こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!
Nikon Zマウントの単焦点レンズの中で、最も広角なレンズが「NIKKOR Z 20mm f/1.8 S」
画角は94°となっており、肉眼では見ることが出来ないワイドな世界を、写真に収めることが出来ます!
パースを効かせたダイナミックな構図も撮影出来るので、風景写真だけでなくポートレートでも需要がありますね。

NIKKOR Z 20mm f/1.8 Sの特長

※画像引用元:ニコン
レビューの前に「NIKKOR Z 20mm f/1.8 S」とはどんなレンズなのか?
特長を簡単にご紹介します!
単焦点らしい高解像度

※画像引用元:ニコン
大口径のZマウントを採用したことで、Fマウント時代のレンズに比べ、画質が大幅に良くなりました。
特に周辺部の画質が凄く、画面中央部とほぼ同等の解像力を維持します!
マルチフォーカス方式を採用しており、近景から高い解像力を発揮!
最短撮影距離の0.2m付近で撮影しても、甘くならずシャープに写せるレンズです。
もちろん絞ることで更に画質が向上するので、風景写真をメインとする方はぜひとも欲しいレンズですね。
星空撮影に適した高い点像再現性

※画像引用元:ニコン
絞り開放からサジタルコマフレアをかなり抑えているので、星の光を点として写してくれます。
星空の撮影をされる方には、非常に重要なポイントですね!
F/1.8から点で表現してくれるため、シャッタースピードを早め、ノイズが少ない写真を撮ることが出来ます!
ナノクリスタルコートを採用

※画像引用元:ニコン
Nikonお得意のナノクリスタルコートを採用。フレアやゴーストを抑え、逆光耐性の高いレンズとなっています。
余計な反射を抑えることで、透明感のある写りをするのにも一役買っていますね。
NIKKOR Z 20mm f/1.8 Sは登場時期が早かったため、後に開発されたアルネオコートを採用されていないものの、ナノクリスタルコート単体で非常に高い逆光耐性を発揮しており、逆光での撮影にも躊躇なくチャレンジ出来ます!
NIKKOR Z 20mm f/1.8 Sのレビュー
※レビューは価格.comより引用しています。
NIKKOR Z 20mm f/1.8 Sの良い評価
表現力が秀逸。11群14枚(EDレンズ3枚、非球面レンズ3枚)は、ニコン技術者の贅の限りを注いでいるだけあって、ボケが美しい。"超広角ポートレート"が撮れる。
VRは搭載されていない。ソニーの様に絞り環を復活させればシネライクな機能性の評価が上がろう。
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実は、今回再購入になります。NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sを所有していたのでドナドナしました。ここに来て、"買ってもいいな"と思えるレンズがなくなってしまった。せっかく大口径のZマウントなのに、いまさらFマウントレンズや、マウントアダプターを付けてソニーのFEレンズを買うのも、小口径のNEX/Eマウントなので同じこと。そこで気が付いたのが、Z単焦点f/1.8シリーズの再所有だった訳です。一旦は手放してしまいましたが、Z 8の登場で小型軽量高性能なZレンズが自分の中で見直されました。

腕が無くても綺麗に撮れちゃうところが素晴らしい!
星撮り用に買ったのですが、暗めの室内でもf=1.8の明るさは威力を発揮。最短撮影距離も短く、寄れるので気軽にパシャパシャ行けちゃいます。四隅の歪みもほとんど感じず、広めに撮って、あとから切り出す方が物撮りには楽でいいなと感じています。
私の場合、明るい屋外ではあまり出番がないのですが、絞って悪いことはないと思うので、風景撮りも問題なく使えると思います。
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広角は短めとの先入観からすると、全長が長く携帯性が良いとは言えないことと、前述の着脱のしにくさがあり、取り合えず持っていくという気にはなりません。目的を持って一度付けたらそのまま撮り切るのであれば、適度な重量感と操作感はさすがにS-Lineレンズと感じます。
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購入するまでは、17-28mm f=2.8のズームレンズと迷ったのですが、明るさ優先でこちらを選びました。メインの目的である星撮りだと、一旦フォーカスした後で、レンズに触れるとフォーカスが外れてしまうことがままあり、楽に撮れるという面で単焦点にしてよかったと思います。

明るいAF超広角 優秀なSレンズ
画角94°の大口径超広角単焦点レンズ。重量505g。フィルター径φ77、最大径x長さ:84.5x108.5mmと焦点距離の割りにかなり長い。最短撮影距離:0.2m、最大撮影倍率:0.19倍と近接性能は僅かにもの足りない。防塵防滴仕様、手ブレ補正無し。花形バヨネットフード(HB-95)付属。
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フルタイムマニュアルフォーカスが可能。
フォーカスリング(コントロールリング)は金属製でゴムは巻かれていない。ゴム白化という経年劣化への配慮と推察されるが、「非常に傷がつきやすい」と指摘しているレビューがある。
AFは無音で速い。「マルチフォーカス方式」はスムーズで速く気持ちが良い。
解像力は、画面中央と隅との差が少ないことが大いに評価できる。超広角レンズでは大事なことだ。
中央は絞り開放から素晴らしく、F2.8で更に向上し、F4でピークに達する。F5.6で微妙に低下するが未だに素晴らしいだ。F8でも微妙に低下するが、やはり素晴らしいだ。F11から微妙に柔らかくなり始める。隅も、開放からとても良好で、F4から素晴らしいに向上、ピークはF8、F16では少し低下する。
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周辺減光は、開放で強く、F2.8でも僅かに感じられ、F4でほぼ解消。
逆光耐性は優れている。よって、嵩張るレンズフードの携行はやめにした。
超広角レンズなのだがボケ味は良好、むしろ素晴らしいレベルだ。
LightroomでRAW現像すると、デフォルトで「色収差を除去」され「プロファイル補正を使用」される。レンズプロファイルは「カメラ設定」されていて、
色収差は感じられない。
歪曲も感じられない。
価格設定が少し高価だが、見合う性能、優秀なSレンズです。
NIKKOR Z 20mm f/1.8 Sの悪い評価
現在の所、悪い評価はありませんでした。
強いて言うなら、レンズの全長が長いと言う意見がありましたね。
確かに広角レンズにしては全長が長いので、携帯性と言う面では少し不利かも知れません。
NIKKOR Z 20mm f/1.8 S 海外の評価
NIKKOR Z 20mm f/1.8 Sの長所
・抜群のシャープネス
・フレアがない
・中央のCAがほとんどない
・適度な軽さ
・高速で静かなAF
・静かな絞り制御
・美しいボケ
・至近距離でのピント合わせ
・F1.8の明るい開放F値
・周辺減光はクリエイティブなアドバンテージになる
NIKKOR Z 20mm f/1.8 Sの短所
・高価格
・エッジCA(補正可能)
・周辺減光(補正可能)
・バレルディストーション(補正可能)
【NIKKOR Z 20mm f/1.8 Sの総評】
市場にはあらゆるメーカーの優れたレンズが数多くあり、選択に迷ってしまうほどだ。純粋な性能という点では、ニコンZレンズはまさに頂点にあり、何度も素晴らしい光学系を発表している。また、ハンドリングも非常に良い。
唯一の難点は価格だが、品質にはコストがつきものであり、コストパフォーマンスは価格だけではない。しかし、やはり品質には代償がつきものであり、コストパフォーマンスは価格だけの問題ではない。
20mmは真のウルトラワイドであり、非常にやりがいのあるクリエイティブなツールとなり得る。劇的に優れた性能と相まって、ニコンニッコールZ 20mm F1.8 Sは間違いなくエディターズチョイスだ。
※引用元:ephotozine
NIKKOR Z 20mm f/1.8 Sの公式作例
※画像引用元:ニコン
NIKKOR Z 20mm f/1.8 Sのスペック
発売日 | 2020年3月27日 |
対応マウント | Nikon Zマウント |
フルサイズ対応 | 〇 |
レンズ構成 | 11群14枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
焦点距離 | 20mm |
最短撮影距離 | 0.2m |
最大撮影倍率 | 0.19倍 |
開放F値 | F/1.8 |
画角 | 94° |
手ブレ補正 | × |
防塵 | 〇 |
防滴 | 〇 |
フィルター径 | 77mm |
本体サイズ | 84.5x108.5mm |
重量 | 505g |
実売価格 | 138,000円前後 |
NIKKOR Z 20mm f/1.8 S レビューまとめ
Nikon Zマウントで最もワイドに撮影出来る、超広角単焦点レンズ。
Zマウントの恩恵を受けて、中央部から周辺部まで非常に解像力が高く、光を点で再現できるため星空を撮影される方にもおススメですね!
レビューではこれと言って悪い評価はありませんでしたが、スペックの高さと代償になってしまった価格の高さがネックかなと思います。
開放F値がF/1.8の単焦点レンズですが、現在の価格では138,000円前後。
Fマウント時代の20mm・F/1.8の単焦点レンズが、87,000円で購入出来たことを考えると、約1.6倍も値上がりしてしまいました…。
値段はネックですがレンズの性能は素晴らしいので、20mmの画角が必要な方には非常に魅力的なレンズ!
風景・建築・星空・ポートレートを撮影される方は、ぜひチェックしてみて下さい。
"超広角ポートレート"が撮れる。