こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
PENTAXと言えばやたら頑丈なカメラを作っていて、センサーはAPS-Cに拘って作っているメーカーでした。
フルサイズは出さないのか?
と言う声も前々からありましたが、中々開発中の噂も経ちませんでしたが、ペンタックスファン待望のフルサイズ一眼レフ「K-1」が登場しました!
注目の集まるPENTAX K-1の性能やレビュー。
またはCanonやNikonのフルサイズ一眼レフと比較して、何が優れているのかを見て行きましょう。
初めて出したと思えない高画質
※画像引用元:PENTAX(http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/)
ペンタックス初登場のフルサイズ一眼レフですが、いきなり高画素機に仕上げてきました。
有効画素数は3640万画素!
ニコンの高画素機「D810」クラスですね。
画素数が高ければトリミング耐性も上がるので、撮った後の手直しも安心して行えます。
ローパスフィルターレス仕様になっているので、フルサイズと3640万画素と相まって高い解像力を持っていて、風景写真を撮りたい方には特に向いていますね。
そして高画素なのにISO100-204800にまで対応した謎の高感度性能。
PENTAXは元々、高感度に強いカメラを作るのが得意ですが、ハッキリ言って変態スペック(笑)
高画素機は最高ISO25600~30000あれば優秀と言えるのに、桁が1つ違う2048000ですからね。
一眼レフには希少なボディ内手ブレ補正
※画像引用元:PENTAX(http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/)
PENTAX K-1にはフルサイズ一眼レフとして、世界初となるボディ内5軸手ブレ補正(5段分)が搭載されています。
ミラーレスならボディ内手ブレ補正が当たり前の様に入っているんですが、一眼レフではNikonとCanonはレンズ側に手ブレ補正を付けているため、ボディ内手ブレ補正希少な存在。
あるだけでも有難い機能なのに、5段分も補正効果があります。
望遠やマクロなど手ブレにシビアなレンズでも、楽に撮影が出来るようになりますし、高い高感度性能を持ったカメラなので、暗い場所でも手持ち撮影が可能に!
ボディに手ブレ補正が付いていれば、どんなレンズを使っても恩恵を受けられるのが良いですね。
Nikonユーザーの私からすると、とても羨ましい…
防塵防滴・-10℃耐寒ボディ
※画像引用元:PENTAX(http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/)
ペンタックスの一眼レフと言えば圧倒的な頑丈さ!
PENTAX K-1にも防塵防滴に加え、
-10℃耐寒のボディに仕上げられています。
軽量で高強度のマグネシウム合金が使われ高い耐久性を持っていますし、87箇所に施されたシーリングで水やホコリの侵入を防ぐ。
アウトドアシーンや過酷な環境で撮影する時に、このカメラが活躍するのは間違いなし!
他社のカメラと比較してみる
PENTAX初のフルサイズ一眼レフは、他のメーカーのカメラと比べてみて、どれくらいの性能を持っているんでしょうか?
表にして比較してみました!
PENTAX k-1 | Nikon D810 | Canon 5D Mark IV | |
発売日 | 2016年4月28日 | 2014年7月17日 | 2016年9月8日 |
センサーサイズ | フルサイズ | フルサイズ | フルサイズ |
画素数 | 3640万画素 | 3635万画素 | 3040万画素 |
高感度 | ISO100~204800 | ISO64~12800 | ISO100~32000 |
AF視野率 | 100% | 100% | 100% |
AF倍率 | 0.7倍 | 0.7倍 | 0.71倍 |
輝度範囲 | EV-3~18 | EV-2~19 | EV-3~18 |
シャッタースピード | 1/8000秒~30秒 | 1/8000秒~30秒 | 1/8000秒~30秒 |
連写速度 | 約4.4コマ/秒 | 約5コマ/秒 | 約7コマ/秒 |
GPS | ○ | × | ○ |
Wi-Fi | ○ | △(別売りオプション) | ○ |
Bluetooth | × | × | × |
NFC | × | × | × |
撮影可能枚数 | 約760枚 | 約1200枚 | 約900枚 |
本体サイズ |
136.5mm(幅) |
146mm(幅) 123mm(高) 81.5mm(厚) |
150.7(幅) 116.4(高さ) 75.9(奥行) |
重量 | 1010g | 980g | 890g |
実売価格 | 210,000円前後 | 240,000円前後 | 300,000円前後 |
こうやって比較してみると、やはり高感度の性能はブッチギリですね!
そして価格もお安いです!
ですが反対に弱点も浮かび上がる…。
連写速度が他に比べ約4.4コマ/秒と遅いので、連写を使って撮影しなければいけない場面ではちょっと頼りない感はある。
風景写真を撮るとすれば、PENTAX k-1はローパスフィルターも無いですし、とても向いたカメラであるのは間違いないです!
PENTAX デジタル一眼レフ K-1 ボディ 5軸5段手ぶれ補正 ローパスセレクター フルサイズフォーマット 19570
購入者のレビューはどうか?
発売してからもうすぐ2年が経とうとしていますので、レビューも多く集まっています。
その中で、良い評価と悪い評価を見てみましょう!
※レビューは価格ドットcomより引用(http://kakaku.com/)
●良いレビュー
「K-1の解像度には感動しました。3600万画素というのは、現状フルフレーム機の画素数としてとてもバランスが良いと思います」
「先日マイナス20度の哈爾浜での雪の中の撮影でもなんともなく一日過ごせました」
「36MPフルサイズCMOSセンサーは素晴らしいですね。解像力、高感度耐性、ダイナミックレンジ、諧調、色再現性、全てにおいてトップクラスの性能です」
●悪いレビュー
「何度かバッテリーが空になるまで使用しましたがK-3よりかなり減りが早いです。感覚的には2、3割の悪化」
「フルサイズでこれだけ多機能な上に剛性の高いボディなんで重くて嵩張るのは仕方無し。とは思いつつもやはり重い」
他のカメラと比べ悪いレビューがとても少ないのが印象的でした。
カメラ系の雑誌では評価があるい場合がおおいのですが、それは最近のフルサイズ一眼レフと比較されているからで、K-1自体の性能が悪いわけではないんです!
まとめ
PENTAX デジタル一眼レフ K-1 ボディ 5軸5段手ぶれ補正 ローパスセレクター フルサイズフォーマット 19570
ペンタックスユーザー待望のフルサイズ一眼ですが、初号機とはおもえない仕上がりになっていますね。
特にPENTAXの得意とする高感度性能は、3640万画素センサーでありながらISO100~204800にまで対応するモンスタースペック!
風景写真を撮るのに向いているのはもちろんのこと、夜間のスナップ撮影も手持ちで行えるのでかなり頼もしい一眼レフ。
今後はフルサイズ専用レンズのラインナップが増えることに期待したいですね!