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【中判カメラクラスの描写力】SIGMAの空気まで写すと言われる「Foveonセンサー」の魅力とは?

2021年10月12日

 

こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!

 

最近のカメラは高画素化してきており、レンズも解像度の高い製品が開発され、とてもクッキリと立体感のある写真が簡単に撮れるようになってきました。

ポートレートではクッキリしすぎるのはメリットデメリットがありますが、それ以外の風景写真などでは解像力が上がるのは嬉しいことですね。

 

解像力を求めていくと、やはり高画素のフルサイズセンサーのカメラが理想。

お金がある人なら中判カメラが選択肢に入ってきます。

 

ただ両者ともに価格が非常に高くなってくるのがネック…。

 

低価格で解像力のあるカメラはないの?
そんな矛盾している悩みを解決してくれるカメラが実は存在するんです。
梅野

 

それがSIGMA「Foveonセンサー(フォビオンセンサー)」を搭載したカメラ!

 

Foveonセンサーとは?

 

Foveonセンサーの画像

シグマのカメラにしか搭載されていないFoveonセンサー

※画像引用元:SIGMA

 

Foveonセンサーとは

Foveonセンサーは垂直色分離方式の三層構造となっているセンサー。

一般的なカメラに採用されているベイヤーセンサーとは、構造が違うセンサーなんですね。

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ベイヤーセンサーは1層でRGBの3色を記録する方式で、Foveonセンサーは1層に1色で3層積層型のセンサー構造となっています。

これによって光の波長をすべて記録出来るセンサーとなっており、撮れる写真はデジタル感のない「リアル」な写真になります。

 

梅野
現在、この方式のセンサーはFoveonセンサーのみとなっており、SIGMAのカメラにしか搭載されていない唯一無二のセンサーとなっております。

 

 

デメリットは多いが圧倒的な解像力と表現力

 


※画像引用元:SIGMA

 

その圧倒的な高画質さを実現するために、多くの物を犠牲にしているFoveonセンサー。

まずはデメリットから見てみましょう。

 

Foveonセンサーのデメリット

ノイズ耐性が無いに等しい

写真1枚のデータ量が大きい

電池持ちが非常に悪い

 

ノイズ耐性が無いに等しい

Foveonセンサーは構造上、ノイズには非常に弱いです。

高感度はISO100~6400までに対応となっていますが、ISO200でも目に見えるノイズが発生するため、基本的にはISO100固定での撮影となります。

ですので、暗い場所や素早い被写体は撮りにくいですね。

 

 

写真1枚のデータ量が大きい

Foveonセンサーは三層構造ですのでデータ量は3倍となってしまいます。

一層が2000万画素の場合なら、三層で6000万画素となってしまうため、写真1枚辺りのデータ量が非常に大きくなってしまい、SDカードやパソコンのHDDを圧迫してしまいますね。

またデータが重いため連写が苦手です。

 

 

電池持ちが非常に悪い

三層構造のFoveonセンサーが大食いなのか、カメラの他の部分が悪いのかは分かりませんが、Foveonセンサーを搭載したカメラは非常にバッテリー持ちが悪いです。

ミラーレスなら仕方がないかなと思いますが、一眼レフの時代からFoveonセンサーのカメラはバッテリーがあれよあれよと減っていくため、予備バッテリーが必需品ですね。

 

 

この様に割と大きいデメリットがあるFoveonセンサーなんですが、このデメリットも仕方がないと受け入れられてしまうほどのメリットがあるんですね!

 

Foveonセンサーのメリット

超高解像度の写真が撮れる

デジタルっぽさのないリアルな色

 

Foveonセンサーのライバルは中判カメラだと言われており、この短い言葉だけで如何に高画質な写真が撮れるのかが分かりますね。

 

Foveonセンサーのサイズは「APS-C」か「APS-H」が採用されています。

フルサイズよりもサイズが小さいのに、中判カメラに迫るほどの高画質さを生み出しているんです。

 

超高解像度の写真が撮れる

まず圧巻なのが解像度の高さ。

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最新のカメラとFoveonセンサーのカメラの性能比較をしてくれているサイトを色々と見てみましたが、Foveonセンサーはとてもシャープな写りとなっており、2000万画素3000万画素辺りのフルサイズには圧勝でした。

Foveonセンサーはローパスフィルターを必要としないことと、相当画素数で言うと3000万画素から5000万画素クラス(カメラによる)ですので、解像感のある写りとなります。

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SONY α7RIVのような最新の高画素機との比較は見つけられなかったのですが、FoveonセンサーはAPSサイズのセンサーで非常に高い解像力を持っているカメラですね!

 

 

デジタルっぽさのないリアルな色

次がリアルな色の表現です。

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ベイヤーセンサーでは足りない色を、カメラがそれっぽい色で補間してくれているのですが、Foveonセンサー全面で余すことなく色の波長を記録するため、現実の色味に非常に近いです。

Foveonセンサーで撮影された写真のあとに、ベイヤーセンサーで撮影された写真を見ると、色が軽いと言うか噓っぽいというかそんな感じの印象を受けます。

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そして高い解像度とリアルな色描写が合わさると、まるでその場で実際に目で見ているような写真になるんです。

これは空気まで写すと言われる由縁なのでしょうか。

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圧倒的な臨場感というかリアルさというか。

これはまさに中判カメラで撮影された写真の描写と似ているため、「ライバルは中判カメラ」と言われている意味が分かりますね。

 

多くのデメリットを抱えつつも、低価格で中版カメラ並みの描写力が得られるFoveonセンサー。

「低価格で高い解像度」という悩みも解決してくれます。

 

 

期待されるフルサイズのFoveonセンサー

 

SIGMA fpの画像

SIGMA fpは初のフルサイズとして注目を集めたがFoveonセンサーでは無かった

※画像引用元:SIGMA

 

「APS-C」「APS-H」のサイズでこんな描写が出来るんなら、
フルサイズのFoveonセンサーになると一体どんな世界を見せてるのでしょう!?

 

これは多くの方が気になっているところですよね。
梅野

 

フルサイズのFoveonセンサーは開発が進められていましたが、致命的な欠陥があると言うことで開発は白紙になってしまいました…。

一からやり直す必要があるとのことなので、SIGMAさんがまたチャレンジしてくれるのかは不明ですが、ぜひフルサイズFoveonセンサーをお目にかかりたいものです。

 

 

Foveonセンサーが搭載されているカメラ

 

Foveonセンサーを搭載したカメラのラインナップ
※画像引用元:SIGMA

 

梅野
では現在販売されている、Foveonセンサーを搭載したカメラをご紹介します。

 

SIGMAのカメラは個性的なデザインに尖った性能をしているので「変態カメラ」なんて言われますが、その高い描写力のためコアなファンは多いです!

 

 

SIGMA sd Quattro

 

sd Quattroの画像

Foveonセンサー搭載機では現在唯一のレンズ交換式カメラ

 

SIGMA sd Quattro

SIGMA初のミラーレスとして登場。

バッテリー持ちは改善していますが、それでもすごく持つということではないので、やはり予備が必要。

 

価格は新品で78,000円前後。

中古だと50,000円台で購入することが出来ます。

 

このカメラにSIGMAのArtレンズを組み合わせれば、最高の写真が撮影出来るのでは無いでしょうか!

 

 

SIGMA sd Quattroの公式作例

 

SIGMA sd Quattroで撮影された写真

SIGMA sd Quattroで撮影された写真

SIGMA sd Quattroで撮影された写真
※画像引用元:SIGMA

 

 

SIGMA sd Quattroのスペック

発売日 2016年7月7日
タイプ ミラーレス
センサーサイズ APS-C
画素数 2950万画素
高感度 ISO100~6400
連写速度 最高3.7コマ/秒
LOWサイズ:最高4.3コマ/秒
シャッタースピード 1/4000~30秒
AF測距点 9点
液晶モニター 3型(インチ)・162万ドット
ファインダー倍率 1.1倍
ファインダー視野率 100%
撮影可能枚数 -
記録メディア SDHCカード
SDカード
SDXCカード
Wi-Fi ×
Bluetooth ×
NFC ×
本体サイズ 147(幅)x95.1(高さ)x90.8(奥行) mm
重量 625g
実売価格 74,000円前後(ボディのみ)

 

 

SIGMA dp0 Quattro

 

SIGMA dp0 Quattroの画像

 

SIGMA dp0 Quattro

レンズ固定式カメラ。

DPシリーズの中で最も広角なレンズが搭載されています。

 

焦点距離は21mm(35mm換算)の超広角レンズで、歪みのないディストーションゼロ設計。

専用設計のレンズなのでFoveonセンサーの性能を遺憾なく発揮します!

 

 

SIGMA dp0 Quattroのスペック

発売日 2015年7月10日
タイプ コンデジ
センサーサイズ APS-C
画素数 2900万画素
高感度 ISO100~6400
連写速度 4.5コマ/秒
シャッタースピード 30~1/2000 秒
AF測距点 -
液晶モニター 3型(インチ)・92万ドット
ファインダー倍率 -
ファインダー視野率 -
撮影可能枚数 200枚
記録メディア SDカード
SDHCカード
SDXCカード
Eye-Fiカード
Wi-Fi ×
Bluetooth ×
NFC ×
本体サイズ 161.4(幅)x67(高さ)x126(奥行) mm
重量 500g
実売価格 99,000円前後(ボディのみ)

 

 

SIGMA dp1 Quattro

 

SIGMA dp0 Quattroの画像

 

SIGMA dp1 Quattro

レンズ固定式カメラ。

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焦点距離は28mm(35mm換算)の広角レンズで、スナップ・テーブルフォト・ポートレート・風景とあらゆるシーンで活躍しますね。

また広すぎず狭すぎない画角なので、旅行用カメラとしても人気の画角で使いやすいと思います。

 

専用設計のレンズなのでFoveonセンサーの性能を遺憾なく発揮します!

 

 

SIGMA dp1 Quattroのスペック

発売日 2014年10月24日
タイプ コンデジ
センサーサイズ APS-C
画素数 2900万画素
高感度 ISO100~6400
連写速度 4.5コマ/秒
シャッタースピード 30~1/2000 秒
AF測距点 -
液晶モニター 3型(インチ)・92万ドット
ファインダー倍率 -
ファインダー視野率 -
撮影可能枚数 200枚
記録メディア SDカード
SDHCカード
SDXCカード
Wi-Fi ×
Bluetooth ×
NFC ×
本体サイズ 161.4(幅)x67(高さ)x87.1(奥行) mm
重量 425g
実売価格 91,000円前後(ボディのみ)

 

 

SIGMA dp2 Quattro

 

SIGMA dp2 Quattroの画像

 

SIGMA dp2 Quattro

レンズ固定式カメラ。

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焦点距離は45mm(35mm換算)の標準レンズで、一眼レフやミラーレスでも人気のある基本のレンズ。

50mmよりやや広く写る45mmなので、カメラ初心者の方でも扱いやすいと思います。

 

dp Quattroシリーズの中で一番コンパクトで、もっとも軽いモデルなので気軽に持ち歩きやすいのがグッド!

専用設計のレンズなのでFoveonセンサーの性能を遺憾なく発揮します!

 

 

SIGMA dp2 Quattroのスペック

発売日 2014年6月27日
タイプ コンデジ
センサーサイズ APS-C
画素数 2900万画素
高感度 ISO100~6400
連写速度 4.5コマ/秒
シャッタースピード 30~1/2000 秒
AF測距点 -
液晶モニター 3型(インチ)・92万ドット
ファインダー倍率 -
ファインダー視野率 -
撮影可能枚数 200枚
記録メディア SDカード
SDHCカード
SDXCカード
Wi-Fi ×
Bluetooth ×
NFC ×
本体サイズ 161.4(幅)x67(高さ)x81.6(奥行) mm
重量 410g
実売価格 81,000円前後(ボディのみ)

 

 

SIGMA dp3 Quattro

 

SIGMA dp3 Quattroの画像

 

SIGMA dp3 Quattro

レンズ固定式カメラ。

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焦点距離は75mm(35mm換算)の中望遠レンズで、いわゆる切り取るような感じで写真を撮影できます。

画面から余計な物を排除しやすい画角ですので、ポートレートやお花などの写真が撮りやすい。

 

最短撮影可能距離が22.6cmと非常に近く、マクロ撮影も得意です!

撮影倍率は1:3倍。

 

専用設計のレンズなのでFoveonセンサーの性能を遺憾なく発揮します!

 

 

SIGMA dp3 Quattroのスペック

発売日 2015年3月12日
タイプ コンデジ
センサーサイズ APS-C
画素数 2900万画素
高感度 ISO100~6400
連写速度 4.5コマ/秒
シャッタースピード 30~1/2000 秒
AF測距点 -
液晶モニター 3型(インチ)・92万ドット
ファインダー倍率 -
ファインダー視野率 -
撮影可能枚数 200枚
記録メディア SDカード
SDHCカード
SDXCカード
Wi-Fi ×
Bluetooth ×
NFC ×
本体サイズ 161.4(幅)x67(高さ)x101.8(奥行) mm
重量 465g
実売価格 100,000円前後(ボディのみ)

 

 

まとめ

 

プロ写真家をも夢中にさせるSIGMAのFoveonセンサー。

とてもリアルな描写で、特に奥行や立体感は普通のカメラとは明らかに違う写りをしてくれます。

 

Foveonセンサーを使った人は、他社メーカーの200,000円や300,000円のカメラを使っても「こんな物か…」と物足りなさを感じ、SIGMAに戻ってくる「シグマ病」を発症する人もいるほど魅力的!

 

私も欲しいカメラなんですが、知らない間に中古価格が上がっていて手が届かない感じになっていました…

「sd Quattro H」が欲しかったんですが、中古価格で120,000~130,000円ほど。

発売当時の新品が125,000円でしたので、中古価格の方が高くなっちゃってるんですね。

 

Foveonセンサーを搭載したカメラは2016年を最後に出ていませんので、そろそろ新しいFoveonセンサー搭載カメラを見てみたいですよね!

 

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2015年からカメラを始めました。使用しているカメラはNikon Z6。 ブログでは一眼レフ・ミラーレス関連の記事を更新中。 コンテスト入賞を目指してカメラライフを楽しんでいます。 詳しいプロフィールはこちら

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