものなので、持ち運びは大きくて大変ですが、撮影の時にレンズの全長が変わらないのは良いですね。
伸び縮みしないことで、隙間からほこりなどが侵入しにくく、防塵防滴性も上がります。
オートフォーカスのスピードは及第点。このレンズの大きさを考えれば高速だと思いますが、ピント合わせは爆速ではなく普通くらい。
ただ一度捉えた被写体を追い続ける性能は高い!
ちょっとF値は暗いのですが、そのデメリットが帳消しになるほど画質の高いレンズですので、ご予算に余裕があるのならおススメのレンズ。
FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSSの公式作例
※画像引用元:ソニー
FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSSのスペック
発売日 | 2019年7月26日 |
対応マウント | SONY Eマウント |
フルサイズ対応 | ○ |
レンズ構成 | 17群24枚 |
絞り羽根 | 11枚 |
焦点距離 | 200-600mm |
最短撮影距離 | 2.4m |
最大撮影倍率 | 0.2倍 |
開放F値 | F/5.6-F/6.3 |
画角 | 12.3~4.1° |
手ブレ補正 | ○ |
防塵 | ○ |
防滴 | ○ |
フィルター径 | 95mm |
本体サイズ | 111.5x318mm |
重量 | 2115g |
実売価格 | 240,000円前後 |
まとめ
運動会の撮影に向いている、カメラとレンズをご紹介しました!
SONYのカメラはコンパクトで軽いモデルが多いので、持ち運びや普段使いにも便利。
オートフォーカスが速いですので、運動会では大活躍してくれると思います!
これまでスマートフォンで撮影されていた方は、ぜひ今年からミラーレスを使い、お子さんやお孫さんの頑張っている姿を、キレイな写真で残してみませんか?