※画像引用元:RICOH(http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/index.html)
こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
待ちに待った人も多いことでしょう。
ついにRICOH GRlllが正式に発表されました!
発売日は2019年3月下旬となっており、すでに予約の受付も始まっています。
最強のスナップシューターとして評価の高いGRシリーズですが、RICOHの経営状態が悪く「もうGRの後継機は出ないではないか…」と不安に思われた方もいたはず。
しかも、カメラのスペックがかなーり高くなっての登場ですので、人気が出るのは間違いありません!
RICOH GRlllの進化した部分
待望の新型GRは、ただ発売までこぎつけてくれただけでなく、超パワーアップして登場してくれました!
前モデルのGRllとGRlllを比較してみて、どこが変わったのか見てみましょう。
GRlll | GRll | |
発売日 | 2019年3月下旬 | 2015年7月17日 |
タイプ | コンデジ | コンデジ |
センサーサイズ | APS-C | APS-C |
画素数 | 2424万画素 | 1620万画素 |
高感度 | ISO100-102400 | ISO100-25600 |
連写速度 | 4コマ/秒 | 4コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/4000~30秒 | 1/4000~300秒 |
液晶モニター | 3.0インチ・103.7万ドット(タッチパネル) | 3.0インチ・123ドット |
レンズ焦点距離 | 28mm | 28mm |
レンズ構成 | 4群6枚 | 5群7枚 |
最短撮影距離 | 10cm(標準) 6cm(マクロ) |
30cm(標準) 10cm(マクロ) |
撮影可能枚数 | 200枚 | 320枚 |
記録メディア | SDHCカード SDカード SDXCカード |
SDHCカード SDカード SDXCカード |
内蔵メモリ | 2GB | 54MB |
手ブレ補正 | 3軸ボディ内(4.0段分) | × |
Wi-Fi | ○ | 〇 |
Bluetooth | ○ | × |
NFC | × | 〇 |
本体サイズ | 109.4(幅)x61.9(高さ)x33.2(奥行) mm | 117(幅)x62.8(高さ)x34.7(奥行) mm |
重量 | 227g(ボディのみ) | 221g(ボディのみ) |
実売価格 | 110,000円前後 | 56,000円前後 |
GRlllは画質がすごい!
※画像引用元:RICOH(http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/index.html)
GRlllはこれまでの1620万画素から、2424万画素へとパワーアップ。
より高精細な写真が撮れるようになり、画素数が上がったことでトリミング耐性も向上しました。
画像処理エンジンも新型の「GR ENGINE 6」となり、よりシャープな写りとなったのと色再現性が良くなりました。
夜の撮影で重要となる高感度性能は、GRllのISO100-25600からISO100-102400へと一気に進化!
ノイズ耐性も上がっていますので、実用に耐えられるISO感度もかなり高くなったはずです。
上に貼った公式の写真を見れば、ダイナミックレンジもかなり広そうですね!
GRlllはハイブリットAFに!
※画像引用元:RICOH(http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/index.html)
GRllはコントラストAFでしたが、GRlllではコントラストAFと像面位相差AFを合わせた「ハイブリットAF」を採用しました。
最近のミラーレスでは主流となっているAFで、ピント合わせの速さとピント精度を両立する、とても性能が高いオートフォーカスです。
これまでのコントラストAFだけの時は、最速でもピント合わせに0.2秒かかっていました。
数字でみると十分速く見えますが、実際に使ってみるとワンテンポ遅れるような感じで、GRの弱点だったと言っていいでしょう。
しかし今回はハイブリットAFですので、公表はされていませんがミラーレスと同等になる、0.05秒とかの性能になっているのではないでしょうか?
ピント合わせが高速化したことで、さらにスナップシューターに求められる性能が上がりました。
GRlllは被写体にかなり寄れるカメラ
※画像引用元:RICOH(http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/index.html)
GRlllはコンデジ。
なので一眼レフやミラーレスのように、レンズ交換することができません。
そんな場面でも、マクロレンズとかに交換ができません。
GRllでは標準で30cm、マクロモードで10cmまで被写体に近づくことが出来ました。
これでもかなり頑張ってくれていたのですが、今回のGRlllでは標準で10cm・マクロモードで6cmまで対応!
メチャクチャ被写体に寄れるカメラになったんです。
花とかはもちろんのこと、アクセサリーの細かいディティールを撮影したい人とかにも喜ばれる改良点ですね!
超音波クリーニングなど便利な機能が良い!
※画像引用元:RICOH(http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/index.html)
新機能の1つに、センサーに付着したゴミやホコリを落としてくれる「超音波クリーニング機能」が搭載されました。
GRllではセンサーに付着するゴミが問題となっていたようで、カメラが自動でクリーニングしてくれるのは嬉しい機能ですね。
私はてっきり、カメラとレンズ一体型の方がホコリやごみの侵入が少ないと思っていましたが、案外そうでも無いみたい。
おまけに一体型なので自分で掃除することも出来ず、よほど酷くなったらメーカーに送るしかなかったようです。
一眼レフやミラーレスと違って、センサーがむき出しになることはないので、微細なゴミがカメラ内部に侵入したとしても、何万回もの振動を発生させる「超音波クリーニング機能」で、カンタンにお掃除できてしまいますね!
GRにはファインダーがありません。
なので一般的なコンデジと同じく、モニター画面を見ながら写真を撮影します。
※画像引用元:RICOH(http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/index.html)
ですが日中の屋外だと、まぶしくてモニター画面が見にくいことって結構ありますよね…。
GRlllのモニター画面は、前モデルの123万ドットから103.7万ドットへとスペックダウンしています。
しかしながら、スペック値だけでは分からない便利機能が搭載されました。
それが「アウトドアモニター」
名前のまんまですが、明るい屋外でもモニター画面が見えやすいよう輝度調整を自動でしてくれる機能です!
スマートフォンとかでも、画面の明るさを自動で調整してくれる機能がありますよね。
それと同じで、使用環境によって最適なモニターの明るさにしてくれるので、今までよりも屋外での撮影が楽になります。
そしてGRlllはスマートフォンとの連携も強化されました!
※画像引用元:RICOH(http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/index.html)
以前からWi-Fiはありましたが、今回はBluetoothにも対応。
スマホアプリ「Image Sync」を使えば、GRlllで撮影した写真をカンタンにスマートフォンへ送ることができ、SNSやブログなどへ写真をアップするのもとてもスムーズです!
GRlllは正統進化したスナップシューター
※画像引用元:RICOH(http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/index.html)
最強だの、最高だのと言葉を使うと薄っぺらく見えてしまいますよね。
でもGRlllは最強で最高のスナップシューターだよ!
APS-Cセンサーに28mm単焦点レンズの組み合わせ。
これだけでもワクワクする仕様なのに、今回のGRはさらにスナップ撮影がしやすくなりました。
GRlllはここが強化された!
- 1620万画素から2424万画素へ
- 高感度がISO102400にまで対応
- 3軸手ブレ補正(4.0段分)が新搭載
- 最短で6cmまで寄れるようになった
- AFがハイブリットAFに進化した
- カメラのサイズがさらにコンパクトに
- カメラは0.8秒で起動しすぐに撮影できる
GRllのここが残念
- 撮影可能枚数が320枚から200枚に減った
- 連写速度とシャッタースピードは変わりない
GRlllで強化された部分が多すぎますね。
前モデルでも十分に評価の高いカメラだったのに、欠点であった部分はしっかり改良され長所はさらに良くなった!
まさに正統進化と言えるスペックです。
ただ大幅なスペックアップの代償なのか、バッテリー持ちが悪化してしまいました…。
スペック値でバッテリー満タン状態から200枚撮影可能となっています。
あくまでもスペック値ですので、カメラの使い方で200枚を超える枚数を撮影することができますが、以前よりもバッテリーが無くなるのが早くなってしまっているのは変わりありません。
日常の仕様では問題はなさそうですが、旅行とかに持っていきたい方は予備バッテリーか充電器も持っていかないといけませんね。
まとめ
発売してくれた!と言う喜びと、予想以上の進化に驚いた人も多いのではないでしょうか。
正直なところ100,000円ものお金を出せるなら、SONYのα6500を買ったほうが何かと便利です。
それでもRICOH GRlllの発売がこれほど話題になるのは、GRにしかない魅力に惹かれたひとが大勢いるということ。
便利さだけが正解ではない。
それを証明してくれているのがRICOHのGRなんです。