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■写真が上手くなるには良い撮り方を学ぶより、1つでも多く失敗する方が上手くなる!

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こんにちは、梅野(@kerocamera_ume)です!

 

InstagramとかSNSで多くのいいね!を貰えるくらい、良い写真を撮りたいですよね。

上手くなりたい!という気持ちがはやるばかりに、気がついたらスマホやパソコンで「写真 良い撮り方」って検索しちゃいます。

私を含め、多くの一眼レフ初心者は少しでも早く写真が上手くなりたいので、良い撮り方やテクニックを学ぼうとするのですが、ネットや本で勉強しても中々腕は上がりませんよね?

初心者のうちは、実はよい方法を学ぶよりも、1つでも多く失敗写真を撮った方が上達が早いんです!

 

 

写真のテクニックはすぐには身につかない

 

写真の知識を知るのはとても良い事です。

しかし、いざそれを実践できるかと言うとそうではありませんよね。

ネットや本で色々と覚えても、撮影の時に活かせるようになるには、時間と経験が必要になってくるからです。

 

テクニックや撮影法を覚えてもあまり上達を実感しないので、さらに他のいい方法を求めてネットを徘徊します。

ハッキリと言ってこの時間はムダ!

だって、撮り方の基本は変わりませんので、どのサイトを見ても書き方は違えど同じような内容ですからね。

なので、カメラを始めたばかりのころなら基礎知識だけ覚えて、あとは写真を撮りまくった方が良いです!

 

 

1枚の失敗写真から学ぶ事は多い

 

なぜ初心者の時に撮影法やテクニックを学んでもあまり上達しないかと言うと、そもそもまともに写真が撮れていないからです。

みんなが必ずやってしまう6つの失敗例

 

・手ブレしている
・F値の設定がおかしい
・水平が取れていない
・白飛び&黒潰れしている
・ISOに頼りすぎてノイズだらけ
・ピントの位置がおかしい

 

これらはたとえハイアマチュアの写真家さんでも、初心者の時にはやってしまったはず。

 

三分割や対角線とかの構図を覚えても、基本の部分を失敗をしていては何の意味も無いわけです。

写真が上手くなりたいと思っているなら、失敗をするとそれを改善しようとするもの。

早い段階で多くの失敗をし、次はそのミスをしないように改善していくことで、写真のクオリティアップにつながるんです!

 

 

●手ブレしている

光の量が少ない夜は手ブレするもんですが、日中でもブレているなら大抵の場合、カメラの持ち方に問題があります。

片手で撮影していたり、体から離れた位置で持っているとカメラがフラフラしてしまい、手ブレが起こりやすい。

手ブレを防ぐならカメラを体の近くにグッと引き寄せて、脇をしっかりと閉めて構えましょう。

慣れるまでは窮屈だと思いますが、これがしっかりクセづくと夜間のスナップ撮影でも手ブレしにくくなります!

 

●F値の設定がおかしい

カメラを買ったばかりの頃は、F値(絞り値)の設定を忘れやすいです。

私もはじめの頃は、花を撮るときにf/1.8で背景をぼかすように撮影し、そのままf/1.8で風景写真を撮ってしまったりしていました。

背景をぼかす時は開放(f/1.4~F2.8)
全体にピントを合わせるなら絞る(f/8~f/16)にしっかりと設定しましょう!

 

●水平が取れていない

せっかくいい写真が撮れていても、傾いていては台無しです。

カメラによってはファインダーやモニターに水平器を表示させることができるので、これらの機能を使ってしっかりと水平になるよう撮影しましょう。

もし多少傾いてしまっても、画像処理ソフトで水平に直すことも出来ます!

 

●白飛び&黒潰れしている

これもF値と同じで、露出値の設定を忘れてしまうことで起こります。

日中の屋外で露出値を+側にしてしまうと白飛びしますし、薄暗いところで-側にしてしまうと黒潰れしてしまいます。

 

あとから画像処理ソフトで直す事が出来ますが、白飛びは直しようがない場合が多い。

反対に黒潰れはなんとかなる場合が多いので、レタッチすることを考えれば-0.5~-1.0に設定して、白飛びを防いでおけば失敗写真が減らせます。

慣れてきたら適正な露出値を探してみて撮影してみて下さい!

 

●ISOに頼りすぎてノイズだらけ

暗い場所でもシャッタースピードを上げられ、手ブレを防ぐのに便利なのがISOです。

ISO100なら高画質に撮れ、ISO3200・6400と数値を上げていけば、ノイズが出る代わりにシャッタースピードを早められます。

買ったばかりの状態だと「auto」になっていると思いますので、そのままで夜間に撮影すると写真がえらいことになる!

 

 

ISO100-12600まで使えるカメラの場合、autoのままで夜に撮影するとISO12600で写真を撮ることになってしまいます。

するとノイズが入るだけでなく、色もおかしいことになってしまい超不自然な写真になってしまうんですね…

 

本当であれば黒い夜空が真っ青になってしまったり、他の色がどギツイ色彩になってしまったり。

ISOを上げすぎて撮った写真は見たら一発で分かります。
それに、そこまで上げてしまうとレタッチのしようがないレベルの写真になっちゃうんですね。

レタッチの出来る最終ラインはISO6400くらいまでが限界なので、設定をautoからISO上限6400に変更しておきましょう!

 

●ピントの位置がおかしい

昔の手動でピントを合わせるマニュアルフォーカスと違って、今のカメラは自動でピントを合わせてくれるオートフォーカスが主流。

オートフォーカスの登場で、カメラ素人でも簡単にピント合わせが出来るようになりましたが、その分ピント合わせが雑になりやすくなりました。

私の嫁さんが撮影しているのを見ていても。

「ピピっガシャ」
「ピピっガシャ」

と、ピントを合わせてから撮るのが早いんですね。

どこにピントがあったのか確認していないと思います。

 

事実、家に帰ってきてからパソコンのモニターで写真を見てみると、ビミョーにピント位置がズレてたり、被写体じゃなくて後ろの木とかにピントを合わせてしまってたりするんですね(笑)

ピピっとピントが合った音がしても、どこに合ったのかしっかりと確認するようにしましょう!

 

まとめ

6つの失敗例を出しましたが、これは誰でもやってしまうミスで失敗を繰り返すことで自然と改善されていきます。

この6つのポイントは基礎中の基礎なので、まずこれらをしっかりと出来るようになってから、面白い構図や撮影テクニックにチャレンジしてみて下さい。

 

なんで基礎を大事にしろと言うのかと言うと、Instagramとか写真投稿SNSを見ているとき。

構図とかは凄い良い写真なのに基礎的なところが出来てなくて、非常にもったいない写真が多いなぁと感じたからです。

手前のまだ青さが残る海の先に、沈もうとしている夕日。
これを2分割構図で撮影していて、素敵な写真があったのですが、二分割構図なのに肝心の水平が取れてなかったり。

満月を見上げるようにイチョウ並木のシンメトリー構図で撮影された、とても良い写真になるはずなのにISO上げすぎてて(多分12600くらい)、夜空が明るめの紺色に他の色彩も潰れてました。

これも三脚を使ってISOを低めで撮っていれば、フォトコンテストで入賞出来るレベルの写真だったのに非常にもったいないなと感じましたね…

 

悪く言ってしまうと、構図とかテクニックは知っているのに、基礎が出来てないのが丸分かりになってしまいます。

基礎が出来ていないとテクニックも活かしきれないわけですね。

 

なので「写真が上手くなりたい」とはやる気持ちを抑えて、基礎からじっくりと固めていきましょう!

そのためには失敗しまくることも欠かせません!

 

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