※2026年11月1日に内容を更新しました。
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
ポケットに入る高画質なカメラとして人気のGRシリーズ。GR IIからGR IIIへ、何が変わったのか気になりますよね。
2019年にはRICOH GR IIIが登場しました!
発売は2019年3月。GR IIから約4年ぶりとなる、待望の後継モデルです。
小型ボディにAPS-Cセンサーと28mm相当の単焦点レンズを詰め込んだGR。後継機を待ちながら、「次のGRはどんなカメラになるんだろう…」と気にしていた方も多かったと思います。
GR IIIでは画素数が増え、AFや手ブレ補正も進化。反対に、バッテリーの持ちや内蔵フラッシュなど、見落としたくない違いもあります。GR IIと比べながら見ていきましょう!
RICOH GR IIIとGR IIの違いをスペックで比較
GR IIIでは、レンズ・イメージセンサー・画像処理エンジンが一新されました。とくに手ブレ補正とAFの進化は、街歩きのスナップ撮影で気になるところです。
前モデルのGR IIとGR IIIを並べて、変わった部分と変わらない部分を確かめてみましょう。
| GR III | GR II | |
| 発売日 | 2019年3月15日 | 2015年7月17日 |
| タイプ | コンデジ | コンデジ |
| センサーサイズ | APS-C | APS-C |
| 画素数 | 2424万画素 | 1620万画素 |
| 高感度 | ISO100-102400 | ISO100-25600 |
| 連写速度 | 約4コマ/秒(目安) | 約4コマ/秒 |
| シャッタースピード | 1/4000~30秒(絞りによる制限あり) | 1/4000~300秒 |
| 液晶モニター | 3.0型・約103.7万ドット(タッチパネル) | 3.0インチ・約123万ドット |
| レンズ焦点距離 | 28mm相当(F2.8) | 28mm相当(F2.8) |
| レンズ構成 | 4群6枚 | 5群7枚 |
| 最短撮影距離 | 10cm(標準) 6cm(マクロ) |
30cm(標準) 10cm(マクロ) |
| 撮影可能枚数 | 約200枚(CIPA規格) | 約320枚(CIPA規格) |
| 記録メディア | SDHCカード SDカード SDXCカード |
SDHCカード SDカード SDXCカード |
| 内蔵メモリ | 約2GB | 約54MB |
| 手ブレ補正 | 3軸ボディ内(4.0段分) | × |
| Wi-Fi | ○ | 〇 |
| Bluetooth | ○ | × |
| NFC | × | 〇 |
| 本体サイズ | 109.4(幅)x61.9(高さ)x33.2(奥行) mm | 117(幅)x62.8(高さ)x34.7(奥行) mm |
| 重量 | 227g(ボディのみ) | 221g(ボディのみ) |
| 当時の実売価格目安 | 110,000円前後 | 56,000円前後 |
GR IIIの画質は?約2424万画素と新レンズに注目

※画像引用元:RICOH(http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/index.html)
GR IIIの有効画素数は、GR IIの約1620万画素から約2424万画素へ増えました。
細かな模様を写し込みやすくなり、撮影後に写真を切り取るトリミングでも画素数に余裕が生まれます。ただし、画素数が多いほど必ず写真がきれいになるわけではありません。
画像処理エンジンは「GR ENGINE 6」に刷新。レンズも新設計の4群6枚となり、APS-Cセンサーの解像力を生かした描写を狙っています。
暗い場所での撮影に関わるISO感度の設定範囲も、GR IIのISO100~25600からISO100~102400へ拡大しました。
ただし、ISO102400まで設定できることと、その感度でノイズが少なく撮れることは別の話。夜景や室内では、画質とシャッタースピードを見ながら感度を選ぶのが良さそうですね。
公式の作例を見ると、GRらしい細部の描写に期待したくなります。明暗差の大きな場面では、白とびや黒つぶれにも気を配って撮影したいところです。
GR IIIのAFは像面位相差+コントラストのハイブリッド方式

※画像引用元:RICOH(http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/index.html)
GR IIはコントラストAFでしたが、GR IIIでは像面位相差検出とコントラスト検出を組み合わせた「ハイブリッドAF」を採用しています。
被写体までの距離を捉えやすい位相差検出と、ピントの精度を追い込むコントラスト検出を使い分ける仕組み。とっさにシャッターを切りたいスナップ撮影にはうれしい進化ですね。
GR IIでもスナップ撮影は楽しめますが、目の前の人物や動く被写体を撮るときは、ピント合わせの反応が気になる場面があります。
GR IIIのハイブリッドAFは、そうした場面での使いやすさを意識した改良です。ただし、暗所や低コントラストの被写体ではAFが迷う可能性もあります。
だからといって、どんな被写体にも瞬時に合焦するわけではありません。AFの速さは撮影条件でも変わりますし、具体的な合焦時間を数字だけで比べるのは難しいところです。
それでも、ポケットから取り出してすぐ撮りたいGRにとって、AF方式の刷新は大きな変更点です。
GR IIIのマクロ撮影は最短6cm!GR IIより近くで撮れる

※画像引用元:RICOH(http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/index.html)
GR IIIはレンズ一体型のコンパクトデジタルカメラ。
一眼レフやミラーレスのように、撮るものに合わせてレンズを交換することはできません。
そんなときは、カメラにもともと備わっている近接撮影の性能が頼りになります。
GR IIの撮影距離はレンズ先端から標準で約30cm、マクロモードで約10cmまででした。
GR IIIでは標準で約10cm、マクロモードなら約6cmまで対応! ただしマクロモードの撮影距離範囲は約6~12cmです。
レンズを交換しなくても、ずいぶん近くから撮れるようになりましたね。
花や料理、小さなアクセサリーのディテールを写したい方にはうれしい変更です。近づきすぎると自分やカメラの影が入りやすいので、光の向きには気を付けたいですね!
GR IIIの便利機能|センサー清掃・屋外モニター・スマホ連携

※画像引用元:RICOH(http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/index.html)
GR IIIには、センサーに付いたホコリを超音波振動で落とす「ダストリムーバル DR II」が搭載されました。
GR IIにはこのセンサー清掃機構がなかったので、レンズ一体型カメラではありがたい装備ですね。
私はてっきりレンズ一体型のカメラならホコリは入りにくいと思っていたのですが、内部へのゴミの侵入を完全に防げるわけではないんですね。
しかもレンズを外してセンサーを直接清掃できないので、写り込みがひどい場合はメーカーでの点検や清掃を考える必要があります。
超音波振動を使う「ダストリムーバル」なら、付着したホコリを振り落とす効果が期待できます。ただし、すべての汚れが取れるわけではないので、汚れが残る場合は無理に分解しないようにしましょう。
GR IIIには内蔵ファインダーがありません。
基本は背面モニターで構図を決める撮影スタイルです。別売りの光学ファインダーを使う方法もありますが、モニターの見やすさは気になるところ。

※画像引用元:RICOH(http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/index.html)
ですが日中の屋外だと、まぶしくてモニター画面が見にくいことって結構ありますよね…。
GR IIIのモニターは、GR IIの約123万ドットから約103.7万ドットへと表示ドット数が減っています。
でも、ドット数だけで屋外の見やすさは決まりません。GR IIIではモニターと保護ガラスの間の空気層をなくし、反射を抑える構造も採用しています。
それが「アウトドアモニター」
名前のとおり、日差しの強い屋外などでモニターを見やすくするため、明るさを±2ステップで手動調整できる機能です!
スマートフォンの自動明るさ調整を想像するかもしれませんが、こちらは撮影者が必要に応じて切り替える方式です。
明るさを上げれば屋外で構図を確認しやすくなります。ただし、モニター上の見た目と記録される写真の明るさは同じとは限らないので、露出の判断には注意したいですね。
スマートフォンとの連携が強化されたのも、GR IIIで見逃せない点です。

※画像引用元:RICOH(http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/index.html)
GR IIにもWi-Fiはありましたが、GR IIIはBluetooth Low Energyにも対応しています。
対応するスマホアプリ「Image Sync」と連携すれば、撮影した写真をスマートフォンへ転送できます。街歩きの写真をSNSやブログで使いたい方には便利ですね!
RICOH GR IIIの長所とGR IIから変わった注意点

※画像引用元:RICOH(http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/index.html)
「最高のカメラ!」なんて言うと大げさに聞こえますが、GR IIIの仕様を見ると、やっぱり気になるんです。
ポケットに収まるサイズに、これだけの機能。GR IIIはスナップ撮影を楽しみたい人にはたまらない一台!
APS-Cセンサーに、35mm判換算28mm相当・F2.8の単焦点レンズという組み合わせ。
広めの画角で街並みを写しつつ、目の前の被写体にもさっと寄れる。GRらしさはそのままに、AFや手ブレ補正など、使い勝手も変わりました。
GR IIIで変わった7つのポイント
- 有効約1620万画素から約2424万画素へ
- 設定できるISO感度の上限が102400に
- 3軸4段分の手ブレ補正を新搭載
- マクロモードで最短約6cmまで寄れる
- AFがハイブリッド方式に進化した
- 本体が小型化(幅109.4mm)
- 約0.8秒で起動し撮影に移りやすい
GR IIIで注意したいこと
- 撮影可能枚数の目安は約320枚から約200枚に
- GR IIにあった内蔵フラッシュが非搭載
こうして並べると、GR IIIには日常のスナップに役立つ進化が多いですね。
GR IIの28mm単焦点という基本は引き継ぎながら、画素数、AF、手ブレ補正、近接撮影といった実用面が充実しました。
これはGRらしさを残した正統進化と言いたくなります。
ただし、GR IIと比べるとバッテリーの撮影可能枚数が減っています。ここは購入前に知っておきたいところです。
メーカー公称の撮影可能枚数は、GR IIの約320枚に対してGR IIIは約200枚(いずれもCIPA規格に準じた目安)です。
これは一定の測定条件での目安なので、撮り方によって実際の枚数は変わります。撮影時間が長い方は、予備バッテリーも考えておきたいですね。
もうひとつ、GR IIIには内蔵フラッシュがありません。暗い室内でフラッシュ撮影をしたい場合は別売りの対応機器が必要です。旅行などでは、撮りたい場面と持ち物を考えて選びましょう。
まとめ
GR IIIは、GR IIの携帯性と28mmの写りを受け継ぎながら、手ブレ補正やハイブリッドAFで撮影の幅を広げたカメラです。
正直、レンズ交換や撮影できる被写体の幅を優先するなら、SONY α6500のようなミラーレスカメラも選択肢になります。GR IIIはズームもレンズ交換もできないので、人によっては不便に感じるはずです。
それでもGR IIIに惹かれてしまうのは、小さなカメラを持ち歩き、見つけた瞬間に撮る楽しさがあるからなんですよね。
なおGR IIIは生産終了モデルです。購入するなら販売店の在庫状況や、中古品のレンズ・センサー・操作部の状態も確かめたいところです。
便利さだけが正解ではない。そんなことを思わせてくれるのが、RICOHのGRなんです。
RICOH GR IIIのよくある質問(FAQ)
Q1. GR IIIとGR IIの一番大きな違いは何ですか?
大きな違いは、GR IIIに3軸手ブレ補正とハイブリッドAFが搭載されたことです。有効画素数も約1620万画素から約2424万画素になり、マクロ撮影では約6cmまで近づけます。一方、28mm相当・F2.8の単焦点レンズという基本の撮影スタイルは共通しています。
Q2. GR IIIは夜景や室内でも手持ち撮影できますか?
GR IIIには3軸4段分の手ブレ補正があるので、手持ちで撮りたいときの助けになります。ただし、動いている人物の被写体ブレまで防げるわけではありません。暗い場所ではシャッタースピードやISO感度も確認しましょう。
Q3. GR IIIは料理や花の接写に向いていますか?
マクロモードではレンズ先端から約6~12cmの範囲で撮影できるので、花や小物を近くから撮りたい方にも向いています。標準モードの最短撮影距離は約10cmです。近づきすぎると影が入りやすいため、光の当たり方にも注意したいですね。
Q4. GR IIIにファインダーやフラッシュはありますか?
GR IIIには内蔵ファインダーも内蔵フラッシュもありません。構図は基本的に背面モニターで決め、必要に応じて別売りの光学ファインダーや対応する外部フラッシュを使います。GR IIは内蔵フラッシュを搭載していたので、ここは購入前に確認したい違いです。
Q5. GR IIIは生産終了していますが、購入時に何を確認すればいいですか?
GR IIIは生産終了モデルなので、販売店の新品在庫や中古品の状態を確認して選びましょう。中古品ならレンズやセンサーの汚れ、ボタン・ダイヤルの操作、バッテリーの状態が気になるところです。GR IIと比べる場合も、必要な機能と価格のバランスで考えると選びやすいですよ。
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